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TVボードからリビングボードへ。 | オーダー家具

TVボードからリビングボードへ。

BasisオリジナルTVボードに、別注で内引出しを追加しました。 DVDソフトだけでなく、文房具や書類などリビングで置き場に困ってしまういろいろな小物も効率よく収納したいとのご要望から、右上の引出を浅くして内引出を追加しています。 もともとDVDソフトサイズに合わせた深さの引出しを2つに分割しているため、特に内引出しはとても浅くなりますが、かえってこれぐらいの深さの方が文房具や書類を仕舞うのにとてもちょうど良さそうです。 10年ぐらい前までは、TVボードにCDやらDVDをたくさん収納するケースが多かったけど、今は音楽も映像もネット配信がスタンダードです。 ハードディスク内蔵型TVもどんどん増えているなか、TVボードも「AV機器周辺のために収納」というよりは「リビング全体の収納」が求められるようになって、いつしか呼び名も「TVボード」から「リビングボード」みたいな感じに変わっていくのかもしれません。

「上手い」と「良い」について。 | いろいろ

「上手い」と「良い」について。

以前製作させていただいたオーダーキッチンの納品撮影の帰り道、フォトグラファーの車に乗せてもらってお店まで戻る道中、久しぶりにゆっくりお話を聞く機会がありました。 いくつかのお話の中で特に印象に残ったのが、「上手い」と「良い」の違いについて。 例えば、写真の場合、技術的に素晴らしい、いわゆる「上手い」写真はたくさんあって、また練習すればある程度のレベルまでは誰にでも撮ることはできるかもしれないけど、その写真が「良い」写真かというと、必ずしもイコールではない。 反対に、カメラの使い方もよく分かっていない子供が何気なく撮った写真が、とても「良い」写真になることも多々あるみたいで、そのあたりの感覚は、写真以外の世界でもきっとあるんじゃないか、とのお話でした。 なんだか、すごくわかる気がします。 技術的に難しい加工がたくさん施された「上手さ」も大切ですが、伝えたいことをシンプルに伝える「良さ」について、もっと向き合っていきたいと思います。

東京都現代美術館。 | いろいろ

東京都現代美術館。

すごく久しぶりに東京都現代美術館に行ってきました。そういえば、一昨年の春にリニューアルしてから初めての訪問です。 主にシナベニヤで製作された施設内の什器は、ブルーボトルコーヒーなどで有名な建築家・長坂常さんによるデザイン。 シナベニヤどうしを1mm〜1.5mm程度空かして貼るだけで、なんというか、全体の雰囲気がとても上質な感じに仕上がっています。 気にしないと見過ごしてしまいそうな、とても小さなこだわりだけど、シンプルなデザインには、このようなディテールがすごく効果的だと思います。 今回もとても良い勉強になりました。

シンプルなベンチシート。 | オーダー家具

シンプルなベンチシート。

  シンプルで便利なベンチシートを、住宅のダイニングルームにつくりました。 お客様からは、「子供の友達がたくさん遊びにきてもしっかり座れて食事できるように、ファミレスにあるようなベンチシートが欲しい。」とのリクエスト。 ただ、住宅のダイニングルームにファミレスにあるような足元が箱型のベンチシートを置くと、とてものっぺりした印象になるので、足元はシンプルに厚めの板を下駄のように組むことで、コストを抑えつつなるべく軽やかに見えるようにしてみました。 また、コーナーをアール形状にしているのもポイント。部分的に曲線を使うだけで、ゆったりとした雰囲気になります。それに、直角に比べてコーナーに座りやすくなるのも良いところです。 張地は、汚れに強いビニールレザーをセレクト。ベンチシートの場合、ソファのようにカバーを取り外すことが難しいため、特に小さなお子様がいらっしゃる場合は、ファブリックよりもビニールレザーの方が良いと思います。特に最近は、ファブリックのような質感のビニールレザーがとても増えたので、とても選びやすくなった気がします。

Product=Basis×You | Basisについて

Product=Basis×You

ぼくたちが提案するオーダーキッチンやオーダー家具は、お客様の個性や想いをもとに、Basisらしいシンプルなデザインを掛け合わせることで生まれます。 数式で表すなら、こんなカンジ。P(Product)=B(Basis)×Y(You) ポイントは、足し算ではなく、掛け算であること。つまり、僕たちBasisのモノづくりとお客様の想いを掛け合わせることで、想像以上のオーダーキッチンやオーダー家具をつくることができるのかなって思います。 だから、より良い製品をお届けするためには、 B→もっともっとたくさん勉強して、Basisの提案力を高めていく。Y→お客様自身が気づいていないかもしれない、深いところにある想いや個性を少しでもたくさん見つけられるよう、もっともっと丁寧にお話を伺う。 この2つのことがとても大切なのかなって。 最近ふとしたとき、そんなことをよく考えています。

引戸の見せ方。 | オーダー家具

引戸の見せ方。

  ナラ材とマットホワイトのツートーンカラーによる、3枚引戸のキャビネットです。 引戸の良いところは、開き扉と異なり、開けっ放しでも通路の邪魔にならないところ。特にダイニングテーブルの近くに収納が欲しいときは、椅子の邪魔にならずにモノを出し入れしやすいので、引戸タイプのキャビネットがオススメです。 その反面、デメリットというわけでもありませんが、引戸という構造上、戸が前後するので前面がキレイに揃わないのが、少しもどかしいところです。 そこで、今回は「面が揃わない」という弱点を利用して、外枠をさらに前に出しながら傾斜をつけたり、反対に引手は掘り込むなど、うるさく感じられない範囲で全体に凹凸感をつけてみました。 最近はすっかり扉がメインになっていますが、引戸はとても使い勝手が良いので、これからも引戸の可能性を探っていきたいと思います。

子供たちが集うためのローテーブル | オーダー家具

子供たちが集うためのローテーブル

「お子様のお友達が遊びにきた時に、たくさん座れように。」とのオーダーから製作した、2つのパーツの組み合わせによるローテーブルです。 カタチがシンプルな分、インテリアの要素を取り入れながら、ツートーンカラーで少しアクセントをつけてみました。 コの字型は、天然木突板をベースに、フローリングの色に合わせて着色塗装。 L型はTVボードのブラックを基準に、汚れや傷が目立ちにくいようにブラックよりワントーン明るいダークグレー色のメラミン化粧板を採用。傷に強いメラミンなので、お子様がテーブルの上でガシガシおもちゃで遊んでも大丈夫です。 L字に組み合わせてもいいし、横一列で長く使うのもよし。部屋を広く使いたいときは、ぴったり重ねてコンパクトに。 シンプルなデザインなので、積み木のように、いろいろなレイアウトが楽しめると思います。

2021年。 | いろいろ

2021年。

あけましておめでとうございます。 みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。 我が家の今年の正月は、夫婦お互いの実家にも帰省せず、毎日近くの公園で子供たちとたくさん遊び、たくさんご飯を食べて、たくさん寝て。糸井重里さんの名コピー「くうねるあそぶ。」を体現したような日々でした。そういえば、今年はとても凧揚げをしている人が多かった気がします。 空いた時間に、いままでパソコンにストックしていたキッチンや家具の参考画像を整理していたところ、不思議なもので、同じ写真を何度も見ているはずなのに、それぞれまた新しい発見があるんです。 小説や映画と同じように、キッチンや家具も、名作はたくさんのことを教えてくれて、たくさんのことを問いかけてくれます。 おかげで、あらためてデザインとゆっくり向き合うことができ、これからの提案に生かしていきたいと思います。 それでは、本年もどうぞよろしくお願い申しげます。

細く。深く。永く。 | Basisについて

細く。深く。永く。

2020年も残すところ、あとわずかになりました。 まずは、今年一年Basisを見つけてくださった全ての方へ、本当にありがとうございます。おかげさまで、無事年越しを迎えることができそうです。 今年は秋にホームページを全面リニューアルしたこともあり、Basisが大切にしていること、デザインのこと、これから進もうとしている方向、など。例年以上に、Basisと向き合う時間がとても長かったような気がします。 ぼくたちBasisが一番大切にしていること。それは、「お客さまと一緒にモノづくりをすること」です。 キレイなデザインや、高いクオリティのキッチンや家具は、スマホひとつで簡単に見つかるようになりました。 もう、デザインやクオリティは、良くて当たり前の時代かもしれません。 そのことを踏まえた上で。。 「お客様と一緒にモノづくりをすること」を大切にしている、2つの大きな理由があります。 まず、お客様と一緒に悩んで、一緒に考えた末に出来上がった製品には、お客様の想いがたくさん詰まっています。そして、想いの量が多いほど、製品に対する愛着も深くなり、ずっと使い続けていただけるのではないかと思うのです。これが一つ目の理由です。 そして二つ目の理由は、Basisからの一方的なデザインではなく、Basisの得意とするシンプルなデザインに、お客様ならではのエッセンスを掛け合わせることで、とてもパーソナルなキッチンや家具が生まれるからです。これはオーダー専門だからこそ、実現できることだと思います。 ぼくたちは、メンバー2人だけの小さな小さなメーカーですが、小さいからこそできることを、もっともっと一生懸命考えて、一つ一つカタチにしていきたいと思います。 「細く。深く。永く。」 Basisが成長していけるように。 それでは、どうか良いお年をお迎えください。 来年も、Basisをよろしくお願い申し上げます。 廣田 耕人

便利さより、美しさ。 | いろいろ

便利さより、美しさ。

打合せの帰り道に偶然見つけたオープンシェルフ。 一般的に、シェルフは効率よくモノを収納するために設計するため、間仕切板をつけて本などを立て掛けられるようにしたり、棚板どうしの高さをしっかり確保するように設計します。 その点、このシェルフは、間仕切り板がなく、また棚板どうしの高さも低いため、収納したりディスプレイするモノが限定され、少し使いにくい印象があります。 ただ、使い勝手は別として、格子が斜めに影を落とす感じや、棚板のリズミカルなレイアウトがとてもキレイで、思わず一目惚れしてしまいました。 収納の便利さより、まず家具としての美しさを優先させた意図がすごく伝わってきます。 本当に素敵なシェルフでした。

パズルのようなカウンター収納。 | オーダー家具

パズルのようなカウンター収納。

既製品のシステムキッチンに合わせて製作したカウンター収納です。 見た目ではあまり分かりませんが、今回のように既製品と横並びでつなげる場合は、プラン段階からいろいろと細かい調整が必要で、単体で設置するときの3倍くらい手間がかかるんです。。 キッチン側のオープン棚には普段あまり使わない家電を置いて、その隣の扉にはペットボトルのストック場所に。左側面のオープン棚は子供たちのランドセルや道具など大きめなモノを収納予定。正面のブックスタンドは片面のみ隠し扉にして、内部をストックスペースにしています。 プラン段階から奥様が念入りに収納計画をしていただいたおかげで、収納するモノに合わせてオープン収納とクローズ収納(引出しや扉)を使い分けたり、それぞれの内寸を細かく調整するなど、無駄がなく、とても収納効率の良い家具ができました。

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