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2019年4月

名作椅子とともに。 | オーダー家具

名作椅子とともに。

お引越しされたばっかりの新居に、Basisのオリジナルダイニングテーブルを納品させていただきました。 Basisオリジナルダイニングテーブルの特徴は、なんといっても38mm厚の天板だと思います。それだけで十分個性が出るので、フォルムはシンプルに、ディテールを大切にしながら脚とのバランスを整えています。 椅子は、北欧の巨匠ボーエ・モーエンセンデザインの名作「J39」や、深澤直人さんの「HIROSHIMA」など、白木系を中心に、お客様のお好みでランダムにコーディネート。 テーブルが声高に主張しないので、椅子それぞれのデザインがとてもよく引き立ちます。 それにしても、名作椅子たちはどれも本当に美しいです。 そんな名作椅子たちの邪魔にならなくて、内心とてもホッとしました。 しっかりとオイルメンテナンスを施してあげれば、何十年も元気に活躍すると思うので、これから末長く名作椅子たちと仲良く活躍してほしいと思います。  

個性的な突板たち。 | いろいろ

個性的な突板たち。

左から、サテンウォールナット、レオ、ストラッセ(ガムウッド)、ゼブラウッド、トリフビーチ、オリーブ、ファムドチェリー。 現在進めているオーダーキッチンに使用する突板のサンプルたちです。 今回、インテリアがとてもシンプルで、かつキッチンサイズがW3400mmと面積が大きいため、少し特徴のある樹種で空間にアクセントをつけたいとのリクエストがあり、特殊な突板を得意とされているいくつかのメーカーから、サンプルを集めてみました。 そういえば、よくよく考えてみると、Basisのオーダーキッチンはとてもシンプルなデザインが多いので、実はこのような特徴のある樹種はダイレクトに表情が伝わる分、とても相性がいいのかもしれません。 早速お客様に見ていただいて、2つほど候補が絞られましたが、木目が特徴的な分、サンプルサイズだと全体像がいまいち掴みづらいため、後日大判サイズを取り寄せて、改めて表情を比較してみたいと思います。

カラー水栓という選択。 | いろいろ

カラー水栓という選択。

ドイツの水栓器具メーカー、GROHE(グローエ)。 シンプルなデザイン、クロームメッキの優れた質感、それでいて価格も抑え目で、Basisでもよく提案させていただいています。 そのグローエから、定番の「ESSENCE」シリーズに新たなカラーが追加されました。 追加されたカラーは、真鍮系の「クールサンライズ」と、スチール黒皮系の「ハードグラファイト」の2色。 キッチンのハンドルやソファ脚などの金物に、ここ数年真鍮やスチール黒皮がとても増えていて、どうやら水栓器具にもその流れがきているみたいです。 個人的には、「ハードグラファイト」のマット仕上げがすごくいい感じで、少し水垢が目立たないか気になるものの、今まで白いボウルとシルバーの水栓器具の組み合わせが一般的だった洗面まわりの雰囲気を一新させる力があると思います。 今後、コッパー色も追加される予定。これもまたすごくいいんです! 表参道にショールームがあるので、気になる方はぜひ実物をご覧になってみてください。 グローエショールームhttps://www.grohe.co.jp/company/showroom/ 先日参加させていただいたキッチンセミナーでもテーマに上がっていましたが、数年後にはカラー水栓という選択肢がスタンダードになる可能性が高いので、グローエをはじめ、各メーカーのこれからの展開がとても楽しみです。

自由な家具。 | オーダー家具

自由な家具。

ウォールナット無垢材をフレーム組みにして、フロストガラスを落とし込んだだけの、とてもシンプルなTVボード。 このシェルフ型の家具はとても便利で、TVとデッキを置けばTVボードに、グリーンや小物、本などを並べればリビングシェルフに様変わり。 構造がシンプルであればあるほど、たくさんの可能性が生まれます。 そして、可能性が多いほど、年を重ねるごとに用途を変えながら、ずっと永く使っていただける気がします。 もはや、呼び名はたいした意味もなく、ただ「自由な家具」であること。 そんな、自由なオーダー家具を提案できるように、もっともっとがんばります。

ステンレス天板の工夫。 | オーダーキッチン

ステンレス天板の工夫。

シンクと加熱機器が別々になっているⅡ型タイプのオーダーキッチン。 ステンレス天板をできるだけ薄く見せたい場合、3〜5mmほどの厚みのステンレス無垢材を使用しますが、無垢材ならではの重厚感が感じられる反面、コストが跳ね上がってしまうのが辛いところです。 そこで、1.2mm厚のステンレスを特殊な技術でピン角に曲げることで、コストを抑えつつステンレスを薄くキレイに見せることができます。ちなみに曲げの場合、最小6.5mm厚で製作可能です。 収納部分は天板の厚みに合わせて側板のディテールを調整し、床面に最小限の目地を設けて、全体のバランスを整えます。ほんのささいなことだけど、ひとつひとつのディテールをしっかり詰めておくと、シンプルなフォルムに程よい緊張感が加えられて、ピシッと締まる気がします。 ここ最近のBasisのデザインテーマである「シンプル&ソリッド」を踏襲したオーダーキッチンのご提案です。

建築の現場。 | いろいろ

建築の現場。

来月から製作スタートのオーダーキッチンの先行配管用墨出しのために、久しぶりの鎌倉へ。 今回設置場所が1階のため、まだサッシなどが取り付けられる前の早い段階での墨出です。前日に雨が降ったため、びしょびしょの床で行う作業はなかなか大変。。 現場にある木材を定規がわりに、床下地のベニヤに直接線を引いて、図面をもとに油性マジックで配管の位置に記をつけていきます。 納品取付作業はもちろんのこと、墨出など現場で行う作業は、普段パソコンの画面とにらめっこしながら描いている縮小図面が原寸でリアルに体感できるので、プランすることと同じくらい、現場で行う作業も楽しいのです。 こちらの物件は、ロケーションが鎌倉の山間にあるので、キッチンに備え付けられた窓越しから四季折々の風景を眺めることができそうです。 帰り道に、ひさしぶりのそば処「ちくあん」へ。 葉山に拠点を構えていた頃、何度も通っていた大好きなお蕎麦屋さんです。 更科系がお好きな方は、車で鎌倉にお越しの際はぜひ! ちくあんhttps://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14000587/  

6年間のパートナー。 | プライベート

6年間のパートナー。

先日、妻から「そろそろ、ナツ(長男)のランドセル探しにいかない?」との話がありました。 え、まだ4月になったばかりのに、もう? 話を詳しく聞いてみると、どうやら人気のランドセルは予約販売で早々に売り切れになるみたいで、購入する時期が年々早まっているみたいです。 そういえば、ぼくが子供のころはどうだったんだろう。。 なにはともあれ、いきなりナツをつれていくと、見るもの全部これがいい!となること間違いないので、まずは夫婦だけでショールーム巡りをしてきました。 下見に訪れた2つのメーカーは、どちらも「工房系」と呼ばれる、職人による手作りをモットーにしているメーカーです。 創業120年の「黒川革工房」と、創業55年の「土屋鞄製造所」。 製品へのアプローチやショールームの雰囲気などから、なんとなく「伝統の黒川革工房」と「革新の土屋鞄製造所」みたいな印象を受けました。勝手にネーミングをつけてしまいスミマセン。。 たぶん、このレベルになると製品のクオリティは甲乙つけがたくて、最終的には「ブランドイメージ」で決める人が多いのかな、と思ったりして。その意味では、製品以上に、ショールームやホームページ、カタログの影響は絶大です。 実際、どちらも魅力的な要素がたくさんあって、何でも即決することが多い僕でも、この日に決めることはできませんでした。 正直、「ナツは男の子だし、いいの買ってもどうせブンブン地面に投げまくるんだろうなあ。」って思いながらも、小学校6年間の大切な時間をずっと一緒に過ごしてくれるパートナーだと思うと、自分のモノを買う以上に、ついついいろいろ考えてしまうものです。 どちらかメーカーが決まったら、今度ナツを連れて色を選んでもらおうと思います。

ソファの中身。 | いろいろ

ソファの中身。

テトリスのように積み上がっているものは、今製作を進めている旅館の客室で使う一人掛け用ソファの木枠です。 ソファのカタチにもよりますが、まずベースとなる木枠をつくって硬めのウレタンを圧着し、その周りにさらに仕上がりのフォルムに合わせて柔らかいウレタンを付け足して、最後にカバーを被せるのが、一般的なソファの作り方。 あとは座り心地に合わせて座面の下にスプリングを仕込むなど、外から見えないところで座り心地を調整し、それによってコストも変動します。 よく、見た目が同じようなソファでも座り心地や金額が大きく異なるので不思議に思うことがあるかと思いますが、理由の一つはこの内部構造で、海外の老舗メーカーは木部に合板ではなくしっかりとした無垢材を使用したり、コスト重視の量産型ソファはスプリングを使用せずにもっとシンプルな構造だったりします。また、最近ではモールド製法といって、型に特殊な液体を入れて一体成型することで、スプリング以上に高い座り心地を兼ね備えたソファも増えてきました。 このように、ざっくりでも内部構造の仕組みを知っておくと、ソファを選ぶときに役にたつと思います。

素敵な天板。 | いろいろ

素敵な天板。

この春、うちの近所にベイクルーズがベーカリーレストランをつくったとのことで、先日ランチしてきました。 さすがベイクルーズ。内装が素敵なのはもちろんのこと、エメラルドグリーンの化粧板と木フレームの天板がめちゃくちゃいい感じで、とても良い参考になります。 ただ、このエメラルドグリーンの化粧板が、一般的なメラミン化粧板に比べて、表面が少し柔らかくてなめらかな質感なのです。 ぼくはてっきり、ここ最近流行り始めているイタリアメーカーのFENIXかと思ったのですが、調べてみると、この色品番が見当たらず、どうやらFENIXでは無さそうです。 ちなみに、FENIXは一般的なメラミンに比べてソフトな質感、指紋レス、低い光反射率など、とても意匠性に優れた化粧板で、これから住宅インテリアでも採用が増えてくると思います。FENIX NTMhttp://www.kobayashi-ind.com/FENIX/about.html エメラルドグリーンがとても気になるので、ちょっと探してみます。

直感力。 | いろいろ

直感力。

今年の2月にオーダーキッチンを納品させていただきました住宅が無事引き渡しを終え、お引っ越し前に撮影させていただきました。 いままではほとんど写真初心者のぼくが撮影していましたが、去年から少しずつプロのフォトグラファーにお願いするようにしています。 しっかりと三脚立てて、一眼レフを使えば、ぼくのような初心者でも最低限レベルの写真を撮ることはできるけど、プロの写真と比べると違いは歴然。 撮影に立ち会っていて一番感じる違いは、アングル(構図)の判断スピード。 撮影対象となるオーダーキッチンとインテリアの関係性を読み取りながら、製作者(ぼく)が伝えたい画を素早く汲み取って、どんどんシャッターを切っていく。 この「スピード感」が、とても大事だと思います。 つまり、時間をかければかけただけいい写真が撮れる、ということは決してなく、逆に迷いがたくさん生まれて伝わりにくい画になってしまう。 早く、的確に判断する。 つまり、直感力を大切にする。 直感力は、今まで蓄積してきた知識の量と、そこから導き出される判断力の総合。 そして、センスも直感力と同じようなモノではないかと思います。      

色が上手に使えるように。 | いろいろ

色が上手に使えるように。

先週、久しぶりに新宿のコンランショップに行ってきました。 コンランショップは、自分がインテリアの世界に興味を持つことになったきっかけの場所。 初めて訪れたのが大学生になったばかりの頃だから、かれこれ22年ほど経ちますが、いつ訪れても必ず新しいセンスに出会える場所です。 コンランショップの特徴は、なんといってカラーコーディネートだと、個人的には思っています。 素材感たっぷりのシンプルな家具に、個性豊かなディスプレイ。 これらだけでも十分素敵なのに、さらに壁面にもニュアンス系からビビット系まで、様々なカラーを合わせてくる。 しかも、一歩間違えればきわどい感じになってしまいそうなところを、絶妙な配色でまとめてしまう。 このセンスは、何度通っても自分にはなかなか真似できません。 だから、コンランショップにいくのが、いまだにとても楽しいのです。

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