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オーダーキッチン

ブラックキッチン

ブラックキッチン。

  意外にも、天板以外全てブラックで統一したキッチンは初めての製作でした。 完成したキッチンを眺めていると、ストイックで隙がなく、思わず背筋が伸びる感じ。 まさに男性が一度は憧れる世界観です。 ブラック色は傷や油汚れが目立ちやすいため、素材選びも慎重に検討する必要があります。 見た目だけならエナメル塗装がおすすめだけど、日々のお手入れや後々生じるかもしれない傷のことを考えると、エナメル塗装を選択するのはかなり躊躇します。 なによりも、納品した時が一番綺麗な状態で、それからだんだん傷などが目立ってくるのは、キッチンメーカーとして本当に寂しいところ。 もちろん、ブラック単色の場合、天然木みたいな経年変化を楽しむことが難しいけど、日常的な汚れや小さな傷を気にせず安心して永くお使いいただけるよう、素材はメラミン化粧板の中でも一番汚れや傷に強いシリーズをセレクトしました。 天板はステンレスのバイブレーションに。 ハンドルや水栓もカラーを合わせて、アクセントではなく、あくまで主役のブラックを引き立たせるためのスパイスに徹しています。 セラミックなどのブラック天板を合わせても抜群にかっこいいけど、このぐらい少し抜け感があった方が個人的にはちょうどいい気がします。 設備機器は冷蔵庫や洗濯機も含めて全てビルトインで統一。 変形コの字型レイアウトならでの無駄の無い作業導線で、まさに都市に住む男のキッチンって感じ。 いやぁ、ほんとうに一切無駄がありません。 正直、ブラックのキッチンはほんとうにに大丈夫かなぁと少し心配しましたが、まったくの杞憂でした。 ブラックキッチン、すごくいいですよ。

造作ソファ

LDKの家具たちを見直す。

  去年、自宅をリノベーションするときに妻といろいろ悩んだのが、「リビングにソファを置くか問題」。 いままでの代表的なLDKの家具コーディネートといえば、キッチンの近くにダイニングテーブルを配置して、リビングにはソファとコーヒーテーブル、そして壁沿いにTVボードを設置する感じ。 とてもゆったりした広さがあればあまり気にならないけど、うちのような限られたスペースで家具をフルセットで配置しようとすると、空間がぎゅうぎゅうになって、ちょっと息苦しい感じになるんです。 そこで最近都心のお家を中心に増えているレイアウトが2つあって、1つ目はうちのように思い切ってソファを置くのをやめるケース。 ソファをやめたことで空いたスペースに大きめのラグを敷いて、クッションなどを置くことで、家族それぞれ床にごろごろしながらくつろぐスタイル。 もう一つが今回ご紹介するソファベンチみたいに、ダイニングチェアのかわりにソファベンチを造作でつくるケース。 ダイニングテーブルで食事をするだけでなく、リラックスしながらTVを見たり、もちろんベンチでお昼寝もOK。 つまり、ダイニングテーブルが生活の中心になる。 また、このソファベンチはさらにカップボードの機能をもたせることで、キッチンとの導線にゆとりをもたせながら、LDKにたくさんの余白をつくることができます。 置家具どうしをまとめて一つの島にする、オーダー家具ならではの解決方法です。 最近、「空間の余白」を意識することで、広さに関係なくゆったりした空気の流れる、とても心地よいお部屋になるのかなぁって思っています。 もしいまのお家のLDKに手狭感を感じている方は、一度家具の断捨離を検討するのもおすすめです。

天然木オーダーキッチン

シンクと水栓器具の関係性を変える。

  シンクと水栓器具の関係性を変える。 いままで水栓器具はシンク正面に配置するのが基本でしたが、お客様からのご要望でシンク正面ではなく、横に配置すると、コンパクトなアイランドキッチンのポテンシャルが一気に高まりました。 奥行きが800mmなので、向かい合って使うにもちょうど良い距離感で、実際めちゃめちゃ便利だと思います。 ぼく自身、水栓器具の位置を横に配置するのがはじめての試みで、とても勉強になりました。 正面は収納なしのフィックス仕様で、表面に角材をつけることでアクセントをつけています。 また、引出の取手は全て真鍮製。天然木同様、年月が経つごとに深みのある表情に変わります。 お客様との対話から生まれた、お客様ならではのオーダーキッチンです。

天然木オーダーキッチン

オリーブグリーン色のキッチン。

  はじめて天然木をオリーブグリーン色に着色したオーダーキッチンを製作しました。 きっかけは、お客様から見せていただいた一枚のキッチン事例写真。 おそらく海外で製作されたと思われるそのキッチンは、ベージュ色の天板に深みのある落ち着いたグリーン色に着色された天然木の組み合わせで、なんとも絶妙な配色にぼくも一目で惹かれました。 製作するにあたり、ベースとなる樹種は、着色するのにとても相性の良いホワイトオーク材を選定。 また、グリーン色に負けないような木の表情を出すために、木目は適度に年輪模様の入った板目ランダムにしています。 何度か塗装サンプルをつくりながらお客様の理想のオリーブグリーン色を探していく作業は、オーダーキッチンならではの醍醐味だと思います。 また、天板はオリーブグリーン色と馴染みのよいシーザーストーンの「shitake」を選択。 シンクや水栓も天板のトーンに合わせてブロンズ系の色で揃えると、キッチン全体の雰囲気にグッと深みがでてきます。 形はとてもシンプルですが、とても個性的な雰囲気のキッチンが出来上がりました。   □設備機器リスト ハイブリッドコンロ:クリナップ ZHARL7R17AGK レンジフード:アリアフィーナ SBAR-903 食器洗浄機:リンナイ RKW-F402CM4A-SV アンダーシンク:トヨウラN760ZWT-CBBR 水栓器具:デルタ 9159T-CZ-DST

キッチンリフォーム

キッチンに住む。

  料理が大好きな奥様とお子様が、2人並んでもお互いの作業場所を気にせず、自由に料理を楽しめるように作ったアイランドキッチンです。 アイランドキッチンというと、基本的に対面(2面)仕様となりますが、このキッチンはすべての面で収納できるようにプランされています。 また、天板の高さは、シンクまわりは洗い物がしやすいように高めに設定し、コンロまわりは鍋などの大きめな調理器具が使いやすくなるよう低めに設定。 一つのキッチンの中で高低差がうまれることで、空間の中でとても心地よいリズムが感じられる気がします。 キッチンと合わせて製作した背面のカップボードやサイドのキャビネットも合わせると、収納量もたっぷり確保。 まさに「キッチンに住む」を体現したような、とても素敵なキッチン空間になりました。

キッチンリフォーム

自宅のリノベーション〜キッチン天板のこと。

  自宅のリノベーション〜キッチンの天板選びについて。 ステンレス、クォーツストーン、セラミックなど、キッチン天板にはいろいろな選択肢があって、それぞれ長所と短所があり、キッチン全体の雰囲気にも大きく影響するため、天板選びってすごく迷うことが多いと思います。 その際は、まず何を最優先にしたいのか決めると、だいぶ選択肢が絞られてきます。 今回、自宅のキッチン天板を検討するにあたって最優先にしたことは、「傷に強く、汚れや染みがつきにくく、とにかく気にせずガシガシ使える素材。」 特にアイランドタイプはとても目立つので、できるだけメンテナンスフリーが理想です。 となると、選択肢としてはクォーツストーンかセラミックいずれかが候補になりますが、個人的な好みもあり、最終的には落ち着いた雰囲気のクォーツストーンを選びました。 クォーツストーンは、主にイスラエルの「シーザーストーン」と、スペインの「サイルストーン」が有名。 お国柄もあり、シーザーストーンは全体的に落ち着いた色彩や柄が特徴的で、サイルストーンは個性的な色彩や大胆な大柄模様が特徴的です。 ちなみに、性能面ではほぼ同じぐらい。 そのため、基本的にはお部屋全体の雰囲気に合わせて見た目でお選びすることが多いと思います。 自宅では、予算と好みのテイストでシーザーストーンの「#4130 Clamshell」を選択。 ライドグレーを基本に、主張控えめな石目柄が特徴です。 シーザーストーン https://www.comforthousing.co.jp/brand/caesarstone/index.html サイルストーン https://www.cosentino.com/ja-jp/silestone/ ちなみに、今年の春にイタリアで開催されたキッチン関係の世界的な展示会「EuroCucina」では、圧倒的にセラミック天板での新作展示が多かったみたいです。

コーナーキッチンの基本形。 | オーダーキッチン

コーナーキッチンの基本形。

  L型キッチンとアイランドカウンターを組み合わせたスタンダードなオーダーキッチンです。 キッチンスペースが正方形に近い場合、L型+アイランドのレイアウトがとてもしっくりくる気がします。 動線に行き止まりがなく、キッチンまわりを回遊できるので、家族で料理することが多い方や、ゲストを招いてホームパーティーをする機会が多い方にとてもオススメなキッチンレイアウトです。 また、キッチンにパントリースペースがとれない場合、今回のようにコンロ横にトール収納を配置すると、比較的収納量をカバーすることができます。 面材はマットホワイトのエナメル塗装をベースに、アイランドカウンターの腰部分にアクセントでフローリングと同じチーク材を取り入れています。 アクセントが目的なので、もっと目を引く個性的な樹種をもってくる方法もありますが、今回のようにキッチンスペースに隣接している床材がフローリングの場合、同じ空間に見えてくる天然木の樹種をなるべく一つにまとめた方が、落ち着きのある上質な雰囲気になる気がします。

キッチンリフォーム

自宅のリノベーション〜食器洗浄機のこと。

自宅のリノベーション〜キッチン設備編その2、食器洗浄機について。 ぼく自身、食器洗浄機を自宅で使うのが初めての経験でしたので、半年ほど使用してみた上での個人的な感想や、メーカーの方から聞いたお話など、今後初めて海外メーカーの食器洗浄機を検討される方の参考になれば幸いです。 ・思っていた以上にキレイスッキリ 食器洗浄機を使うまでは、なんだかんだいってやっぱり手洗いが一番汚れ落ちがいいのかなと思っていましたが、実際使ってみて、思っていた以上にキレイスッキリ洗えます。特に油汚れは断然食器洗浄機の方が洗い上がりがスッキリする気がします。 やっぱり手洗いでは難しい60度ぐらいの高温のお湯で洗えるのが大きいようです。 ・乾燥促進にはリンス剤がマスト 国内メーカーの食器洗浄機と異なり、海外メーカーの食器洗浄機には、いわいる乾燥機能はついておりません。 そのため、運転終了時に自動で少し扉が開いたり、ゼオライトという乾燥を促進する鉱物を使ったり、各メーカー様々な対策をしています。 自宅ではミーレ製食器洗浄機を使っていますが、こちらも思っていた以上に乾く印象です。 なお、海外メーカーの食器洗浄機は、洗剤のほかに乾燥を促進したり洗い上がりをスッキリさせるリンス剤の併用をおすすめされますが、リンス剤を使った日とリンス剤が切れて使わなかった日では、乾燥具合がだいぶ変わるので、リンス剤の乾燥効果はとても高いと思います。 ・1日一回の使用でOK よくメーカーの方から、「海外では夜に1日分まとめて洗うのが普通なんです。」とお聞きしていて、手洗い時代は正直ちょっとイメージしづらかったんです。 実際、食器洗浄機を使い始めた当初は、なんとなく手洗い時代の名残で朝食分と夕食分それぞれ別に食器洗浄機を使っていました。 ただ、W600サイズの場合、とにかく容量が大きいので、家族5人とはいえ、一食分ではバスケットの半分にも満たないことが多いんです。 それで、試しに朝食後に洗うのをグッと我慢して夕食後に1日分まとめて洗ってみると、お鍋とかも含めてバスケットがちょうどいい感じに一杯になって、なんだかすごく納まりがいいんです。笑 あと、これもメーカーの人からのお話で、食器が多いほど洗浄後の蒸気も増えるので、結果的によく乾くみたいです。 ・週に一回は高温プログラムで。 これからの季節、気温が高くなるにつれて食器洗浄機内の匂いが気になってきますが、メーカーの方からの豆知識で、週に一回程度高温プログラムで洗うと、殺菌消毒効果でニオイを防ぐことができるとのことです。 オートプログラムより電気代がかかりますが、実際高温プログラムで洗うと、たしかに嫌な匂いがキレイにとれるので、すでに食器洗浄機をお使いの方にすごくおすすめです。  

2つの素材を組み合わせる。 | オーダーキッチン

2つの素材を組み合わせる。

  Basisのオーダーキッチンは、とてもシンプルなフォルムが基本です。 そのため、少しアクセントをつける場合は、カタチはシンプルなまま、異なる素材どうしを組み合わせながらプランすることがあります。 たとえば、このオーダーキッチンとカップボードも、基本的なフォルムはとてもシンプルですが、全体をモノトーン一色でまとめてしまうと、少し重たい印象になるため、天板のみアクセントにウォールナットを取り入れることで、ウォールナットとダークグレーのエナメル塗装、2つの素材を組み合わせています。 ちなみに、異なる樹種の木どうしを組み合わせたり、異なる色のエナメル塗装どうしを組み合わせるなど、同じ種類の素材を組み合わせる方法もありますが、とてもバランスをとるのが難しいので、個人的には異なる素材どうしを組み合わせる方法がオススメです。 特に海外のインテリア事例を見ていると、素材の組み合わせがすごく上手で、配色のバランスも絶妙。 きっと、生まれ育った街の風景や色彩豊かなインテリアなど、子供の頃に触れてきた環境の影響も少しあるのかなって気がします。

木天板キッチン

好きな素材を選ぶ〜木天板キッチンのすすめ〜

  木天板のオーダーキッチンは、メンテナンスが大変そうで、採用するにはそれなりに勇気が必要なイメージをお持ちの方も多いと思います。 最近のキッチン天板の主流であるセラミックやクォーツに比べたら、圧倒的にメンテナンスに手間が掛かるのは事実です。 定期的にオイルメンテナンスを施す必要があるし、醤油やワインなどを零したらすぐに拭かないといけないし、手間いらずで気軽に使える雰囲気が全くありません。 それでも、人一倍メンテナンスに手間の掛かる木天板だからこそ、愛着もまた、人一倍湧くのではないかなって思います。 靴やカバンなどの革製品と同じように、お手入れを繰り返すほどキッチンがどんどん自分の身体に馴染んでいき、人と製品がとても親密な関係になれる気がします。 自分の一番好きな素材でキッチンをつくる。 それもまた、オーダーキッチンの醍醐味の一つです。  

2種類の組み合わせ。 | オーダーキッチン

2種類の組み合わせ。

既製品のシステムキッチンに合わせて、収納とダイニングテーブルの一体型カウンターを製作させていただきました。 コーリアンで作った長さ3000mmのL型テーブルと、コの字型のカウンター収納の組み合わせで、カウンターとテーブルそれぞれ別柄のコーリアンを組み合わせています。 同じ色の組み合わせはもちろんバッチリですが、同じ柄でトーンの異なるものを組み合わせると、全体的にリズムが生まれるので、けっこうおすすめです。

家具のようなフルオーダーキッチン。 | オーダーキッチン

家具のようなフルオーダーキッチン。

いつも当社のフルオーダーキッチンを製作していただいている旭川の特注家具製作工場様から、自社のオリジナルキッチンをつくりたいとのご相談から生まれたキッチンです。 いつもはお客様のお好みやご要望に合わせてオーダーキッチンをプランしていますが、今回はショールームに展示するのが目的なので、いつもと少し趣向を変えてみました。 基本的なコンセプトは、「家具のようなフルオーダーキッチン」。 天板は、木工所ならではの無垢天板。オイル塗装は定期的なメンテナンスが必要ですが、オイルメンテナンスを重ねるたびに無垢材ならでは色味が深まり、また撥水加工も高まるため、永く使うほどとても愛着が湧いてくると思います。また、天板の厚みは見えがかり部分だけ薄く加工して12mmに設定。12mmはキッチンでよく使用される石系天板の平均的な厚みなので、ショールームでお客様にご提案する際に、お好みに合わせて天板素材を変えても全体のバランスが変わらないようにしています。 もうひとつ、木工所ならではの加工技術を生かしてプランに取り入れたのが、サイドパネルのコーナーを丸くすることです。少し手間のかかる加工ですが、逆をかえせばシステムキッチンではなかなか表現が難しい部分。天板と一緒に角を大きく丸くすることで、全体の印象がぐっと深まります。 なお、画像では分かりにくですが、手前側の上段は全て引出仕様になっています。扉収納にするプランが一般的ですが、上段を引出仕様にすることで、常備薬やちょっとした小物など、意外と収納場所に困るモノがキッチンに納まったら便利だなって思います。

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