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Basisについて

Basisがおすすめな方について。 | Basisについて

Basisがおすすめな方について。

よく、設計事務所のお客様から「Basisをおすすめしやすいお客様ってどんなタイプですか?」と聞かれることがあります。 「シンプルなデザインがお好きな方」だったり、「天然木がお好きな方」だったり、見た目的な部分もありますが、普段お客様と打合せをしながら感じるのは、「具体的に叶えたいアイデアもしくはイメージをお持ちの方」が一番おすすめなのかなぁと思います。 ぼくたちは、もともとオーダー家具屋としてスタートしているので、キッチンや造作家具などの箱物だけでなく、ソファやテーブル・椅子など製作にとても技術が必要な置家具も得意です。また、扱う素材も天然木をはじめ、金物やファブリックまで、国内で手に入るものであればたぶんほぼ大丈夫だと思います。 つまり、「これはできません」っていうことがほとんどありません。 でもこれっていいことだけではなくて、なんでもカタチになるということはそれだけ選択肢が多すぎて、お客様にとってもお選びいただく負担が増えることにもつながるし、迷子になったらとても大変です。 具体的に叶えたいアイデアもしくはイメージは、オーダーキッチンやオーダー家具を計画する上でのとても大きな「道しるべ」になります。 最初はまだ漠然としたイメージしか無くても大丈夫です。 ぼくたちがお話を聞きながらお客様がまだ気づいていない「アイデアのかけら」を集めて、お客様にとっての「道しるべ」となる具体的なアイデアやイメージを、一緒に探していきたいと思います。 そして、具体的なアイデアやイメージが見つかれば、そこから先、製品がカタチになるまでの打合せが、とっても楽しくなると思います。

一緒に、楽しみながらつくる。 | Basisについて

一緒に、楽しみながらつくる。

前回の記事から、気がつけばずいぶん時間が経ってしまいました。 雨が降るたびに空気が入れ替わり、少しずつ夏のおわりを感じ始めてきた今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 さて、ぼくたちは主にフルオーダーキッチンやフルオーダー家具をご提案しています。 「お部屋のサイズにぴったり合わせたい」、「お好みの素材や設備機器を自由に選びたい」など、お客様が既成品ではなく、フルオーダーキッチンやフルオーダー家具をお選びいただく理由がいくつかある中で、最近、もう一つフルオーダーキッチンやフルオーダー家具が向いているお客様のポイントを見つけました。 それは、「カタチになるまでの途中過程を楽しめる方」です。 オーダーキッチンやオーダー家具に基本的な型はあるものの、見た目はもちろんのこと、サイズや素材、使い勝手などカタチにするための選択肢がたくさんあって、最終的な仕様が決まるまでいろいろと悩む時間が多くなります。 この「カタチになるまでの途中過程」を楽しむことができるお客様は、とてもフルオーダーに向いているなって、なんとなく思いました。 メーカー側の一方的な提案だけでもなく、お客様のリクエストをただカタチにするだけでも無い。 お客様と一緒になって、たくさんお話しながらモノづくりすることを、ぼくたちはこれからも大切にしていきたいと思います。

永く使うことについて。 | Basisについて

永く使うことについて。

愛着を持って永く大切に使い続けるためにできることについて、自分なりに改めて考えてみました。 まずは手に入れるまでについて。 手に入れるまでの時間とモノへの愛着の深さは、少なからず比例しているのではないかと思います。 たとえば、手に入れるまでの時間が長いほど、欲しいモノに対してデザインや機能、価格など様々な角度から検討するので、結果的に満足度の高い買い物ができる気がします。 また事前にある程度欠点なども把握しているので、一般的に言われる欠点でさえ、愛着が湧いてくると思います。 反対に、衝動買いしたモノは、買ったあとに色々気づくことが多いので、うまくいく場合とそうではない場合がある気がします。 それゆえに、オーダーキッチンやオーダー家具のような比較的高価な製品は、できるだけ時間を掛けて検討したいものです。 ただし、時間を掛けすぎると何が大切なのか良く分からなくなってくるので、そのあたりは適度なサジ加減で、腹8分目ではないけど、80%ぐらいの理解度がちょうどいいのかな。20%は買ってからの楽しみということで。 次に手に入れてからについて。 せっかく時間をかけて買ったモノだから、丁寧に使うことはもちろん大事だけど、できれば身体の一部のように、あまり細かいことは気にせずにガシガシ使いたいものです。 価値のある器だって、ガラスケースにしまってただ眺めるだけより、毎日磨いたり、できれば実際に使用するほうが、はるかに愛着が湧くはず。 つまり、お手入れを繰り返すことで愛着が深くなって、永く安心して使い続けることができるのです。 そのためには、お手入れのしやすい素材や構造がとても大切。 例えば木製のダイニングテーブルであれば、比較的安価でウレタン塗装によって汚れが付きにくい突板天板より、定期的なサンディングやオイルの塗り直しなど手間はかかるけど、傷がついても自分で簡単に直せて、オイルを塗り直すたびに味わい深くなる無垢材天板の方が、安心して永く使えます。なにより手間をかけることで愛着が湧くのがいい。 ソファなどのファブリック製品は、日常生活の中でどうしても汚れやすく、また日光や照明などで生地が退色していきます。 そのため、カバーが本体に張り込んで自分では外せない張込仕様より、簡単に外せてクリーニングに出せるカバーリング仕様がおススメです。 またクッション内部のウレタンも経年劣化するので、できれば座面も置クッションタイプのように簡単に交換できる構造の方が良い気がします。 オーダーキッチンやオーダー家具に限らず、洋服や小物など身の回りにある全てのモノについて、できる限り永く安心して使い続けたいものです。

Product=Basis×You | Basisについて

Product=Basis×You

ぼくたちが提案するオーダーキッチンやオーダー家具は、お客様の個性や想いをもとに、Basisらしいシンプルなデザインを掛け合わせることで生まれます。 数式で表すなら、こんなカンジ。P(Product)=B(Basis)×Y(You) ポイントは、足し算ではなく、掛け算であること。つまり、僕たちBasisのモノづくりとお客様の想いを掛け合わせることで、想像以上のオーダーキッチンやオーダー家具をつくることができるのかなって思います。 だから、より良い製品をお届けするためには、 B→もっともっとたくさん勉強して、Basisの提案力を高めていく。Y→お客様自身が気づいていないかもしれない、深いところにある想いや個性を少しでもたくさん見つけられるよう、もっともっと丁寧にお話を伺う。 この2つのことがとても大切なのかなって。 最近ふとしたとき、そんなことをよく考えています。

細く。深く。永く。 | Basisについて

細く。深く。永く。

2020年も残すところ、あとわずかになりました。 まずは、今年一年Basisを見つけてくださった全ての方へ、本当にありがとうございます。おかげさまで、無事年越しを迎えることができそうです。 今年は秋にホームページを全面リニューアルしたこともあり、Basisが大切にしていること、デザインのこと、これから進もうとしている方向、など。例年以上に、Basisと向き合う時間がとても長かったような気がします。 ぼくたちBasisが一番大切にしていること。それは、「お客さまと一緒にモノづくりをすること」です。 キレイなデザインや、高いクオリティのキッチンや家具は、スマホひとつで簡単に見つかるようになりました。 もう、デザインやクオリティは、良くて当たり前の時代かもしれません。 そのことを踏まえた上で。。 「お客様と一緒にモノづくりをすること」を大切にしている、2つの大きな理由があります。 まず、お客様と一緒に悩んで、一緒に考えた末に出来上がった製品には、お客様の想いがたくさん詰まっています。そして、想いの量が多いほど、製品に対する愛着も深くなり、ずっと使い続けていただけるのではないかと思うのです。これが一つ目の理由です。 そして二つ目の理由は、Basisからの一方的なデザインではなく、Basisの得意とするシンプルなデザインに、お客様ならではのエッセンスを掛け合わせることで、とてもパーソナルなキッチンや家具が生まれるからです。これはオーダー専門だからこそ、実現できることだと思います。 ぼくたちは、メンバー2人だけの小さな小さなメーカーですが、小さいからこそできることを、もっともっと一生懸命考えて、一つ一つカタチにしていきたいと思います。 「細く。深く。永く。」 Basisが成長していけるように。 それでは、どうか良いお年をお迎えください。 来年も、Basisをよろしくお願い申し上げます。 廣田 耕人

シンプル。 | Basisについて

シンプル。

  Basisのオーダーキッチンは、基本的にとてもシンプルです。 デザインはもちろんのこと、素材も、機能もできるだけシンプルでありたいと思います。 ときどき、あまりにシンプルすぎてちょっとつまらないのかなって思うときもあるけど、永く使い続けるためには、「飽きないこと」がとても大切だと思います。 そのかわり、歳を重ねるごとに変わる好みに合わせて、アートワークやグリーン、小物など、なるべく替えやすいモノでインテリアのアクセントをつけることがおすすめです。  

心地よいインテリアのきほん。 | Basisについて

心地よいインテリアのきほん。

  街を歩いていて時々感じることがあります。 雨風に晒されたまましばらくお手入れされていない高級車より、ピカピカに磨かれた大衆車の方がはるかにカッコイイなって。   たぶん家具も同じことではないかなって思います。   傷だらけだったり、無造作に置かれて物置代わりになっているような高級家具よりも、丁寧にメンテナンスされていて、住まい手のセンスでキレイにレイアウトされた無名の家具の方が、はるかに素敵だなって思うのです。   ぼくにはインテリアをオシャレにする方法はよくわからないけど、インテリアを心地よくする方法なら1つ知っています。 それは、「部屋をキレイに整えること」です。   出しっぱなしのモノを、元の場所に仕舞う。 表に出しておくモノは、キチンと並べたり、カゴに入れたりしながら整理整頓する。 椅子をキレイに並べて、ソファのクッションは手でパンパンしながら、しぼんだままのフェザーを元の膨らみに戻してあげる。 たったこれだけのことで、インテリアがとても心地よくなります。   たぶん、まずはここからがインテリア作りのスタートだと思います。  

シンプルなデザインについての考察。 | Basisについて

シンプルなデザインについての考察。

  なんか、久しぶりに独り言みたいなブログを書いてみたいと思います。 シンプルなデザインについてです。   Basisのオーダー家具やオーダーキッチンは、永く使い続けていく中で飽きがこないように、できるだけシンプルなデザインになるように心がけています。 シンプルなデザインは、基本的に装飾をそぎ落とす作業なので、見た目の特徴が少ない分、おのずとどれも同じような雰囲気になっていきます。 例えば、世の中にあるシンプルなデザインのオーダーキッチンを並べてみて、「これはBasisのオーダーキッチンだね」って一目で分かることは、かなり厳しいと思います。 いろいろなメーカーと比べてどうありたい、ということではなく、単純に、「Basisらしさって何だろう」という問いです。 寝る前に、時々スマホで海外のデザインを紹介するサイトを見るのですが、シンプルなデザインの中にも、何か「らしさ」みたいなモノが感じることが時々あって、その正体は何なのか、色々仮説を立てながら考察しています。   直方体の組み合わせ オーダー家具やオーダーキッチンを因数分解すると、例外もありますが、基本的に天板や扉など「直方体」の集合体になります。 直方体はタテとヨコとタカサのバランスが変わると、見た目の印象はとても変わります。それがプロポーションです。 また、同じプロポーションの直方体でも、木とステンレスなど素材によって印象はずいぶん異なります。 そう考えると、直方体の組み合わせの数だけデザインがあって、素材も組み合わせると、その数はほぼ無数になると思います。   隠れたディテール ぼくは全然ファッションに詳しくないし、オシャレでもありませんが、なんとなくいいなって感じる洋服やカバンなどに共通するのは、見た目はシンプルだけど、たとえば生地がすごく素敵だったり、着た時にすごく体に馴染む感じだったり、ステッチがキレイだったり、裏地もすごくこだわっていたり、などなど。シンプルなデザインの中にたくさんの工夫がなされています。 つまり、ディテールをとことん突き詰めた結果、ただのシンプルだけではない、とても深みのある製品が生まれるのではないかと思っています。 そう考えると、おそらくBasisが目指すシンプルは、次の方程式で表せそうです。   Basisの目指すシンプル=プロポーション×素材×ディテール   なんだかとりとめのない文章になってしまいましたが、この仮説をもとに、「Basisらしいシンプルなデザイン」をもっともっと探していきたいと思います。  

ボリュームと、ソリッド。 | Basisについて

ボリュームと、ソリッド。

ボリュームと、ソリッド。 ぼくがオーダー家具やオーダーキッチンをデザインする上で、指針となるテーマの一つです。 一般的には、という言い方が正しいかは別として… カッコよく見せたい時は、「薄く、軽やかに、そしてシャープに」デザインすることがセオリーみたいに感じることがよくあります。 たしかに、天板の厚みが薄く、細く軽快な脚と組み合わせたシャープなデザインのダイニングテーブルは洗練されていてとてもキレイなんだけど、生活の道具として見ると、どうしても気後れしてしまう。 何故なら、シャープなデザインの製品は繊細なバランスなので、心理的な影響でどうしても慎重に取り扱いたくなるんです。モデルルームやゲストハウスのように日常使いではなく、イメージ作りが目的ならそれでも全然OK。 でも、自宅に置く家具やキッチンは毎日欠かさず使うものだから、臆せずもっと気軽に使って欲しい。 そんな理由で、ある程度まとまったボリューム感があった方が心理的な影響が軽減されて、安心して永く使い続けてもらえるのではないかなって思います。     例えば、このBasisオリジナルダイニングテーブル。 デザインコンセプトは、 「ずっと、ずっと、飽きずに永く使い続けたくなるダイニングテーブル。」 少し話は逸れますが、ダイニングルームの主役は何と言っても椅子だと思います。 椅子は、家具の中で一番デザインが難しく、そして世に出ている数が圧倒的に多い製品です。 特に50年代から60年代にデザインされて、今もなお現役で製作され続けている名作椅子には、時の洗礼を受けてきたからこそ生まれる、普遍的な美しさがあります。 だからこそ、様々な名作椅子たちと組み合わせても違和感がなく、椅子の魅力を最大限引き立たせながら寄り添うダイニングテーブルを作りたかったんです。   デザインテーマは「シンプル、ソリッド、プロポーション」 目指したのは、安定感のある佇まい。 「38mm厚の天板」と「80mm角の脚」、2つのソリッドな要素がダイレクトに伝わるように、フォルムは天板と4本脚のシンプルな構成。 あとは幕板(天板の下にある部材)の厚みを全体のバランスを見ながら慎重に決めて、安定感のある佇まいになるよう、プロポーションを整えました。 決して派手さはないけど、使い込めば使い込むほど愛着が感じられるダイニングテーブルです。 ボリュームと、ソリッド。 Basisが得意とするシンプルなデザインに奥行きと深みが生まれるように、これからも丁寧に向き合っていきたいテーマです。

Basisらしさ | Basisについて

Basisらしさ

  ぼくたちのようなオーダー家具やオーダーキッチンを提案するメーカーは、お客様の頭の中にあるイメージをリアルな形にすることが主な役目です。 そして、お客様のイメージを汲み取りながら、そこにBasisらしさを付け加えていく一連の作業がデザインです。 この「〜らしさ」というのがとても大切で、製品からBasisらしさが伝わらなければ、それはつまり、どこのメーカーで製作しても同じことになります。 もちろん、それではお客様に満足いただけないし、結果的にこの仕事で生き残ることはとても困難になります。 つまり、Basisがこれから先、お客様に支持していただけるメーカーになるためには、これまで以上にセルフブランディングがとても重要になります。 中川政七商店やくまもんのブランディングで有名なアートディレクターの水野学さんによれば、「ブランドとは”らしさ”である。」 つまり、その企業や商品が本来もっている思いや志を含めた特有の魅力のようなものがブランドということです。     最近、オーダー家具やオーダーキッチンをプランしながら、同時に「Basisらしさ」を見つめ直す作業をしています。 Basisは、直訳すると「基礎」という意味で、ぼくたちのモノづくりの基本的な考え方は、家具やキッチンの「基礎」を大切にしながらシンプルに組み立てていくことです。 しっかりとした基礎をベースに、出来るだけシンプルにデザインすることが、飽きのこない、永く安心して使い続けられる家具やキッチンに繋がります。 ただ、シンプルなデザインほど「Basisらしさ」を伝えることはとても難しく、そのためぼくたちなりに考えてきたいくつかのデザインテーマによって、製品に「深み」や「奥行き」を持たせることが重要です。 今度このブログを通じて、ぼくたちのデザインテーマを一つ一つ掘り下げていきたいと思います。

インテリアとファッションは同じかもしれない | Basisについて

インテリアとファッションは同じかもしれない

  Basisにオーダー家具やオーダーキッチンのご相談にいらっしゃるお客様の約7割は、新居を計画中です。 ひととおりオーダー家具やオーダーキッチンのご案内をしたあと、さらに約半数のお客様から計画中のインテリアについてご相談を受けることがあります。 もしかしたら、ショールームの雰囲気がお店というよりはお家のインテリアみたいだからかもしれません。 プランをお見せいただきながらお話を伺っていると、なんとなく思い描いているイメージ通りに進まないみたいで、もっとシンプルに、自分たちらしい空間が作りたいのだけれど、どうしたらいいか分からない、とのことです。 ぼくは建築家ではないので参考程度にしかなりませんが、ぼくがオススメする「シンプルで、自分たちらしく、心地よい空間」を作るポイントを3つご紹介させていただきます。 *都心に多いサイズで、戸建だと約30坪、マンションだと約70㎡までを想定した場合です。   1.なるべく間仕切り壁を減らす 「いきなり何を言いだすんか、君は!」と怒られるかもしれませんが、たぶん一番効果的です。 間仕切り壁を減らすと、分断されていた空間どうしが一つになって、広い空間になります。空間が広くなると、容積も大きくなります。 この容積のことを、ぼくたち建築業界の人は「空間のボリューム」と言ったりします。 空間のボリュームが多いほど、不思議と心地よく感じられるんです。 吹き抜けも同じ考えで、壁ではなくて天井をなくしたパターンですね! ボリュームは3次元なので、専門家以外は2次元の平面図や展開図を見てボリュームを想像することはけっこう大変です。 そのため、設計担当者の空間のボリュームへのこだわり次第で、「思っていたより広いなあ」にも「思っていたより狭いなあ」にもなるんです。 もちろん、一つの空間が広くなることで空調の効きが悪くなるなど懸念することもあります。とても大切なことですが、ぼくは空調効率よりも空間の心地よさを優先させた方が良いと思っています。   2.一つの空間に使う木の種類は2つまで。色を増やしたい時は異なる素材で。 もし床材がフローリングであれば、家具やキッチンを選ぶときは木の種類を統一する。 床材がタイルやカーペットであえば、2つの樹種以内でコーディネートする。 ぼくの個人的な感覚ですが、一つの空間に3種類以上の木があるとなんだか落ち着かない気がします。 例えば、木の種類の異なる2つの家具やキッチンを選びたい時は、床材をどちらか一方の樹種に合わせるか、タイルなど異なる素材から選ぶことをぼくはお勧めします。   3.インドアグリーンや小物たちで自分らしさを表現 枝ぶりがキレイなインドアグリーン。素材感たっぷりのカーテンやウッドブラインド。夜のひとときを心地よく包んでくれるフロアスタンドやテーブルスタンド。そして個性豊かなアートワークや小物たち。 空間や家具がシンプルであるほど、みんなすごくキレイに映えてきます。 ぼくはこのスタイルが一番好きです。 ポイントは、飽きがきたら簡単に替えられるところ。 どんなにこだわって作りこんだ空間でも、むしろ作りこんだ空間ほど住み続けていると必ず飽きが来ると思います。 でも、家具やキッチンは飽きたからといって簡単に買い換えれるものではありません。 いや、買い換えられるんだけど、まだまだ使えるのであればもったいないですよね。。 小物やカーテンなどの良さは、その身軽さだと思います。 カーテンは面積が広いので、変えるだけで部屋の雰囲気はすごく変わります。それに、増えたら季節ごとに変えられるので、1年を通してリズムよく楽しめます。 小ぶりなインドアグリーンであれば、マイナスイオンもいっぱい増やせちゃう。 アートワークや小物は気分に合わせてディスプレイ替え。 ファッションがおしゃれな人ってカバンやアクセサリーなど小物使いがとても上手ってイメージがあるけど、インテリアも同じことが言えるかもしれません。 自分は小物やアートワークがまだまだ苦手な分野ですが、これからももっと小物やアートワークに興味を持って、引き出しをたくさん増やそうと思います。   建築家のみなさま、素人のぼくが個人的な感覚で好き勝手言って申し訳ありません。。。   今まで訪れてみて、おしゃれで素敵だなあって感じたのは、こんなお家たちです。 というお話でした。  

ぼくたちが得意なこと、苦手なこと | Basisについて

ぼくたちが得意なこと、苦手なこと

よくお客様からぼくたちの職業は家具デザイナーですか?と聞かれることがあります。 たしかにとっても広い意味では家具デザイナーとも言えなくはないですが、デザイナーというよりは、翻訳家や編集者のようなイメージをもって普段仕事をしています。つまり、お客様の頭の中にあるふんわりしたイメージを、「そうそう、こんな感じ!」な形に翻訳して、「なるほど、そうきたか〜。」と、20%増しぐらいのおまけをつけて期待にお答えできるようにいつも心掛けながらご提案しています。 ぼくたちが得意なことは、お客様が求めているオーダー家具やオーダーキッチンの手がかりとなるイメージや言葉をできる限り集めた上で、これまで培ってきた専門的な知識を加えながら、見た目と使い勝手をちょうどいいバランスで形にすることです。 この「見た目と使い勝手のちょうどいいバランス」というのが、オーダー家具やオーダーキッチンを永くお使い頂くためにとても大切なポイントだと思っています。 イメージとしては、「見た目」と「使い勝手」を同時に考えるというより、「使い勝手」を中心にカタチを考えて、「見た目」を整えるような感じです。 また、流行している形や色を取り入れるあまり、時間が経つごとに見た目が飽きてしまい、まだまだ使えるのに買い換えようとなるのは、とても残念な事だと思います。 だから、ぼくたちのオーダー家具やオーダーキッチンは、見た目の飽きがこないシンプルなデザインが多いことも特徴です。なにより、ぼくが大のシンプル好きというのも多分に影響していると思います。 逆にぼくたちが苦手なことについて。 得意なことと相反しますが、仮に「今までに見たことの無い斬新なカタチ」を考えるのがデザイナーの仕事と定義した場合、ぼくたちは正直とても苦手なんです。例えば、「とにかくカッコいい感じにして欲しい」とオーダーされると、とても困ってしまうかもしれません。 ただ、「今までに見たことの無いカタチ」を考えることは苦手ですが、そのカタチを製品にするために今までの知識を総動員して考えることはとても大好きです。なので、斬新なイメージをお持ちのお客様、ぜひ一度そのアイデアを拝見させてください。 もう一つ、ぼくたちがとても苦手なことは「ざっくりした、ラフな感じ」の家具やキッチンをつくることです。 ぼくたちの家具やキッチンを製作していただいている協力工場は、ふだん0.5mmの誤差を意識しながらとても精度の高いモノづくりをしています。 そのため、彼らに「ざっくりな感じで多少誤差があるぐらいがちょうどいい」と相談しても、彼らとしては普段とは逆の感覚なので、なかなか勝手が掴めないのです。そのくらい、モノづくりの現場において「感覚」というものはとてもシビアなものだと思います。 今までぼくたちの得意なことや苦手なことについて文章にしたことがあまりなかったのですが、こうして書いてみると色々と見えてくるものがあって、ぼくたちの今後の方向性を考える上でとても参考になりそうです。

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