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ブラックキッチン

ブラックキッチン。

  意外にも、天板以外全てブラックで統一したキッチンは初めての製作でした。 完成したキッチンを眺めていると、ストイックで隙がなく、思わず背筋が伸びる感じ。 まさに男性が一度は憧れる世界観です。 ブラック色は傷や油汚れが目立ちやすいため、素材選びも慎重に検討する必要があります。 見た目だけならエナメル塗装がおすすめだけど、日々のお手入れや後々生じるかもしれない傷のことを考えると、エナメル塗装を選択するのはかなり躊躇します。 なによりも、納品した時が一番綺麗な状態で、それからだんだん傷などが目立ってくるのは、キッチンメーカーとして本当に寂しいところ。 もちろん、ブラック単色の場合、天然木みたいな経年変化を楽しむことが難しいけど、日常的な汚れや小さな傷を気にせず安心して永くお使いいただけるよう、素材はメラミン化粧板の中でも一番汚れや傷に強いシリーズをセレクトしました。 天板はステンレスのバイブレーションに。 ハンドルや水栓もカラーを合わせて、アクセントではなく、あくまで主役のブラックを引き立たせるためのスパイスに徹しています。 セラミックなどのブラック天板を合わせても抜群にかっこいいけど、このぐらい少し抜け感があった方が個人的にはちょうどいい気がします。 設備機器は冷蔵庫や洗濯機も含めて全てビルトインで統一。 変形コの字型レイアウトならでの無駄の無い作業導線で、まさに都市に住む男のキッチンって感じ。 いやぁ、ほんとうに一切無駄がありません。 正直、ブラックのキッチンはほんとうにに大丈夫かなぁと少し心配しましたが、まったくの杞憂でした。 ブラックキッチン、すごくいいですよ。

キッチンリフォーム

インドアグリーン。

  先日、ショールームのリニューアルにあわせてグリーンもいくつかリフレッシュしました。 もともとグリーンがすごく好きだったわけではなく、Basisを始めた当初、海外のインテリア雑誌に掲載されているような、小物やアートを上手に取り入れたインテリアに憧れながらも、ぼくにはコーディネートするセンスも自信も全然なくて。今でもですけど。。 グリーンならなんとか絵になるかなぁと思って、知人のお花屋さんに相談して大鉢のグリーンを2つ置いたのがはじまりです。 グリーンを置いてはじめて気づいたんですが、天然木、特にショールームに展示しているオーク材のキッチンや家具とグリーンってめちゃめちゃインテリアの相性が合うんです。 どちらも自然ならではの個体差による色や表情のゆらぎがあって、それがいくつも集まることで、とても奥行きのある雰囲気に。 そして、なんといってもグリーンに囲まれていると心が落ち着くんです。 それ以降、すっかりグリーンにハマっていきました。 もちろん、グリーンは生き物なので、定期的なお手入れは必須。 1週間ぐらい放置しても全然元気な子もいれば、頻繁に水やりしないとすぐに葉がしなってしまう子も。 個性に合わせてお世話をしていくうちに、どんどん愛着が湧いてきます。 キッチンや家具も、作っておしまい、置いておしまいではなく、それからがスタート。 毎日天板をきれいに拭く。 1日の終わりはシンクをキレイに洗って、水栓は乾拭きしてピカピカに。 食器たちも食洗機に入れっぱなしではなく、元の場所にきちんと仕舞ってあげて。 日々のちょっとしたお手入れを重ねることでキッチンや家具への愛着が深まり、それがインテリア全体の雰囲気に伝わっていく。 心地よいインテリアって、きっとそういうことなのかなと思います。  

造作ソファ

LDKの家具たちを見直す。

  去年、自宅をリノベーションするときに妻といろいろ悩んだのが、「リビングにソファを置くか問題」。 いままでの代表的なLDKの家具コーディネートといえば、キッチンの近くにダイニングテーブルを配置して、リビングにはソファとコーヒーテーブル、そして壁沿いにTVボードを設置する感じ。 とてもゆったりした広さがあればあまり気にならないけど、うちのような限られたスペースで家具をフルセットで配置しようとすると、空間がぎゅうぎゅうになって、ちょっと息苦しい感じになるんです。 そこで最近都心のお家を中心に増えているレイアウトが2つあって、1つ目はうちのように思い切ってソファを置くのをやめるケース。 ソファをやめたことで空いたスペースに大きめのラグを敷いて、クッションなどを置くことで、家族それぞれ床にごろごろしながらくつろぐスタイル。 もう一つが今回ご紹介するソファベンチみたいに、ダイニングチェアのかわりにソファベンチを造作でつくるケース。 ダイニングテーブルで食事をするだけでなく、リラックスしながらTVを見たり、もちろんベンチでお昼寝もOK。 つまり、ダイニングテーブルが生活の中心になる。 また、このソファベンチはさらにカップボードの機能をもたせることで、キッチンとの導線にゆとりをもたせながら、LDKにたくさんの余白をつくることができます。 置家具どうしをまとめて一つの島にする、オーダー家具ならではの解決方法です。 最近、「空間の余白」を意識することで、広さに関係なくゆったりした空気の流れる、とても心地よいお部屋になるのかなぁって思っています。 もしいまのお家のLDKに手狭感を感じている方は、一度家具の断捨離を検討するのもおすすめです。

ご提案するときに、大切にしていること。 | Basisについて

ご提案するときに、大切にしていること。

  オーダーキッチンやオーダー家具をご提案するにあたり、一つだけ大切にしていることがあります。 それは、「一度お会いして、対話しながらヒアリングすること」です。 Basisの場合、お問い合わせ方法として主にホームページと電話の2つがあります。 特にホームページからお問い合わせいただく場合、メールのやりとりのみでご提案依頼をいただくことがありますが、ぼくたちが不器用なせいで、どうしてもうまくご提案できないのです。 たぶん、理由はお客様のことがうまく想像できないからだと思います。 オーダーキッチンやオーダー家具は、たくさんの人に向けて作られる既製品と異なり、お客様の個性に合わせて一点ずつ製作しています。 ぼくたちがヒアリングするとき、例えばお好みのテイストや素材、キッチンだったら設備機器やゴミ箱の位置など、ご提案するにあたって最低限必要な情報を得るのはもちろんのこと、対話しながらお客様のリアクションだったり、表情だったり、なかなか文字で表現することが難しい感覚的なニュアンスをとても大切にしています。 最初から「天板はステンレスで、扉はウォールナット、引出の数はこのくらいで、寸法はこのサイズで。設備機器も全部決めていて、あとゴミ箱はシンク下にしまって、予算はこのくらいで。」なんて今すぐ形にできそうな具体的な情報をお持ちのケースはほとんどなくて、「こだわりたいポイントが2つか3つぐらいあって、あとは正直悩んでいるんです。」という場合の方が圧倒的に多いと思います。 この悩んでいるポイントを探るのが、ヒアリングのとても大切な目的で、ぼくたちからの問いかけに対するお客様の表情や声のトーンなどから、「たぶんこっちの雰囲気の方が好きなのかな」とか「あ、この素材は提案しない方がいいかも。」という具合に、お客様自身が気づいていない、意識の底にあるヒントを探していきます。 こうして、できるだけ多くのキーワードを集めることで、ようやくご提案するにあたっての具体的な方向性が決まります。 感覚としては、ご提案の方向性を決める要素の半分以上は、対話でのヒアリングから得られる気がします。 そのため、メールでのやりとりだけだと、どうしても提案の決め手となる必要な情報が得られず、結果としてぼくたちが100%自身をもってご提案するのが難しいのが正直なところです。 コロナ禍以降、すっかりスタンダードになったオンラインミーティングも、モニター越しのコミュニケーションだけだと、やはり情報が足りません。 例えばお子様が小さくてなかなか外での打ち合わせが難しいとか、ショールームまでの電車の乗り換えが多くて大変、などショールームにお越しいただくのが大変な場合は、一通り資料を持参してご自宅にお伺いさせていただくこともできますので、ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。 理想の暮らしや、大好きな料理のこと、たくさんお話しながら、みなさまにとって最高のオーダーキッチンやオーダー家具を一緒につくれたらいいなって思います。  

ショールームのリニューアル。 | Basisについて

ショールームのリニューアル。

  約6年ぶりにショールームの展示レイアウトを一部リニューアルしました。 もともと置き型のソファとTVボードの組み合わせでレイアウトしていた場所に、以前からお問合わせの多かった造作タイプのコーナーソファを新たに製作。 クッションごとに硬さを変えて、より幅広いお好みにご対応できるようにしました。 通路部分には、こちらもお問合わせの多いガラストップのドレッサーを全てプッシュオープン仕様で製作。 また、より深みのあるオーダーキッチンのご提案に向けて、引出内部に天然木を採用した仕様にアップデートしています。 どれも、これまでぼくたちがご提案する上でとても大切にしている「飽きのこないシンプルなデザインで、素材感を大切に、安心して永くお使いいただける製品」というコンセプトをもとに、いままでの経験を振り返りながら考えて製作した家具です。 玉川エリアにお越しの際は、ぜひお気軽に立ち寄りください。

天然木オーダーキッチン

シンクと水栓器具の関係性を変える。

  シンクと水栓器具の関係性を変える。 いままで水栓器具はシンク正面に配置するのが基本でしたが、お客様からのご要望でシンク正面ではなく、横に配置すると、コンパクトなアイランドキッチンのポテンシャルが一気に高まりました。 奥行きが800mmなので、向かい合って使うにもちょうど良い距離感で、実際めちゃめちゃ便利だと思います。 ぼく自身、水栓器具の位置を横に配置するのがはじめての試みで、とても勉強になりました。 正面は収納なしのフィックス仕様で、表面に角材をつけることでアクセントをつけています。 また、引出の取手は全て真鍮製。天然木同様、年月が経つごとに深みのある表情に変わります。 お客様との対話から生まれた、お客様ならではのオーダーキッチンです。

お手入れも安心な天然石ワークトップ | いろいろ

お手入れも安心な天然石ワークトップ

  サイルストーンやデクトンで有名なスペイン・コセンティーノ社から今年国内発売された天然石「Sensa」シリーズ。 いままで天然石というと、見た目はとてもきれいだけど、シミや汚れなどにとても気を使うイメージが強くありますが、このSensaシリーズは、表面にコセンティーノ 社独自の表面保護処理が施されているため、サイルストーンやデクトンのように日々のお手入れがとても簡単になり、天然石ならではの表情を楽しむことができそうです。 色柄は6色展開からスタートして、今後の需要次第でさらに柄が追加される可能性があるとのこと。 いままで天然石はメンテナンス面での不安からなかなか提案することができませんでしたが、このSensaシリーズであれば安心してご提案できそうです。 特に天然木同様、本物の質感にこだわりたい方にとてもおすすめです。 コセンティーノ / Sensaシリーズ https://www.cosentino.com/ja-jp/sensa/

展示品現品販売のお知らせ | いろいろ

展示品現品販売のお知らせ

  ショールームの展示レイアウト変更にともない、一部展示品を特別価格にてご提供させていただきます。 【スタンダードソファ】 サイズ:W1960×D880×H745 フレーム:オーク無垢材オイル仕上げ クッション:ファブリックカバーリング 張地:JAB(ドイツ) 参考定価 ¥440,000(税込)→特別価格 ¥176,000(税込) 【スタンダードTV ボード】*販売終了しました。 サイズ:W1800×D500×H500 本体:MDFエナメル塗装 ルーバー扉:オーク無垢材ウレタンクリア仕上げ 引出前板:オーク突板ウレタンクリア 参考定価 ¥374,000(税込)→特別価格 ¥149,600(税込) 【スタンダードシェルフ】 サイズ:W1250×D400×H850 本体:オーク無垢材オイル仕上げ 参考定価 ¥214,500(税込)→特別価格 ¥85,800(税込) *参考定価は2016年展示当時の価格となります。 *都内23区及び多摩地区・川崎市・横浜市の一部地域は送料無料にてお届けさせていただきます。 (そのほかエリアは、別途有償にてヤマト家財宅急便にてお届けさせていただきます。) *展示品のため、購入後のキャンセルができない旨ご了承ください。 いずれも経年による傷や汚れがありますが、普段使いしていないため、概ね状態は良好だと思います。 現品画像など詳しい資料が必要な際は、どうぞお気軽にご連絡いただけますと幸いです。 ご検討よろしくお願い致します。

天然木オーダーキッチン

オリーブグリーン色のキッチン。

  はじめて天然木をオリーブグリーン色に着色したオーダーキッチンを製作しました。 きっかけは、お客様から見せていただいた一枚のキッチン事例写真。 おそらく海外で製作されたと思われるそのキッチンは、ベージュ色の天板に深みのある落ち着いたグリーン色に着色された天然木の組み合わせで、なんとも絶妙な配色にぼくも一目で惹かれました。 製作するにあたり、ベースとなる樹種は、着色するのにとても相性の良いホワイトオーク材を選定。 また、グリーン色に負けないような木の表情を出すために、木目は適度に年輪模様の入った板目ランダムにしています。 何度か塗装サンプルをつくりながらお客様の理想のオリーブグリーン色を探していく作業は、オーダーキッチンならではの醍醐味だと思います。 また、天板はオリーブグリーン色と馴染みのよいシーザーストーンの「shitake」を選択。 シンクや水栓も天板のトーンに合わせてブロンズ系の色で揃えると、キッチン全体の雰囲気にグッと深みがでてきます。 形はとてもシンプルですが、とても個性的な雰囲気のキッチンが出来上がりました。   □設備機器リスト ハイブリッドコンロ:クリナップ ZHARL7R17AGK レンジフード:アリアフィーナ SBAR-903 食器洗浄機:リンナイ RKW-F402CM4A-SV アンダーシンク:トヨウラN760ZWT-CBBR 水栓器具:デルタ 9159T-CZ-DST

ビルトインタイプのワインセラー | いろいろ

ビルトインタイプのワインセラー

  個性的なデザインが特徴のイタリア設備機器メーカー、SMEG社。 日本の代理店変更に伴い、新しいショールームにお邪魔してきました。 食器洗浄機や電気オーブンなどいろいろなラインナップが揃う中、年内に発売が予定させているのがビルトイン型のワインセラー。 アンダータイプのビルトインワインセラーはいくつかありますが、トール収納にビルトインできるタイプはおそらく国内初だと思います。 イタリア製らしく、シャープなデザインがとてもキレイで、今後とても人気がでそうな予感です。

フルオーダーソファを検討する3つのポイント。 | いろいろ

フルオーダーソファを検討する3つのポイント。

  フルオーダー家具の中でも比較的馴染みの少ないフルオーダーソファ。おそらくソファをフルオーダーできることを知らない方が多いのではないかと思います。 オーダーソファは大きく分類して単独で置く独立タイプと、部屋のサイズに合わせた造作タイプの2タイプがあります。前者の独立タイプは、いわいる一般的な置き型ソファで、国内外メーカーからたくさんの種類の製品が販売されておりますので、比較的お好みの製品が見つかりやすいと思います。 後者の造作タイプはお客様のお部屋のサイズに合わせて、既製品のサイズを変更するセミオーダータイプ、もしくはゼロからカタチを考えるフルオーダーソファの2種類があります。特にサイズだけでなく、収納を持たせたりサイドテーブルを組みあわせたりなど、機能を充実させたい場合に登場するのがフルオーダーソファです。 フルオーダーソファを検討するにあたり大切なポイントは次の3つです。 1.座り心地ソファの座り心地を決める座面の内部構造は、外側から見ることができないためなかなかイメージしにくいのですが、内部構造次第で座り心地だけでなく価格にも大きく反映されてきますのでとても重要です。一般的な置き型ソファの場合、座クッションを乗せるフレームの内部にSバネやウェービングテープと呼ばれる伸縮性のあるパーツが組み込まれていて、座ったときにゆっくりと沈み込むような役割をしています。ただ、Sバネなどをフレームに組み込む場合、とてもコストが上がるため、フルオーダーソファの場合、Sバネなどを使用せず、座クッションに使用するウレタンを数種類組み合わせながら、ちょうどいい座り心地を作っています。 2.カバーリング暑い時期の汗や飲みこぼしなど、ついついカバーを汚してしまうのがソファの悩みどころです。そこで、デザインを検討する際は座クッションはもちろんのこと、できれば背クッションもカバーリングタイプにすることをオススメしています。カバーリングであれば、クリーニングに出せるのでいつでもキレイな状態に整えることができ、また長期使用による磨耗で生地が擦り切れてしまった場合もカバーを外して簡単に補修することができるので、安心して永く使い続けることができます。 3.座面の高さや奥行きなどの各寸法座クッションのウレタン層とともに、座り心地に大きく影響するのが座面の奥行きや高さなどの各寸法です。ポイントは「座面の奥行きは深すぎず、シートHは低すぎず」です。特に海外メーカーのソファに多いのですが、座ってみると奥行きが深すぎて背持たれまで届かない場合が多かったり、座面が低すぎて立ち上がるときに身体に負荷がかかりやすくなることがあるので、オーダーソファに限らずソファをご検討の際はカタログだけで判断せず、必ず一度実物に座ってみて体感されることをオススメします。 他にも座面の下に収納を設けたり、コーナーやサイドにテーブルを組み合わせたりするなど、フルオーダーソファをご検討の際はぜひいろいろアイデアを膨らませてみてください。

キッチンリフォーム

キッチンに住む。

  料理が大好きな奥様とお子様が、2人並んでもお互いの作業場所を気にせず、自由に料理を楽しめるように作ったアイランドキッチンです。 アイランドキッチンというと、基本的に対面(2面)仕様となりますが、このキッチンはすべての面で収納できるようにプランされています。 また、天板の高さは、シンクまわりは洗い物がしやすいように高めに設定し、コンロまわりは鍋などの大きめな調理器具が使いやすくなるよう低めに設定。 一つのキッチンの中で高低差がうまれることで、空間の中でとても心地よいリズムが感じられる気がします。 キッチンと合わせて製作した背面のカップボードやサイドのキャビネットも合わせると、収納量もたっぷり確保。 まさに「キッチンに住む」を体現したような、とても素敵なキッチン空間になりました。

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