アイランドキッチンの手前側はオープンカウンター?それとも収納?
アイランドキッチンをご検討のお客様から、よくいただくご相談のひとつです。
個人的には、以下の順番で検討するとわかりやすいかなって思います。
1.キッチンも含めたLDKに収納が少ない場合は、迷わず収納にする。
2.LDKに比較的収納が多い場合は、全てカウンターもしくは一部カウンターにする。
3.もしディスプレイ棚にする場合は、必ず事前にどんなモノを飾るかイメージしておく。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、心地良く生活する上でお部屋の収納量はとても大切な要素です。
なので、全体的にお部屋の収納量が少ない場合は、迷わずキッチンにも収納量を持たせることが先決です。
ポイントとして、一般的なアイランドキッチンの奥行き900mmだと、手前側収納部分の奥行きは約200mmとなるため、グラスとか小皿は十分収納できますが、+30mmぐらい奥行きを深くすると雑誌なども入って、収納のバリエーションがぐっと増えると思います。
また、お部屋全体の収納量に余裕がある場合は、オープンカウンターもしくはディスプレイ棚(見せる収納)を検討することがオススメです。
ちなみに、オープンカウンターにする場合は、キッチン全体の奥行きを最低950mm以上、できれば1000mmに設定するのがポイント。
一般的なアイランドキッチンの奥行き900mmだと、せっかくカウンターをつくっても少し窮屈な感じがして、結局カウンターに座ることがなくなってしまう、、なんてことがよくあるので、手前側をオープンカウンターにする場合は、平面プランの検討段階から建築士の方と相談して、キッチン全体の奥行きをしっかり確保できるか確認しながら検討すると良いかなって思います。
最後に、3のディスプレイ棚にする場合は、予め飾るものを想定してから棚の割付寸法を決めることがおすすめです。
玄関ロビーやリビングなど壁に埋め込むタイプのディスプレイ棚でも良く言われることなんですが、事前に飾るモノを想定せず、とりあえず空間のアクセントとしてディスプレイ棚を作ると、ついつい棚の上に普段使いのモノを置いてしまって煩雑になることもしばしば。
見せる収納は、事前の綿密なディスプレイ計画が肝要です。
廣田