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フルオーダーソファを検討する3つのポイント。 | いろいろ

フルオーダーソファを検討する3つのポイント。

  フルオーダー家具の中でも比較的馴染みの少ないフルオーダーソファ。おそらくソファをフルオーダーできることを知らない方が多いのではないかと思います。 オーダーソファは大きく分類して単独で置く独立タイプと、部屋のサイズに合わせた造作タイプの2タイプがあります。前者の独立タイプは、いわいる一般的な置き型ソファで、国内外メーカーからたくさんの種類の製品が販売されておりますので、比較的お好みの製品が見つかりやすいと思います。 後者の造作タイプはお客様のお部屋のサイズに合わせて、既製品のサイズを変更するセミオーダータイプ、もしくはゼロからカタチを考えるフルオーダーソファの2種類があります。特にサイズだけでなく、収納を持たせたりサイドテーブルを組みあわせたりなど、機能を充実させたい場合に登場するのがフルオーダーソファです。 フルオーダーソファを検討するにあたり大切なポイントは次の3つです。 1.座り心地ソファの座り心地を決める座面の内部構造は、外側から見ることができないためなかなかイメージしにくいのですが、内部構造次第で座り心地だけでなく価格にも大きく反映されてきますのでとても重要です。一般的な置き型ソファの場合、座クッションを乗せるフレームの内部にSバネやウェービングテープと呼ばれる伸縮性のあるパーツが組み込まれていて、座ったときにゆっくりと沈み込むような役割をしています。ただ、Sバネなどをフレームに組み込む場合、とてもコストが上がるため、フルオーダーソファの場合、Sバネなどを使用せず、座クッションに使用するウレタンを数種類組み合わせながら、ちょうどいい座り心地を作っています。 2.カバーリング暑い時期の汗や飲みこぼしなど、ついついカバーを汚してしまうのがソファの悩みどころです。そこで、デザインを検討する際は座クッションはもちろんのこと、できれば背クッションもカバーリングタイプにすることをオススメしています。カバーリングであれば、クリーニングに出せるのでいつでもキレイな状態に整えることができ、また長期使用による磨耗で生地が擦り切れてしまった場合もカバーを外して簡単に補修することができるので、安心して永く使い続けることができます。 3.座面の高さや奥行きなどの各寸法座クッションのウレタン層とともに、座り心地に大きく影響するのが座面の奥行きや高さなどの各寸法です。ポイントは「座面の奥行きは深すぎず、シートHは低すぎず」です。特に海外メーカーのソファに多いのですが、座ってみると奥行きが深すぎて背持たれまで届かない場合が多かったり、座面が低すぎて立ち上がるときに身体に負荷がかかりやすくなることがあるので、オーダーソファに限らずソファをご検討の際はカタログだけで判断せず、必ず一度実物に座ってみて体感されることをオススメします。 他にも座面の下に収納を設けたり、コーナーやサイドにテーブルを組み合わせたりするなど、フルオーダーソファをご検討の際はぜひいろいろアイデアを膨らませてみてください。

LIXIL×SUNTORYの新しい浄水器混合水栓。 | いろいろ

LIXIL×SUNTORYの新しい浄水器混合水栓。

  先月LIXILとSUNTORYの共同開発で発売された浄水器混合水栓「Greentap」。 いままでの浄水器が得意とする「不純物質を除去したおいしい水」に、SUNTORYが独自に開発したヤシ殻からとれる自然由来の植物ミネラルエキスをプラス。 さらに、オプションの冷却装置を付けることで、氷などで冷やさずに、蛇口から最適な温度の冷水が楽しめます。 いまのところ、LIXILオンラインショップでの購入に限られていますが、水栓器具本体のデザインも洗練されていて、いままでペットボトルやウォーターサーバーをご利用されている方には、とても良い選択肢になりそうです。 LIXIL×SUNTORY「Greentap」 https://www.greentap.jp/

スツールの可能性。 | いろいろ

スツールの可能性。

  スツールは、おそらく家具の中で一番のマルチプレイヤーです。 座ることはもちろんのこと、ソファの近くにおけばサイドテーブルとして、キッチンにあれば踏み台代わりに。 天板の上に植物を置けばコンソールにも。 さらに、とても面白いカタチであればオブジェとして。 使う人によって自由に役割が変わります。 ちなみに、ぼくの好きなスツールは、アルヴァ・アアルトの「スツール60」と、マックス・ビルの「ウルムスツール」。     スツール60も、ウルムスツールも、フォルムはいたってシンプル。 だからこそ、シンプルから生まれる余白が、使う人の想像を掻立てる気がします。   スツールには可能性がたくさんあります。  

倉俣史朗展。 | いろいろ

倉俣史朗展。

  先週末まで世田谷美術館で開催されていた倉俣史朗展に滑り込みで行ってきました。 今回もだけど、いつも気になっている展覧会を最終日ギリギリになって慌てて観に行く癖を、そろそろ直したいと思います。 倉俣史朗は1970年代後半〜80年代を代表するインテリアデザイナーで、ぼくが一番好きなデザイナーです。 アクリルやエキスパンドメタルを使った作品が有名で、湾曲したチェストや敢えて粉々にしたガラスを天板にしたテーブルなど、少し風変わりなデザインが特徴的ですが、不思議と違和感がなく、作品を観ているとなぜかとても感傷的な気分になります。 うまく言えないけど、たぶん目の前に見えているカタチではなく、その背景に込められた作品に対する想いみたいなものに、とても共感するのかなって思います。 とても詩的で、とてもやさしくて。 デザイナーというより、文字ではなくデザインを表現手段にした詩人みたいな人です。 東京での展示は終わってしまったけど、これから富山県美術館や京都国立近代美術館で巡回するので、機会があればとてもおすすめです。 「倉俣史朗のデザインー記憶の中の小宇宙」 https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/shiro-kuramata-design-news-202308

2024年。 | いろいろ

2024年。

あけましておめでとうございます。 今年の1月から新しい仲間が加わって、Basisは3人体制となります。 ぼくの家具業界での師匠でもあり、とても尊敬している経営者でもある方から、10年ほど前にお酒の席で「会社は3人が一番安定するんだよ。」というお話をお伺いしてから、ぼくの中でずっと頭の片隅に3人体制というイメージがありました。 水戸黄門もサンバルカンも3人チームだし。笑 ことしもひとつひとつ丁寧に向き合い、より良い製品をお届けできるように、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。 それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年。 | いろいろ

2023年。

前回のブログから、気がついたらあっという間に半年が経ち、もうすぐ2023年が終わります。 2023年は自宅のフルリノベーションと、ホームページの全面リニューアル、2つの大きなイベントがありました。 想定していた通りいろいろ大変なこともありましたが、多少無理してでもこのタイミングで2つ同時に取り組むことができて、とても良かったのかなって思います。 自宅のフルリノベを通じて、改めてBasisが理想とする住空間について向き合うことができました。 ホームページの全面リニューアルを通じて、改めてBasisの存在意義について向き合うことができました。 この経験で得られたたくさんの気づきをもとに、これからも一つ一つ丁寧に提案していきたいと思います。 今年一年お会いさせていただいたすべてのみなさまへ。 本当にありがとうございます。 それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。 廣田 耕人

自宅のリノベーション工事が始まりました。 | いろいろ

自宅のリノベーション工事が始まりました。

今月初めから、いよいよ自宅のリノベーション工事がスタートしました。 最初の一週目で設備以外の内装を全て撤去して、解体前には分からなかった箇所を一通り確認します。 予期せぬところに障害物が見つかったりすると、計画の見直しが必要になることもあるけど、幸い大きな障害物もなくほぼ計画通りに進めそうで、まずは一安心。 基本的には契約図面をもとに工事を進めていくけど、住み手にとってこれから長い時間お世話になる空間です。できるだけ後悔のないよう、一度決めたことでも、本当にこれでいいのかなぁって考え続けた結果、変更したくなることもあるのかなってと思います。 工務店側としては、契約図面通り工事を進めていくのが一番安心だし、工事遅延などのリスクを減らすことができるので、原則契約後の変更はできません、という工務店様は多いと思います。 ただ、実際は設備の先行配管工事や大工工事など主な骨格をつくる工事が始まるタイミングを把握しておけば、例えばトイレにやっぱり手洗器を追加したいとか、通路の幅を広くしたいなど、工事着工後でも物理的には変更可能です。 もちろん、場合によっては工事期間が伸びたり工事金額がアップしますが、それでより満足できる空間になれれば、納得できる気がしますし、しっかり丁寧にお伝えすることで、工務店様側も安心して工事が進めれると思います。 なので、これから新築やリフォームを検討されている方は、事前に契約後の変更は可能か、また可能な場合は設備の位置決めや壁の位置など主要な工事内容それぞれのタイムリミットを把握されることをおすすめします。

フルリノベーションと予算。 | いろいろ

フルリノベーションと予算。

自宅マンションのフルリノベーション工事がいよいよ7月から始める中、たくさんの理想を詰め込んだ計画図面をもとに工務店から上がってきた見積金額を見て、一気に現実に引き戻らされるのは、よくあるお話だと思います。 ご多分に漏れず、我が家も大幅に予算オーバーしていて、ちょっと床材のグレードを落とそうかとか、そういうレベルでは到底予算に収まらなそうで、床暖房を全部やめたり、造作家具のいくつかをまるごとやめたり、数字とにらめっこしながらドラスティックに絶賛格闘中です。 予算調整する上でたぶん一番大切なことは、とにかく優先順位をつけること。 あれもしたい、これもしたい、はみんな同じ気持ちだけど、実現するためには予算を増やすしかない訳で、それに何でも簡単に手に入ってしまうのも少しつまらない気もします。なので、実はある程度予算で区切った方が、計画の中で実現したいことととことん向き合えて、結果的に満足のいく空間になるのかなって思います。まぁ、ただの負け惜しみかもしれないけど。。笑 昨日は大きな減額案のポイントであったユニットバスを選び直すために、平日休みをとって妻とふたりでリクシルのショールームに行ってきました。 工務店からのアドバイスで、いくつかシリーズ分けされているユニットバスは、みんな同じ掛率ではなく、グレードの高いシリーズの方が掛率も高く、またオプションの組み合わせ次第ではグレードダウンしたシリーズでもほぼ当初の計画通りのユニットバスが実現できるとのことで、シュールームスタッフの方にアドバイスを頂きながらあれこれ選びなおしたところ、浴槽のメンテナンス性以外、ほぼ当初の計画通りで50万ぐらいのコストダウンにつながりました。 オーダーキッチンでスペックする設備機器もたまに裏技的な選び方があるけど、日本の住設機器の価格体系は本当に複雑で難しいので、購入を検討する際は事前にネットで調べたり、お店の方に聞いたりしながらたくさんの情報を集めることが大切だと思います。 リクシル行くついでに、中野坂上にある平田タイルショールームにも寄って、検討している洗面ボウルの実物を確認。今回アースカラーの洗面ボウルを探していて、平田タイルで取扱しているアクアピアシリーズか、目黒のフォンテトレーディングで取扱しているBagniシリーズのどちらかで決めようと思います。 平田タイル_アクアピアhttps://www.aquapia.jp フォンテトレーディングhttps://www.fonte-trading.com/basin

ゴミ箱の収納場所はシンクが基準 | いろいろ

ゴミ箱の収納場所はシンクが基準

オーダーキッチンの収納計画をプランする上で、ゴミ箱の位置はとても大切なポイント。 キッチンでゴミが一番出る場所は、コンロとシンクの間の作業スペースか残飯を廃棄するシンクです。そして、使い勝手を考えるとゴミを捨てるのにできれば一歩以内で済ませたいところ。そう考えると、ゴミ箱の収納場所はシンクを基準に考えると便利だと思います。具体的には次の2つのパターンがおすすめです。 1.シンク下 キッチンカウンターの中でゴミ箱を収納する場合は、シンク下が一番便利です。シンク下はもともと配管などが混み合っていて他の場所ほど収納量を確保できないため、扉をつけてゴミ箱を隠すか、ダイニングテーブル側からあまり見えない場合はそのままオープンでも良いと思います。 ちなみに、引出内に収納する場合はおおよそ20L程度、オープンの場合は30L程度のゴミ箱が設置できるので、1日分のゴミが収納できれば良いのか、数日分のゴミを収納する必要があるのか、ゴミの分量で検討するのもありです。 2.カップボード キッチンカウンターの後ろにカップボードがある場合は、カップボードの中に収納する方法もあります。その場合は、引出にキャスターを付けて可動式にすれば、料理中だけキッチンのそばに寄せておいて、料理が終われば綺麗に収納できるのでとても便利です。 他にも収納方法はいくつかありますが、オーダーキッチンやオーダーカップボードのように自由にレイアウトができる場合はなるべくシンクの近くにゴミ箱を収納するのがおすすめです。

干支が一周まわりました。 | いろいろ

干支が一周まわりました。

おかげさまで、Basisをはじめて3月21日でちょうど12年が経ちました。 12年というと、ちょうど干支が一周する長さです。なんとなく、「干支が一周」っていいですね。 オーダー家具屋さんとして葉山でお店を始めて、1年目の終わり頃にひょんなできごとがきっかけで初めてオーダーキッチンをつくることになり、みぎもひだりも分からない中、とにかくたくさんのキッチンメーカーを見て回りながら、なんとかカタチにしたことを今でもすごく良く覚えています。 それからオーダーキッチンをつくる機会が少しずつ増えてきて、いつのまにかオーダー家具よりオーダーキッチンがBasisの中心になっていきました。独立前までオーダーキッチン業界があることすら知らなかったことを思うと、本当に不思議な縁を感じます。 これまで何度も何度も船が沈みかけ、一度だけ本当に船を沈めてサラリーマンに戻りたいなって思っていた時期もあったけど、みんなにたくさん助けてもらったり、励ましてもらいながら、おかげさまで今日も元気にBasisをつづけています。 いつごろだったか、Basisの拠り所になるコトバをぼんやり考えていたときに、「ほそく、深く、ながく(永く)。」というフレーズに出会って、それからずいぶん迷うことが少なくなってきた気がします。 できるかぎり少ない人数でカラダ(事業規模)をスリムに、一つ一つのモノづくりにとことん深く向き合って、少しでも永くBasisを続ける。 そして、続けることは「変化しつづけること」であることを忘れずに、これからも少しずつ、ぼくたちのペースで前に進んでいきたいと思います。

引出収納と扉収納。 | いろいろ

引出収納と扉収納。

フルオーダーキッチンやフルオーダー家具を検討するとき、収納方法について引出がいいのか、扉収納がいいのかで迷うことがあると思います。 人それぞれ好みの使い勝手があるので基本的に正解はありませんが、今までの経験をもとに、引出収納と扉収納、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。 ○引出収納のメリット ・上から物が取り出せる 腰から下の低い位置の収納は、扉収納だと腰を屈んで探すのが少し億劫だったりしますが、引出であれば少し膝を曲げる程度で上からかんたんに取り出せるので体への負担が少なく済みます。 扉収納に比べて中のモノが取り出しやすく、引出収納を選ぶ一番の理由だと思います。 ・奥に収納した物が取り出し易い 特にキッチンの場合、カップボードなどに比べて奥行が深いため、物の出し入れがとても便利です。 ×引出のデメリット ・収納量(容積)が減る 引出の構造上仕方ないことなのですが、どうしても内部空間にある程度の隙間が必要になるため、扉に比べて収納量(容積)は少なくなります。 ・コストが高い 扉収納に比べて製作工数が多く、またソフトクローズ仕様のスライドレールなど金物の値段も高価なため、トータルで扉収納よりもコストが高くなります。 ○扉収納のメリット ・様々なサイズの物が効率よく収納できる 扉収納の最大のメリットは、収納する物のサイズに合わせて棚の高さを変更できる点。特に食器はいろいろなサイズがあるため、収納する物によっては、引出より扉収納の方が効率よく収納できる場合があります。 ・収納量(容積)が多い 内部は基本的に可動棚のみで引出のような隙間が必要ないため、内部空間に対して最大限収納量を確保できます。 ×扉収納のデメリット ・奥にしまったものが取り出しにくい 棚どうしの高さを低く設定するほど奥にしまった物が取り出しにくくなるので、全体の奥行を考慮しながら棚どうしの高さを設定する必要があります。 とてもざっくりな説明になりましたが、個人的な目安として収納全体の奥行が35cm以下の場合は扉収納、35cm〜45cmは引出収納もしくは扉収納、45cm以上は引出収納が良いかなって思います。

個性。 | いろいろ

個性。

「御社ならではの強みってどんなところですか?」 2011年の創業以来、これまで何百回も聞かれた質問です。「細かいディテールにとてもこだわってつくっています。」とか、「オーダーキッチンだけではなく、オーダー家具もできます。」とか、色々考えながら思いつく限りお答えしてきました。 でも、それって本当にぼくたちならではの強みなのかなって、ずっと確信がもてないのも正直なところです。 細かいディテールにこだわっているメーカーは他にもたくさんあるし、オーダーキッチンとオーダー家具が両方とも作れても、そもそも両方同時に検討される案件なんて年に数件ほどで、両方作れること自体、お客様からあまり求められていません。 情報が簡単に手に入ることでデザインや技術が日々共有される時代、どのメーカーもみんな製品の仕上がりはとてもキレイで、よほど個性的な形でなければ、デザインもモダンですっきりまとまっています。たぶん、技術的なことやデザイン的なことは、どのメーカーもあまり大差ないのかなって思います。 では、強みってなんだろうってなるんですが、最終的にはたぶん「人」なのかなって。話をするのがとても得意な人、話を聞くのがとても上手な人、仕事がすごく丁寧な人、ぐいぐい引っ張るのが得意な人、ユーモアたっぷりな人、、、人の数だけたくさんの個性があって、みんなオリジナルでオンリーワンです。 とくにぼくたちフルオーダーメーカーは、お客様の希望に合わせてゼロからモノづくりをするため、お客様とのコミュニケーションがすごく大切で、製品の仕上がりに大きく影響します。 なんか、最近そんなことをよく考えています。

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