blog

いろいろ

グリル付IHクッキングヒーター。 | いろいろ

グリル付IHクッキングヒーター。

ARIFINA / A751H3BK HITACHI / HT-M350KTWF 最近、キッチンの打合せで魚焼きグリル付のIHクッキングヒーターでオススメな機種を聞かれたら、この2つの製品をご紹介しております。 ARIFINA / A751H3FBKhttps://www.ariafina.jp/products/ih/a751h3fbk/overview+spec/ HITACHI / HT-M350KTWFhttps://kadenfan.hitachi.co.jp/ih/lineup/ht-m/?ht150t 2つともにブラックトップ+ブラックフェイス仕様なのが、オススメする一番の理由です。 海外メーカーのグリルなしIHもほぼブラックトップ仕様ですが、ブラックトップやブラックフェイスはキッチン全体をバランスよく引き締めてくれて、しっとりした、とても落ち着いた雰囲気になります。 一昨年あたりから、キッチン水栓もブラック仕様のラインナップが増えてきたので、この流れはしばらく続きそうです。

オーダーキッチン天板の選び方 | いろいろ

オーダーキッチン天板の選び方

オーダーキッチンを検討する際にとても悩むのが天板の種類。代表的な素材を例に、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。   1.人工大理石<代表的なブランド>コーリアン http://www.dupont-corian.net/Corian/ja_JP/ キッチン天板の代表格で、色柄も豊富な人気の素材。長所はなんといっても取り扱いが簡単なところ。傷や汚れがついても木天板みたいにサンドペーパーで表面を削ることができるのでとても便利。短所は、熱に弱いところ。特に直火に当てた鍋やフライパンなどは必ず鍋敷の上に置きましょう。また、黒系の濃色は白系に比べて傷が目立ちやすいので少し注意が必要です。   2.ステンレスキッチンといえばステンレス!というくらいファンが多いイメージ。ステンレス天板を希望されるお客様は迷いがないのです。主な仕上げは少し光沢のあるヘアラインとマットな質感のバイブレーション。長所は熱に比較的強いので鍋敷なくても大丈夫。ただし、シンクで熱湯捨てるときはなるべく水流しながらしましょう。また、キッチンシンクは基本的にステンレス素材のため、ステンレス天板であればシンクとのつなぎ目を無くすことができるのでお手入れがとてもしやすいのも大きなメリット。短所は傷が目立ちやすいところ。ただし、最初は気になるものの、使っていくうちに傷が増えてくると、なじんでほとんど気にならなくなると思います。   3.クォーツストーン<代表的なブランド>サイルストーン http://www.cosentino.jp/silestoneシーザーストーンhttp://www.comforthousing.co.jp/product/material_d/caesarstone/index.html 天然水晶(石英)に樹脂を混ぜて成型された素材で、人工大理石や天然石に比べて硬くて吸水率が低いのが特徴。そのため染みや衝撃、酸に強く、お手入れに手間が掛からないので、機能性を重視される方にオススメ。ただし、硬いとはいえ、包丁の刃先など鋭利なものだと破損してしまい、人工大理石のように容易に補修することが難しいのが難点。もう一つクォーツの特徴として、柄が豊富で天然石さながらの雰囲気がでるので、天板でアクセントをつけたい場合はクォーツがいいと思います。   4.セラミックストーン<代表的なブランド>デクトン http://www.cosentino.jp/dekton リクシルのCMで一躍有名になったセラミックストーン。様々な鉱物粒子を焼結させて作られた素材で、近年とても注目されています。長所は天板で食材のカットができるほどの耐傷性、高温になった鍋を置いても平気な耐熱性、ほぼ無孔質のため、キッチンで使われる様々な液体に対して優れた耐汚染性など、キッチンで起こる様々なコンタクトにめっぽう強いところです。短所は、加工がとても難しいため、他の素材に比べてデザインの自由度が下がる点と、値段が高い点。スレート系など、個人的には黒系の天板が好きな方はセラミックがおすすめです。   5.木天板 ダイニングテーブルのような無垢材天板は、天然素材ならではの質感が最大の魅力です。人工大理石など一般的なキッチン天板に比べて染みや汚れがつきやすくなるため、定期的なオイルメンテナンスが欠かせませんが、お手入れする機会が増える分、愛着もたくさん湧いてくると思います。また、オイルではなくウレタンコーティンを施すことで、水染みなどに強くすることもできます。

空間デザインについて。 | いろいろ

空間デザインについて。

ノートパソコンの写真を整理していたら、家具メーカー勤務時代に一軒だけ設計させていただいたレストランの竣工写真がでてきて、なつかしさもあり少しご紹介させていただきます。 お店がオープンしたのがたしか2010年の10月頃だったから、もう10年以上も前のお話です。 当時も今と変わらず、とてもシンプルな空間が好きで、このレストランも、なるべく装飾的な要素を削ぎ落としながら、シンプルに、素材感を大切にして、何回通っても飽きのこないような空間を目指してデザインした記憶があります。 まず、お店の顔であるL型のオープンキッチンは、ウォールナット天板とコンクリートブロックを使って、素材感を前面に打ち出したデザインに。 カウンター席をこのお店で大切な場所にしたかったので、床をメイン通路と段差を設けてフローリング貼りにして、ライン照明を使ってステージみたいに演出しました。 段差部分に手すりを設けるか悩みましたが、なるべく空間のボリュームを大きくとりたかったので、フローリング面積を少し広めにとって安全面を確保し、手すりは無しにしました。ただ、今思い返すと、手すりがあったほうがカウンター席に座った時に囲われた感がでるので、厚みの薄いフラットバーで作っても良かったかもしれません。 次に、お店の奥に進むと、カウンター席と雰囲気を大きく変えたテーブル席ゾーンになります。 女性がメインターゲットのお店だったので、フェミニンとモダンのちょうどいいバランスを目差して、ダークパープルのカーペットにライトグリーンの壁面をチョイス。木フレームの大型ミラーに、ペンダントランプが写り込む感じがとても好きでした。ちなみに、左側の木製パーテーションを通り抜けると、トイレエリアになります。 エントランスに戻って、入口エレベーター横の個室は、Osborne&Littleのクラシックなアクセントクロスの壁面を中心に、ベンチシート後方に仕込んだ間接照明で陰影をつけて、少しラグジュアリーな雰囲気を狙っています。 また、天井照明を一切なくして、高低差をつけた3種のペンダントランプとフロアスタンドだけで明るさを確保。 ベンチシートに限らず、アッパーの間接照明は、あらゆる壁面を効果的に演出できるので、住宅でもディスプレイ棚やTVボードに仕込んだり、いろいろ使えると思います。 照明計画は、さきほどの個室のように、できるだけスポットライトやダウンライトを使わずに、ペンダントランプを多用しています。目線より上にもアクセントをつけることで、空間全体の密度をあげるのが狙いです。 店舗設計は、オーナーの意向はもちろんのこと、近隣との調整から始まり、テナント側との交渉、厨房設備業者とのすり合わせ、設備スペックの計算など、デザイン以外にやるべきことがたくさんあって、とても多くの専門知識とコミュニケーション能力が求められます。また、工事が始まれば、図面通りに進むことなどほとんど無くて、予期せぬ問題が起きるたびに、監督や職人のみんなと頭をひねりながらその都度解決策を見出していきます。現場では、問題解決能力がすごく求められます。 なかなかハードな仕事ですが、完成した空間に身を置いた瞬間、何とも表現しがたい達成感に包まれて、きっと住宅設計も含めて、空間をデザインする人たちは多かれ少なかれ、この達成感を求めて仕事をしているんじゃないかなって感じます。 このお店以来、しばらく空間デザインから離れてしまっていますが、またいつかご縁があったら、ぜひ空間デザインにも取り組んでみたいと思います。

洋書で学ぶ。 | いろいろ

洋書で学ぶ。

ぼくがまだ20代のころ、今みたいにPinterestやInstagramなどで簡単に海外のインテリア写真を見ることができなくて、プレゼン資料などで参考画像が必要なときは、例えば「ナチュラル」とか「コンテンポラリー」などテーマに沿ってオムニバス的に色々な事例が掲載された洋書をひっくり返してスキャンしていました。 最近はアプリや海外のウェブサイトなどでさまざまな事例をみることができるので、オムニバス的な洋書を見る機会がほとんどなくなってしまいましたが、建築家やデザイナーの作品集は、オンラインでは得ることのできない何かがある気がして、気になる本を見つけては、アマゾンでポチッとしています。 この本は、イタリアのハイエンドファニチャーブランド”Molteni&C”やキッチン ブランド”Dada”のグローバルデザインをされているベルギー人建築家・Vincent Van Duysenの作品集です。 綿密に計算された幾何学的な空間構成や丁寧な素材の扱い方など、シンプルなデザインの中に、なんていうか、とても凛とした空気感が感じられて、ページをめくるたびに思わずため息が出てしまいます。 やっぱり洋書はいいなぁ。 Vincent Van Duysen websitehttps://vincentvanduysen.com

オーダーキッチンで実現したいことをことばにする。 | オーダーキッチン

オーダーキッチンで実現したいことをことばにする。

オーダーキッチンのご相談をいただくお客様から、「オーダーキッチンを検討するにも難しくて、何から考えたらいいのかよくわからないんです。」というお話をよくお聞きします。 たしかに、オーダーキッチンはいろいろなことが実現できる分、考えることがたくさんあって、とても難しいイメージがあると思います。 もちろん、”レイアウトを決めてから、素材や設備機器の選んで〜”みたいなプランニングする上での手順的なものはありますが、そこはあまり大切ではなくて、オーダーキッチンを検討する上で最初に考えるおすすめの方法があります。 それは、”オーダーキッチンで実現したいことを、箇条書きにする”ことです。 ・暖かみのある天然木のキッチンが欲しい。・子供と一緒に料理できるようなキッチンにしたい。・海外製の食器洗浄機が欲しい。・オープンキッチンにはあこがれるけど、少しだけでも手元が隠れるといいな。・キッチンまわりのモノだけでなく、食器もたくさん収納できたらいいな。 などなど。。 箇条書きにすると、頭の中がとても整理されて、本当に欲しいキッチンのカタチが想像しやすくなると思います。 また、箇条書きにしたことばは、ぼくたちがオーダーキッチンのプランを進めていく上でおおきな”道しるべ”になるので、実はぼくたちが一番知りたいことでもあります。 キッチンへの想いをことばにする。 オーダーキッチンをご検討の際、とてもおすすめです!

旭川。 | いろいろ

旭川。

先週、とても久しぶりに製作工場のある旭川に行ってきました。目的は、今進めている他社向け新作キッチンの試作チェック。 コロナ禍になってから、製作工場との打ち合わせや検品は全てリモートで行うようになり、それはそれでとても便利になったけど、手触り感だったり、ボリュームのバランスだったり、画面越しではどうしても感覚を掴むことが難しいことも多々あり、やはり直接見た方がいいよねってことで、今回工場を訪れることにしました。 全体のバランスをチェックしながら、部分的な納まりを検証するために、その場ですぐに職人の方がサンプルを製作していただいたり、少し無理なお願いをするときは、みんなの表情を見ながら塩梅を考えたり。。このライブ感こそ、モノづくりの醍醐味なんだなぁって。 当たり前かもしれないけど、画面越しのコミュニケーションに比べて、生のコミュニケーションは数百倍ぐらい得られるものがあります。 なかなか旭川に行くことができない分、いままで以上にとても実りのある時間でした。

文字と幾何学のポスター。 | いろいろ

文字と幾何学のポスター。

白金にある東京都庭園美術館で今週末まで開催されている展覧会”20世紀のポスター[図象と文字の風景]”に駆け込みで行ってきました。 「構成主義」といわれる、文字と幾何学を中心にシンプルに組み合わせてデザインされたポスターたちを観ていると、アートとしてではなく、もともと広告として情報を伝えるためだけに作られているのに、写真や絵画を観たときと同じような感動があって、本当に不思議なものです。 ちなみに、個人的に一番好きなポスターはこちら。 メアリー・ヴィエイラ《パンエア・ド・ブラジル航空 DC7C機/パンエア・ド・ブラジル》 1957年 ⓒIsisuf. Istituto internazionale di studi sul futurismo – Archivio Mary Vieira, Milano. All rights reserved. 展示はもちろんのこと、東京都指定有形文化財に指定されている庭園美術館の館内をめぐるだけでも一見の価値ありなので、今週末お時間ある方はぜひぜひ! https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210130-0411_ConstructivePostersOfThe20th.html

古家具から学ぶ。 | いろいろ

古家具から学ぶ。

小石川植物園内の記念館で、目録を保管するための古いキャビネットに出会いました。 建物の築年数から想像すると、たぶん60年以上前に製作されたものだと思います。 引き出しと引き出しの間の、ちょうど腰ぐらいの高さに、レールなしのシンプルなスライド天板が組み込まれていて、これがなんだかとってもいい感じなんです。ここでは、記帳台や、本のディスプレイ棚として活用されていました。 スライド天板というと、炊飯器など家電を移動するために組み込むことが多いですが、他にもスライド天板にはもっといろいろな可能性がありそうで、とてもいいヒントをいただきました。 それにしても、家具や建築をはじめ、古くから残り続けているモノには、独特の魅力がたくさんあります。

10年。 | いろいろ

10年。

Basisは、2021年3月21日でちょうど10周年を迎えることができました。 この写真は、ちょうど10年前、葉山でお店を始めたときのものです。 お店をはじめた頃は、先の見えない不安にとても悩まされてばかりいたけど、最近になってようやく、「先のことは誰も分からない。いまできることは、目の前にある事を一所懸命がんばる。」ことの大切さに気づくことができて、少しだけ不安から開放されました。たぶん、この10年で一番大きな気づきかもしれません。 あと、もう一つ大きく変わったことといえば、何事もすぐに白黒はっきりつけていた自分が、グレーというか、いろいろな場面で簡単に答えを出さないようになりました。グレーを受け入れることができるようになると、なんていうか、とても視界が広くなった気がします。42歳で気付くのは遅すぎかもしれませんが。。たぶん、この10年で一番大人になった出来事だと思います。 でも、シンプル好きだけはずっと変わらずです。むしろ、歳を重ねるごとにどんどんシンプルの魅力にハマっている気がします。 すみません。。Basisを振り返るつもりが、自分自身を振り返ることになってしまいました。 これまでおはなしさせていただいた全てのお客様へ。Basisを見つけてくださいまして、ほんとうにありがとうございます。 これまでいっしょにモノづくりをしてきた全てのパートナーのみさなまへ。Basisをたくさん助けていただいて、ほんとうにありがとうございます。 これからも、ひとつひとつ、丁寧に向き合いながら、細く、永く、深く、Basisを続けていけるように、頑張ります。

ふつう | いろいろ

ふつう

最近この本に出会って、とても勇気付けられました。 著者の深澤直人さんは、MUJIをはじめ、世界中の名だたるメーカーのデザインを手掛けられている、日本を代表するデザイナーです。20年以上前に無印良品から発表された、換気扇をモチーフにして生まれた「壁掛けCDプレイヤー」は、たぶんみんな見たことがあると思います。 Basisのオーダーキッチンやオーダー家具は、とてもシンプルなデザインが特徴です。 個人的にシンプルなモノが好きというのもあるけど、一番の理由は「シンプルなデザインは飽きることなく、空間に溶け込んで永く使い続けることができる」と信じているからです。 それでも、時々ふと「もう少し個性を足した方がいいのかな。」とか「シンプルすぎてつまらないのかな。」と不安に駆られることがあって。。その都度、「大丈夫、きっと間違っていないはず。」と何も根拠のない自信を自分でつくっては、自分自身を励ましてきました。 シンプルなデザインは「ふつう」なんです。 だからこそ、全体のプロポーションやディテール、手で触れたときの感触など、あまり気づかれないようなとても細かいことを一つ一つ丁寧に積み重ねていくことで、製品に深みがうまれ、「ふつう」が「ちょっといいふつう」になる瞬間があると思います。 この本を通じて、「ふつう」についてもっと向きあう自信がつきました。 なんだか、ものすごく嬉しかったです。

偶然に。自然に。 | いろいろ

偶然に。自然に。

「日常生活の中で偶然出会う、小さな種のような瞬間をカメラに収め、それが人々の心の中で花開くことを思うとたいへんうれしい。」ロベール・ドアノー ぼくは写真のことは全くの素人で良くわからないけど、写真に限らず「偶然に」とか「自然に」とか、作り手の意図しないところで生まれるモノは、不思議と心に直接伝わることがとても多い気がします。 プロダクトの世界でよく使われる「アノニマス」という言葉も、たぶんこれに近い感じだと思います。 意識すればするほど心から遠のいていく、本当に難しいものです。 「写真家ドアノー/音楽/パリ」https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_doisneau/

カラーコーディネートの教科書。 | いろいろ

カラーコーディネートの教科書。

コンラン監修のカラーコーディネートブック。 今まで色々なインテリアのカラーコーディネートブックを見てきましたが、この本が個人的には一番分かりやすくて良かったです。 青や赤など代表的な色についての理論的な知見から、インテリアとしての色の捉え方、ディスプレイする際のカラーバランスなどインテリアショップ経営者ならではの視点でとても分かりやすく書かれています。 また、各テキストと共に掲載されているイメージ写真がどれも飾りすぎず日常風景を切り取った感じで、インテリアを熟知されたコンランならではの世界観を感じ取ることができます。 一般的なインテリア情報誌は、撮影用にディスプレイが綿密に作り込まれているため、少しリアリティに欠ける感じがあるのですが、この本に掲載されているインテリアはどれも日常に近い雰囲気が感じられるので、カラーコーディネートだけでなく、インテリアのディスプレイの参考にもオススメな一冊です。

CONTACT

シンプルで永く愛用できる、オーダーキッチン・キッチンリフォームは、Basisへ。
対応エリアは、東京都・神奈川県および、千葉県・埼玉県(いずれも一部地域)となります。
ご相談・お見積もり・ショールームの見学など、お気軽にご連絡ください。

お電話でのお問い合わせ

TEL.03-5760-6240 受付時間:10:00 – 18:00(水・祝日休み)

WEBからのお問い合わせ

まずは無料相談