2022.02.13
新作を考えています。
ショールームに展示しているカップボードは、葉山での創業当時から使っていて、かれこれ10年以上経ちます。その後いろいろな家具金物が出てきたこともあり、そろそろ新しくしようかと、現在新作カップボードを計画中です。 去年の11月ぐらいからいろいろプランを考えているけど、なかなかピンとくるカタチにたどりつかず、むしろ、考えるほど着地点がどんどん遠のいていく気がします。 展示品の目的は、主に3つあって、 1.使い勝手(機能)の提案2.見え方(意匠)の提案3.立ち位置(ブランディング)の設定 この3つのバランスを考えながらカタチを決めていくのですが、特に3つ目の「立ち位置」の設定が肝になります。立ち位置とはつまり、その製品のグレード感だったり、価格帯だったり、ブランドに関わる大切なポイントとなる部分です。 天然石や無垢材など高価な素材や最新の家具金物をたくさん取り入れれば、グレード感があがる反面、当然ながら価格帯も跳ね上がります。また、比較的手に入りやすい素材でコストパフォーマンスを高めれば、価格面でお客様の間口が広がる反面、こなれた感がでて、新しくつくることの意味を考えると、本当にそれでいいのかなぁ、、と思うところもあります。 暮らしのイメージが湧きやすい使い勝手を備え、Basisらしいシンプルで素材感の感じられる意匠で、これからのBasisとしての立ち位置を見据えたグレード感を設定する。 うーん、どうしたものか。 今年の6月ぐらいにはお披露目できるといいな。
2022.01.27
クォーツシンク
アメリカの水栓金具メーカーKOHLER社から発売されているクォーツ製シンク。 一番の特徴は、ステンレスシンクでは表現できない、マットブラックのしっとりした質感です。 海外ではここ最近、ステンレスシンクではなく、マットブラックのクォーツシンクを採用するメーカーがとても増えてきているみたいです。 それには、傷や汚れが目立ちやすいため、以前はキッチン天板に敬遠されてきたブラックなどの濃色系が、DEKTONに代表されるセラミック天板が普及してきたおかげで、濃色系が積極的に採用されるようになってきたことが背景にあります。 ステンレスシンクは比較的どの素材とも相性が良いので、ブラック天板との組み合わせでも全く問題ないのですが、マットブラックのクォーツシンクの方がよりマッチするのは確かです。 クォーツと強力エポキシ樹脂が配合されることで、傷や衝撃、熱に強く、また経年劣化による退色にも強いため、見た目だけでなく、使い勝手も申し分なそそう。 コストさえあえば、今後とてもおすすめなシンクになりそうです。 KOHLER Cairn Neoroc Kitchen Sinkhttp://www.kohler.jp/feature-products/neoroc-cairn/
2021.12.30
2021年。
2021年も残すところ、あとわずかになりました。 いつだったか、「先のことは何も考えずに、今日1日を全力で使い切る。」と誓った時があって、今年は去年よりも少し実行できた気がします。 仕事の時も、家事をする時も、子供たちと遊んでいる時も、できる限り他のことを考えないように、目の前のことに一生懸命向き合う。 最初のころは本当に難しくて、なかなかうまくできなかったけど、「鬼滅の刃」で、煉獄杏寿郎が炭治郎に「集中!」と声をかけているのを見て、なんかすごく納得したことがあって、それから少しずつスイッチが入るようになってきました。 大人になってからほとんど漫画を読まなくなってしまったけど、スラムダンクに出てくる安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ。」をはじめ、漫画のキャラクターたちの言葉は、ビジネス書のきれいにまとめられた言葉よりも、身近で温もりがあって、心にとても深く刺さる気がします。 ちなみに、料理するときだけは昔からすごく集中することができて、それはきっと「美味しいご飯が食べたい」という食いしん坊ならではの純粋な一心で料理するからだと思います。 今年もみなさまのおかげで、無事年末を迎えることができました。 今年一年お会いさせていただいたすべてのみなさまへ。本当にありがとうございます。 それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。 廣田 耕人
2021.10.11
ダイニングテーブルのサイズ選び
ダイニングテーブルを検討する時、デザインや素材はもちろんのこと、特に悩むのが全体のサイズ選び。 テーブルサイズを検討するときの基準はいろいろありますが、押さえるべきポイントは、「部屋の広さ(通路幅)」と「合わせる椅子の数」の2つ。 今日は、このうち「合わせる椅子の数」について、代表的なサイズの事例をご紹介します。 120cm×75cm:4脚最小サイズ 4脚を合わせる場合の最小サイズです。ちなみにカジュアルな飲食店の4名テーブルはこのサイズが多いです。ただし、住宅のダイニングテーブルとしては、少し物足りないサイズかもしれません。 140cm×80cm:4脚標準サイズ 4脚テーブルの標準サイズ。最低このサイズがあれば窮屈にならずに食事が楽しめます。ただし、アーム付きの椅子を合わせる場合は少し窮屈になります。 160cm×85cm:4脚ゆったりサイズ もし4脚ともアーム付きの椅子を選ぶときは、最低これぐらいのサイズが欲しいところです。ちなみに、アーム無しであればお誕生日席もできます。 180cm×90cm:6脚最小サイズ 少し窮屈になりますが、アーム無しであればなんとか6脚合わせることができるサイズ。アーム付きだと、4脚でゆったりバランスよく収まります。 80cm×80cm:2脚ゆったりサイズ 次に丸テーブルの場合。2脚であれば80cm×80cmで十分ゆったり食事できます。 90cm×90cm:3脚標準サイズ アーム無しタイプ3脚並べるなら、このサイズがちょうどいい感じです。 100cm×100cm:4脚標準サイズ 丸テーブルの標準サイズです。ダイニングルームが正方形に近い場合は、100cm×100cmの丸テーブルを基準に、通路幅とのバランスを見てサイズ検討すると決めやすいと思います。 110cm×110cm:4脚ゆったりサイズ 4脚ともアーム付きなら一回り大きい110cm×110cmがおすすめです。
2021.09.18
はじめての自由研究。
息子にとって、はじめての自由研究。 去年一年生の時は、コロナ禍で1学期ほとんど休校だったため、二年生になった今年が初めての体験です。 夏休みの宿題とはいえ、せっかく自由に研究できるのだから、息子が興味のあるモノを使って何か実験してみない?ということで、未だに大好きなトミカを使って、どの車が一番遠くまで走れるか予想を立てた上で、実際に計測してみることにしました。 まず、たくさんあるトミカの中から、「スポーツカー」や「トラック」など6つほどカテゴリー分けした上で、それぞれ代表選手を選ぶ。丸いものや四角いもの、背が高いものから低いものまで、かたちもなるべく被らないようにします。 次に一台ずつ計りに載せて重さを計ります。そうすれば、重さと走行距離が関係しているかも調べることができるので、ちょっと研究っぽくかなと思って。 そして、いよいよ計測スタート。息子のアイデアで、スキージャンプみたいに滑走路を出てから止まるまでの距離を3回ずつ測って、それぞれ一番長い距離を正式記録とすることにしました。 一台ずつ滑走路から滑らせては、メジャーを使って走行距離を測る息子が、なんだかとっても楽しそう。 自由研究のテーマが、普段の遊びの延長みたいな形でもいいのか良く分からないけど、息子が自分でテーマを決めて、実験方法を考え、なにより楽しそうに実験している姿をみて、ありきたりな感想だけど、この体験が一番大切なのかなって思います。 ちなみに、ぼくと息子が予想した金メダル候補はスポーツカー(NISSAN GT-R)だったけど、結果はまさかのディズニーオープンカーが金メダル。 息子といろいろ考えてみたけど、どうしてもGT-Rよりディズニーオープンカーが勝った理由が分かりませんでした。。
2021.08.28
Nobilis Black
国内コンロメーカーのハーマンにて、オールブラック色の新シリーズ「Nobilis Blackシリーズ」の商品説明会に行ってきました。 主な機能はそのままに、テフロンコーティングされたブラック天板、質感の良いブラックステンレスフェイスは、たしかにいままでの国産コンロとは違った雰囲気があって、個人的にはとてもいい感じでした。 また、最近流行りの薫製調理も自動で設定できたり、魚焼きグリルもお手入れがとても簡単になったり、いままでの国産コンロのイメージからだいぶ変わってきている気がします。 水栓もここ数年ブラック色が増えているし、設備機器のブラックシリーズはこれからもまだまだ続きそうです。 ハーマン Nobilis Black シリーズhttps://www.harman.co.jp/pdf/catalog/harman-shinseihin.pdf
2021.08.22
久しぶりの小説。
すっごく久しぶりに、小説を読みました。 先日、朝11時から納品撮影の予定が、時間を間違えて10時前に現場についてしまい、さぁ1時間どうしようか、ということに。 たまたま最寄駅から近い場所だっため、一旦駅まで戻ってふらふらしていたら、時間潰しには最高な本屋さんが駅ナカビルにあったので、ふらっと立ち寄りました。 いつもなら、ついつい惰性でインテリア雑誌コーナーやビジネス書コーナーを見てしまうのですが、それもなんだかなぁと思って、なんとなく久しぶりに文庫コーナーを覗いて、昔良く読んでいた伊坂幸太郎の新刊を買うことにしました。 ちなみに、ぼく自身読書家とは全く遠い存在で、子供のころ、夏休みの宿題以外でちゃんと本を読んだ記憶がほとんど無く、たぶん大学生になってから初めて(宿題ではなく、楽しみとして)小説を読んだ気がします。ただ、それも自分から手に取った、というより、友人に村上春樹の「ノルウェイの森」をめちゃめちゃお勧めされたのがきっかけ。 そんな偶然のきっかけでしたが、「ノルウェイの森」ですっかり村上春樹ワールドにハマってしまい、当時出版されていた村上春樹作品をあっという間に全て読んでしまうほど、小説を読むのが好きになりました。個人的には、「国境の南、太陽の西」が村上作品で一番のお気に入りです。 村上春樹の次にハマったのが、ミステリー小説で有名な伊坂幸太郎。これもきっかけは当時勤めていた会社の同僚からのお勧めでした。住んでいた逗子から表参道までの長い電車通勤が最高の読書タイムで、おかげでとても楽しく通勤できた気がします。 その後、勤めていた会社を退社して独立するのですが、電車通勤がなくなったことで読書する時間もかなり限られてしまい、また仕事柄全く面白くも何ともないビジネス書的なものを読む必要があったので、以前のように小説を読むことがほとんどなくなってしまいました。 でも、今回ふとしたきっかけで久しぶりに小説を読んでみたら、やっぱり最高に面白いんです。今回も読み始めたら、あっという間に伊坂ワールドに引き込まれて、結局その日深夜遅くまで一気に読み終えてしまいました。 小説の良いところっていろいろあると思いますが、個人的にはとにかく「没頭できること」なのかなって。小説の世界に浸ると、なんだか少しココロに余裕が持てる気がします。 ここ数年、仕事と子育てで余裕が全くなく、いや、それはそれでとても楽しいのですが、なんとなく少しココロに余裕が持てたらいいなぁと思っていたので、これを期に、また時間見つけて小説読んでみようと思います。
永く使うことについて。
愛着を持って永く大切に使い続けるためにできることについて、自分なりに改めて考えてみました。 まずは手に入れるまでについて。 手に入れるまでの時間とモノへの愛着の深さは、少なからず比例しているのではないかと思います。 たとえば、手に入れるまでの時間が長いほど、欲しいモノに対してデザインや機能、価格など様々な角度から検討するので、結果的に満足度の高い買い物ができる気がします。 また事前にある程度欠点なども把握しているので、一般的に言われる欠点でさえ、愛着が湧いてくると思います。 反対に、衝動買いしたモノは、買ったあとに色々気づくことが多いので、うまくいく場合とそうではない場合がある気がします。 それゆえに、オーダーキッチンやオーダー家具のような比較的高価な製品は、できるだけ時間を掛けて検討したいものです。 ただし、時間を掛けすぎると何が大切なのか良く分からなくなってくるので、そのあたりは適度なサジ加減で、腹8分目ではないけど、80%ぐらいの理解度がちょうどいいのかな。20%は買ってからの楽しみということで。 次に手に入れてからについて。 せっかく時間をかけて買ったモノだから、丁寧に使うことはもちろん大事だけど、できれば身体の一部のように、あまり細かいことは気にせずにガシガシ使いたいものです。 価値のある器だって、ガラスケースにしまってただ眺めるだけより、毎日磨いたり、できれば実際に使用するほうが、はるかに愛着が湧くはず。 つまり、お手入れを繰り返すことで愛着が深くなって、永く安心して使い続けることができるのです。 そのためには、お手入れのしやすい素材や構造がとても大切。 例えば木製のダイニングテーブルであれば、比較的安価でウレタン塗装によって汚れが付きにくい突板天板より、定期的なサンディングやオイルの塗り直しなど手間はかかるけど、傷がついても自分で簡単に直せて、オイルを塗り直すたびに味わい深くなる無垢材天板の方が、安心して永く使えます。なにより手間をかけることで愛着が湧くのがいい。 ソファなどのファブリック製品は、日常生活の中でどうしても汚れやすく、また日光や照明などで生地が退色していきます。 そのため、カバーが本体に張り込んで自分では外せない張込仕様より、簡単に外せてクリーニングに出せるカバーリング仕様がおススメです。 またクッション内部のウレタンも経年劣化するので、できれば座面も置クッションタイプのように簡単に交換できる構造の方が良い気がします。 オーダーキッチンやオーダー家具に限らず、洋服や小物など身の回りにある全てのモノについて、できる限り永く安心して使い続けたいものです。
2021.07.18
TOKYO リノベーションミュージアム。
ずっと前から行こう、行かなきゃと思いつつ、なかなか行けずじまいだった汐留にあるパナソニックの「TOKYO リノベーションミュージアム」が、今年の8月で閉館するとのことで、先日家族連れてようやく行ってきました。 都内の一般的な中古マンションがスケルトンになり、いろいろなプランに生まれ変わる姿が、建築模型によって時系列に展示されていたり、実際に体験できるリノベーション事例あったり、リノベーションに関するQ&Aが見やすい形でパネル展示されていたり。 なるほど、たしかにリノベーションのショールームというより、リノベーションの展覧会を見ているような気分になれて、めちゃめちゃ面白かったです。 こんなに素敵な場所が、もうすぐ閉館になってしまうのが本当にもったいないのですが、これからリノベーションを検討される方は、閉店まであと3週間ぐらいあるので、ぜひ一度TOKYOリノベーションミュージアムに行かれることをおすすめします! とくにエントランスにある建築模型の事例たちは必見です! TOKYO リノベーションミュージアムhttps://sumai.panasonic.jp/trm/