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2022年9月

はじめての回転テーブル。 | オーダー家具

はじめての回転テーブル。

天板が360度回転するサイドテーブルです。 いままで天板が伸縮するダイニングテーブルの製作経験はありますが、天板が回転するサイドテーブルは初めての経験です。 そもそも製作のご依頼をお請けしてよいものか、いつもスチール脚など金物系の製品を製作していただいている金物製作所に相談したところ、過去に何度か製作実績があるとのことで、天板が回転するための基本的な機構から注意するポイントまで、いろいろ親切に教えてくださいました。おかげさまで、とっても素敵なサイドテーブルが出来上がりました。 旭川にある木工製作所をはじめ、ぼくたちがいつもお世話になっているつくり手のみなさまは、モノづくりのレベルがとても高く、またみんな親切でとっても優しい方ばかり。 ぼくたちは自社工場をもたない、いわいるファブレスメーカーなので、製品のデザインを考えることはできても、自分たちの手で実際にカタチにすることはできません。 お客様はもちろんのこと、つくり手のみなさまにも喜んでいただける。そんなモノづくりを、これからもひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたいと思います。

キッチンリフォームのススメ。 | オーダーキッチン

キッチンリフォームのススメ。

キッチンリフォームというと、主に「システムキッチンの入れ替え」をイメージされる方が多いと思います。 特に初めて住宅を購入される方は、キッチンを新しく購入するという体験も初めてなので、もともとキッチンにこだわりのある方以外は、みなさまシステムキッチンをお選びになると思います。ぼく自身、もしオーダーキッチンの仕事をしていなければ、おそらくシステムキッチンを選ぶと思います。というより、システムキッチンという選択肢しか知らないような気がします。 ぼくがフルオーダーキッチンをとてもお勧めしたい方は、キッチンにこだわりのある方はもちろんのこと、住宅を購入されてから年月を経てそろそろキッチンの入れ替えをご検討される方です。 システムキッチンは、基本的にたくさんの方が使いやすいように、天板や面材の選択肢、またサイズ感など、ある程度好まれやすい最大公約数的な作り方をしています。また、収納レイアウトや便利なキッチンツールなど使い勝手は本当に良く考えられていて、ぼく自身いまでも時々システムキッチンメーカーのショールームを訪れては、いろいろ勉強させていただいています。 じつはフルオーダーキッチンって、いままであまり料理の経験がない方や、キッチンの前に立つ経験が少ない方に、フルオーダーの良さをお伝えするのがかなり難しいんです。 その反面、料理がお好きな方や、お手伝いでキッチンの前に立つ経験が多い方など、いままでキッチンをよくお使いいただいている方は、ぼくからフルオーダーキッチンとシステムキッチンの違いを説明せずとも、実感としてとてもよくご理解されているイメージがあります。 また、キッチンがおかれる空間に目を向けると、基本的にシステムキッチンは壁に囲まれたクローズタイプのお部屋、もしくは、コンロ前に天井までの壁があり、シンク前はキッチンの手元が隠れるぐらいの腰壁で仕切られたセミクローズタイプのお部屋に採用されるケースが多いと思います。 ぼくたちが提案するキッチンリフォームは、ただキッチンを交換するだけではなく、キッチンからダイニング・リビングまで含めた、一体感のある、心地よい空間をつくることを、とても大切にしています。そのためにはキッチンのカタチを考えるのはもちろんのころ、キッチンをとりまく床・壁・天井の素材選び、空間の抜け感に影響する壁や天井のボリューム、特に夜のシーンを決定づける照明計画、既存の内装材との調和など、空間全体を俯瞰しながら考えることがとても重要です。 新築はもちろんのこと、住まいを購入されてから年月を経ている方に。 フルオーダーキッチンをベースにしたキッチンリフォームという選択肢があることを、より多くの方に知っていただけるよう、これからも提案していきたいと思います。

ジャン・プルーヴェ展。 | いろいろ

ジャン・プルーヴェ展。

ほんとうは、夏休み最後の日に行くはずだったんだけど、宿題がぜんぜんおわらなくてお預けになってしまい… このまえの水曜日、小三の長男と一緒に東京都現代美術館で開催中の「ジャン・プルーヴェ展」を観てきました。 ジャン・プルーヴェは20世紀を代表するフランスの建築家・工業デザイナーで、当時木工製品が中心だった家具の世界で、新たな素材として採用したスチール製の椅子やテーブルがとても有名です。 プルーヴェの真骨頂は、構造がそのまま意匠に繋がっているデザイン。カタチから入るのはなく、構造からカタチが生まれてくるので、どの製品も理にかなっていて無駄な要素がほとんどなく、永い年月を経ても飽きのこないフォルムが、名作たる由縁なのかなと思います。 長男は以前から写真を撮ることが好きみたいで、おばあちゃんからもらったお下がりのデジカメで、思いつくままにたくさんシャッターを押している姿を見ていると、いつのまにか闇雲にシャッターを押すことを戸惑いがちなぼく自身にハッとしたり。。自由で純粋な好奇心の塊みたいな息子が、なんだか少しうらやましかったです。 ”つくられるものはすべて、着実な「建設的構想」に基づいている。” 本当にその通りだなぁって。 さすがに今はほとんどありませんが、20代前半のまだ何もモノづくりを知らなかった頃、どうやって製作するかしっかりと考えないままにカタチを考えた結果、いざ製作する段階になってこのままだと実現不可なことが分かり...「これ、どうやって作るの?」と職人たちから問い詰められながら、その都度作り方を覚えていくような、とても荒削りでヒヤヒヤしながら仕事をしていたことを、ちょっと思い出しました。 東京都現代美術館「ジャン・プルーヴェ展」〜10月16日までhttps://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/

横並びのⅡ型キッチン。 | オーダーキッチン

横並びのⅡ型キッチン。

設計事務所様と共同で作ったフルオーダーキッチンです。 シンクとコンロがそれぞれ別々になったⅡ型タイプのキッチンは、縦並びのレイアウトが一般的ですが、このキッチンは通路を挟んで横並びのレイアウトになっています。 コンロがシンクの背面側にないため、必ずセットになるレンジフードもなくなり、このお部屋のように大きな窓を設けるなど、空間にぐっと広がりが生まれるのがとても大きなポイントだと思います。 また、汚れが目立ちやすいコンロ前の壁面がリビング側から見えにくいことも、気持ち的に少し安心できるかもしれません。 素材はグレー系の大柄なデザインのセラミック天板に、グレージュ色のメラミン化粧板の組み合わせ。シンクカウンターの正面にも天板と同じセラミックを貼ることで、全体的にシンプルながら、とてもメリハリの効いたバランスになっています。 個人的に、Ⅱ型キッチンの横配列は初めての経験でしたが、シンクカウンター背面の大きな窓から差す光がすごくキレイで、とても心地良い空間でした。 建築設計:鈴木将記建築設計事務所様https://www.suzukiarc.com

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