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2019年8月

心地よいインテリアのきほん。 | Basisについて

心地よいインテリアのきほん。

  街を歩いていて時々感じることがあります。 雨風に晒されたまましばらくお手入れされていない高級車より、ピカピカに磨かれた大衆車の方がはるかにカッコイイなって。   たぶん家具も同じことではないかなって思います。   傷だらけだったり、無造作に置かれて物置代わりになっているような高級家具よりも、丁寧にメンテナンスされていて、住まい手のセンスでキレイにレイアウトされた無名の家具の方が、はるかに素敵だなって思うのです。   ぼくにはインテリアをオシャレにする方法はよくわからないけど、インテリアを心地よくする方法なら1つ知っています。 それは、「部屋をキレイに整えること」です。   出しっぱなしのモノを、元の場所に仕舞う。 表に出しておくモノは、キチンと並べたり、カゴに入れたりしながら整理整頓する。 椅子をキレイに並べて、ソファのクッションは手でパンパンしながら、しぼんだままのフェザーを元の膨らみに戻してあげる。 たったこれだけのことで、インテリアがとても心地よくなります。   たぶん、まずはここからがインテリア作りのスタートだと思います。  

突板をアート作品へ。 | いろいろ

突板をアート作品へ。

    大阪にあるオーダーメイド突板メーカーの安多化粧合板さんが、今年の春、ミラノサローネに出展した展示会の回顧展が外苑前のオリエアートギャラリーにて始まりましたので、昨日打ち合わせの合間にお邪魔してきました。 総勢6人の突板メーカーが、世界最高峰の家具展示会であるミラノサローネに出展する。 しかも、展示内容は製品(オーダー突板)のプロモーションではなく、オーダー突板をキャンバス替わりに製作したアート作品として世界に発信する。   行動力はもちろんのこと、このセンスはなかなか真似できません。。 そして、このようなチャレンジを積み重ねることで、きっとブランドはつくられていくのかなと思います。   改めて安多化粧合板のファンになりました!   安多化粧合板ホームページ  

ソファベンチの座り心地。 | いろいろ

ソファベンチの座り心地。

  いま進めている造作ソファベンチの座り心地を確認するために、お客様と一緒に横浜にあるソファ工場に行ってきました。   計画図面を見ながら実際のシート高さや奥行きになるように木枠などを設置した上で、硬さの異なるウレタンを組み合わせながら好みの座り心地を探っていきます。 座り心地は、ウレタンの組み合わせだけでなく、シート高さによっても変わってくるので、試す時は必ずシート高さも意識することがポイントです。   いつもは「硬め」とか「柔らかめ」など大まかな座り心地のお好みをお伺いした上で、事前に職人と取り決めしているウレタンの組み合わせの中から最適なものを選びますが、座り心地にこだわりたい場合は、今回のように工場に出向いてソファ職人と相談しながら硬さを調整することも可能です。 工場まで足を運ぶ分、少し手間と時間は掛かりますが、自分の身体で体感しながら座り心地が調整できる上、ソファ職人との対話を通じてソファづくりの奥深さも知ることができます。 ふだんなかなか経験することのできない、とても貴重な体験になると思います。   ソファベンチをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください♪      

水遊びの、夏休み。 | プライベート

水遊びの、夏休み。

  友人家族と葉山で海遊びに始まって、 狛江市にある実家の庭でプール、 いつもの駒沢公園でじゃぶじゃぶ池、 そして、初めて遊びに行った目黒にある林試の森公園のじゃぶじゃぶ池。   今年の夏休みは、こどもたちとたくさん水遊びをしました。 ほんとうに二人とも水遊びが大好き。 末っ子はまだ9ヶ月なので一緒に水遊びできなかったけど、お風呂遊びが大好きなので、しっかりとお兄ちゃんたちの水遊び好きは受けついでいると思います。 それにしても、ふだん家の中ではよくトミカの奪い合いをしているお兄ちゃんたちだけど、水遊びしているときはなぜだか本当に仲がいい。 水遊びは一人でやるよりより二人の方がずっと楽しいことを、二人ともよく知っています。   そうそう、一番上のお兄ちゃんは来年いよいよ小学生。 みんなでじゃぶじゃぶ池で遊ぶのも、もしかしたら今年までかもしれないと思うと、なんだか寂しいものです。   だから、この夏はできるだけじゃぶじゃぶ池で一緒に遊ぼうと思います。      

焼き鳥屋さんのカウンタースツール。 | オーダー家具

焼き鳥屋さんのカウンタースツール。

  焼き鳥屋さんのカウンター席のためのスツールです。   焼き鳥屋さんをはじめ、居酒屋さんで使うスツールは、なによりまずはタフさが一番大切。 酔うと多少使い方が荒くなる上、居酒屋さんはレストランよりも回転率が高いので、単純に一脚あたりの座る回数が多くなります。なので、モダンでシュッとした木脚のスツールを置こうものなら、ソッコーで脚がぐらつくと思います。 また、レストランより坪あたりの席数が多いので、どうしても通路幅が狭くなりがち。 立席するために椅子を引いたとたん、後ろを行き交うスタッフや他のお客様にぶつかってしまうことも。。 居酒屋さんのカウンターチェアに背なしのスツールが多いのは、そんな理由からだと思います。   このスツールは、少しだけ背もたれがあります。 そのため、なんというか、背なしスツールに比べてちょっとだけ「囲われている感」がでて、席の後ろを頻繁に行き来されてもあんまり気にならなくなります。 もう一つ、足下の荷物置き。 これもスペースが狭くて荷物の置き場に困ることの多い居酒屋カウンター席には、とても便利です。 4本の貫は、強度をしっかり確保するのはもちろんのこと、荷物置きのガイドとして、また少し高めのシートHなので、脚置きも兼ねています。 まさに、質実剛健。   今度、よく行く焼き鳥屋さんにも、このスツールを売り込んでみようと思います(笑)。  

ご提案するときに、大切にしていること。 | いろいろ

ご提案するときに、大切にしていること。

  オーダー家具やオーダーキッチンをご提案するにあたり、一つだけ大切にしているルールがあります。 それは、「必ず一度お会いして、対話しながらヒアリングすること」です。   Basisの場合、お問い合わせ方法として主にホームページと電話の2つがあります。 特にホームページからお問い合わせいただく場合、メールのやりとりのみでご提案依頼をいただくことがありますが、ぼくが不器用なせいで、どうしてもうまくご提案できないのです。ごめんさない。。 理由は、お客様のことがうまく想像できないからだと思います。   オーダー家具やオーダーキッチンは、たくさんの人に向けて作られる既製品と異なり、お客様一人一人の個性に合わせて作っていきます。 ぼくがヒアリングするとき、例えばお好みのテイストや素材、キッチンだったら設備機器やゴミ箱の位置など、ご提案するにあたって最低限必要な情報を得るのはもちろんのこと、対話しながらお客様のリアクションだったり、表情だったり、なかなか文字で表現することが難しい感覚的なニュアンスをとても大切にしています。 最初から「天板はステンレスで、扉はウォールナット、引出の数はこのくらいで、寸法はこのサイズで。設備機器も全部決めていて、あとゴミ箱はシンク下にしまって、予算はこのくらいで。」なんて今すぐ形にできそうな具体的な情報をお持ちのケースはほとんどなくて、「こだわりたいポイントが2つか3つぐらいあって、あとは正直悩んでいるんです。」という場合の方が圧倒的に多いと思います。 この悩んでいるポイントを探るのが、ヒアリングのとても大切な目的で、ぼくからの問いかけに対するお客様の表情や声のトーンなどから、「たぶんこっちの雰囲気の方が好きなのかな」とか「あ、この素材は提案しない方がいいかも。」という具合に、お客様自身が気づいていない、意識の底にあるヒントを探していきます。 こうして、できるだけ多くのキーワードを集めることで、ようやくご提案するにあたっての具体的な方向性が決まります。 感覚としては、ご提案の方向性を決める要素の半分以上は、対話でのヒアリングから得ています。 そのため、メールでのやりとりだけだと、どうしても提案の決め手となる必要な情報が得られなかったり、あとは少しだけ本音を言うと100%の提案ができない以上、思い入れというか、熱量も下がってしまうのです。 なので、例えばお子様が小さくてなかなか外での打ち合わせが難しいとか、ショールームまでの電車の乗り換えが多くて大変、などショールームにお越しいただくのが大変な場合は、一通り資料を持参してご自宅にお伺いさせていただくこともできますので、ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。   理想の暮らし、大好きな料理のこと、たくさんお話して、あなたにとって最高の家具やキッチンを一緒につくりましょう。  

洋室から、和室へ。 | いろいろ

洋室から、和室へ。

  マンションの一部屋を洋室から和室にリノベーションしました。 もともとシングルベッドが置いてあり、お子様が帰省された時に寝泊まりしていたのですが、2連の木製引戸を開ければリビングとつながるため、ベットを片付けて洋室から和室にすることで、普段は引戸を開けてリビングを広く見せるのが目的です。 和室から洋室へのリノベーションは多いけど、洋室から和室へのリノベーションはあまり無い気がします。 お客様のリクエストは、リビングと一体感のあるシンプルな雰囲気の和室にしたい点、もともと造作してあった壁掛けTV用の化粧パネルをライトアップしたい点、また木製引戸を框タイプに変えて明るくしたい点の3つ。 リフォーム屋さんとは異なる、Basisならではの提案ができたらいいなと思って、あれこれ考えてみた結果、いつも通りシンプルにプランして、細かい部分を丁寧に作り込むことにしました。 というか、それぐらいしかぼくには思いつきませんでした。。 ただ、空間だからといって、家具やキッチンと分けて考える必要は無くて、「心地よく暮らす」という共通の目的地がしっかりと見えていれば、自然とその方向に向かうのかな、と思います。   さて、今回大切にしたポイントは3つ。   ポイントその1:幅広の畳寄せ 畳を敷き込むためには部屋の周囲に畳寄せが必要で、あえて幅広にすることで和室の床全体を一枚のフレームのように見せています。 「細く薄く」より、ほどよく「太く厚く」したほうが、安心感というか、心が落ち着く気がします。   ポイントその2:家具用の間接照明 TV用化粧パネルの足元の照明は、できるだけスッキリきれいに見せたかったので、普段カップボードや吊戸棚などで使うLEDテープライトを畳寄せに埋め込んでいます。 配線処理がけっこう大変でしたが、いつも家具やキッチンの取付をしている職人の方に施工していただいたので、とてもキレイに納めていただきました。ほんとに手慣れたものです。 この間接照明の見せ方は、もしかししたら家具屋ならではの提案かもしれません。   ポイントその3:アクリルの框扉 框扉は通常ガラスを使用しますが、和室には少しアンバランスな気がします。 そこで、和室の顔である琉球畳の雰囲気を大切にするために、和紙を表面に貼ったアクリル板を採用しました。 ただし、雲龍などいわいる和紙柄だと少し和の雰囲気に寄りすぎてしまうので、壁面のクロスに近い、和と洋のあいだぐらいの表情の柄を選んでいます。 リビングからも見ても、和室からも見ても、空間にすっと馴染みやすいと思います。   一部屋だけの小さなリノベーションでしたが、Basisらしく、シンプルに、細かい部分を丁寧に作り込むことができました。 家具も、キッチンも、空間も、シンプルなデザインは飽きがこないので、きっと永くお使いいただけると思います。      

真夏の現場。 | いろいろ

真夏の現場。

  最近、街中でハンディタイプの小型扇風機を持ち歩いている人を良く見かけますが、職人の世界では扇風機付ジャケットが大流行しているみたいです。(写真奥の職人の方が着ているものです。) 昨日までキッチンとカップボードの納品作業をしていた建築現場でも4人に1人ぐらいの割合で着用していました。 これがなかなか快適みたいで、近くに寄るとジャケットから溢れ出た風にあたれて、もれなく涼をおすそ分けしてもらえます。   それにしても、真夏の現場はめちゃめちゃ過酷です。。 ぼくは特に取付作業しているわけではなく、取付の指示をしたり、重いもの運ぶときにお手伝いしたり、掃除したりしているだけですが、それでも半日経つ頃にはだんだん意識が朦朧としてきます。 特に戸建の上階は、ちょっとした蒸し風呂状態になることが多く、真夏の午後はたぶん外の方が涼しいと思います。   そんな中、職人の皆様は黙々と取付作業をします。 いつも感じるのですが、みんな本当にすごい集中力です。 ちなみに、「真夏の現場」と「真冬の現場」どちらがやりやすいですかって質問すると、ほぼ全員「真冬の現場」っていいます。 真冬の寒さは動けばすぐに体が温まるけど、真夏の暑さはどうにも防ぎようがないからとのことです。個人的には真冬の寒さの方がしんどい気がしますが。。   そんなこんなで、あまりの暑さに負けて、納品中の作業風景をほとんど撮影し忘れてしまいました。 それでも、みんな熱中症になることなく、無事取付作業を終えることができました。   職人の皆様、過酷な状況の中いつも丁寧に仕事していただいて本当にありがとうございます。        

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