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2023年2月

引出収納と扉収納。 | いろいろ

引出収納と扉収納。

フルオーダーキッチンやフルオーダー家具を検討するとき、収納方法について引出がいいのか、扉収納がいいのかで迷うことがあると思います。 人それぞれ好みの使い勝手があるので基本的に正解はありませんが、今までの経験をもとに、引出収納と扉収納、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。 ○引出収納のメリット ・上から物が取り出せる 腰から下の低い位置の収納は、扉収納だと腰を屈んで探すのが少し億劫だったりしますが、引出であれば少し膝を曲げる程度で上からかんたんに取り出せるので体への負担が少なく済みます。 扉収納に比べて中のモノが取り出しやすく、引出収納を選ぶ一番の理由だと思います。 ・奥に収納した物が取り出し易い 特にキッチンの場合、カップボードなどに比べて奥行が深いため、物の出し入れがとても便利です。 ×引出のデメリット ・収納量(容積)が減る 引出の構造上仕方ないことなのですが、どうしても内部空間にある程度の隙間が必要になるため、扉に比べて収納量(容積)は少なくなります。 ・コストが高い 扉収納に比べて製作工数が多く、またソフトクローズ仕様のスライドレールなど金物の値段も高価なため、トータルで扉収納よりもコストが高くなります。 ○扉収納のメリット ・様々なサイズの物が効率よく収納できる 扉収納の最大のメリットは、収納する物のサイズに合わせて棚の高さを変更できる点。特に食器はいろいろなサイズがあるため、収納する物によっては、引出より扉収納の方が効率よく収納できる場合があります。 ・収納量(容積)が多い 内部は基本的に可動棚のみで引出のような隙間が必要ないため、内部空間に対して最大限収納量を確保できます。 ×扉収納のデメリット ・奥にしまったものが取り出しにくい 棚どうしの高さを低く設定するほど奥にしまった物が取り出しにくくなるので、全体の奥行を考慮しながら棚どうしの高さを設定する必要があります。 とてもざっくりな説明になりましたが、個人的な目安として収納全体の奥行が35cm以下の場合は扉収納、35cm〜45cmは引出収納もしくは扉収納、45cm以上は引出収納が良いかなって思います。

個性。 | いろいろ

個性。

「御社ならではの強みってどんなところですか?」 2011年の創業以来、これまで何百回も聞かれた質問です。「細かいディテールにとてもこだわってつくっています。」とか、「オーダーキッチンだけではなく、オーダー家具もできます。」とか、色々考えながら思いつく限りお答えしてきました。 でも、それって本当にぼくたちならではの強みなのかなって、ずっと確信がもてないのも正直なところです。 細かいディテールにこだわっているメーカーは他にもたくさんあるし、オーダーキッチンとオーダー家具が両方とも作れても、そもそも両方同時に検討される案件なんて年に数件ほどで、両方作れること自体、お客様からあまり求められていません。 情報が簡単に手に入ることでデザインや技術が日々共有される時代、どのメーカーもみんな製品の仕上がりはとてもキレイで、よほど個性的な形でなければ、デザインもモダンですっきりまとまっています。たぶん、技術的なことやデザイン的なことは、どのメーカーもあまり大差ないのかなって思います。 では、強みってなんだろうってなるんですが、最終的にはたぶん「人」なのかなって。話をするのがとても得意な人、話を聞くのがとても上手な人、仕事がすごく丁寧な人、ぐいぐい引っ張るのが得意な人、ユーモアたっぷりな人、、、人の数だけたくさんの個性があって、みんなオリジナルでオンリーワンです。 とくにぼくたちフルオーダーメーカーは、お客様の希望に合わせてゼロからモノづくりをするため、お客様とのコミュニケーションがすごく大切で、製品の仕上がりに大きく影響します。 なんか、最近そんなことをよく考えています。

自宅をフルリノベーションします。 | プライベート

自宅をフルリノベーションします。

葉山から等々力に引越ししてからちょうど7年が経ちまして、このたび自宅マンションをリノベーションすることになりました。 もともと葉山から引越しするタイミングでリノベーションを検討しましたが、ショールームの移転が重なったり、妻も次男を妊娠中だったり、いろいろとタイミング的に難しくて。。ひとまず現状のまま住んでいたら、その後3人目の末っ子が生まれたり、あっというまに7年が経ってしまいました。 内装を完全にスケルトンにするため、工事期間中は近くに仮住まいを探すなど、いろいろと不安な部分はありますが、備忘録も兼ねてこれから少しずつリノベーションの記録を残していけたらと思います。 ちなみに、現状の間取りはこんな感じです。

家具のようなフルオーダーキッチン。 | オーダーキッチン

家具のようなフルオーダーキッチン。

いつも当社のフルオーダーキッチンを製作していただいている旭川の特注家具製作工場様から、自社のオリジナルキッチンをつくりたいとのご相談から生まれたキッチンです。 いつもはお客様のお好みやご要望に合わせてオーダーキッチンをプランしていますが、今回はショールームに展示するのが目的なので、いつもと少し趣向を変えてみました。 基本的なコンセプトは、「家具のようなフルオーダーキッチン」。 天板は、木工所ならではの無垢天板。オイル塗装は定期的なメンテナンスが必要ですが、オイルメンテナンスを重ねるたびに無垢材ならでは色味が深まり、また撥水加工も高まるため、永く使うほどとても愛着が湧いてくると思います。また、天板の厚みは見えがかり部分だけ薄く加工して12mmに設定。12mmはキッチンでよく使用される石系天板の平均的な厚みなので、ショールームでお客様にご提案する際に、お好みに合わせて天板素材を変えても全体のバランスが変わらないようにしています。 もうひとつ、木工所ならではの加工技術を生かしてプランに取り入れたのが、サイドパネルのコーナーを丸くすることです。少し手間のかかる加工ですが、逆をかえせばシステムキッチンではなかなか表現が難しい部分。天板と一緒に角を大きく丸くすることで、全体の印象がぐっと深まります。 なお、画像では分かりにくですが、手前側の上段は全て引出仕様になっています。扉収納にするプランが一般的ですが、上段を引出仕様にすることで、常備薬やちょっとした小物など、意外と収納場所に困るモノがキッチンに納まったら便利だなって思います。

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