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旭川。 | いろいろ

旭川。

そういえば、今年は一度もBasisの家具やキッチンを製作していただいている旭川の工場を訪れていないことに、ふと気づきました。創業以来、初めてです。 いつも職人たちと電話でやりとりしたり、製品検品は画像や動画を活用しながらリモートで行っているので、旭川に行けないことで日常業務に支障をきたすことはあまりないかもしれません。 それでも、工場に足を運んで直接コミュニケーションをとることができない、というのはやっぱり寂しいものです。 直接お会いしてコミュニケーションをとることの一番の目的は、「お互いをより良く知ること」だと思います。 話すときの表情や手の仕草、相槌のつき方、目線の落とし方など、目の前でお話することで感じ取れるメッセージには、メールや電話ではなかなか読み取りずらい本音が見え隠れするしていて、それこそが一番知りたいことだったりします。 まだまだ我慢の時期は続きますが、せっかくなら2月頃の真冬の旭川に、久しぶりに行けたらいいな。

木とホワイトを組み合わせる。 | オーダーキッチン

木とホワイトを組み合わせる。

  木の本棚と白いキッチンを組み合わせて、カップボードもセットにつくりました。 全体的にスッキリまとまるように、本棚のみナラ突板を使用して、キッチンカウンターとカップボードは全て白のエナメル塗装で統一させています。 エナメル塗装は木との馴染みの良さを考慮して、鏡面ではなくマット仕上げに。本棚は、天板と側板に厚みを持たせることで重厚感を出すと共に、リビングやダイニングから見たときに、家具として存在感が出るようにしてみました。 キッチンカウンターは、ホワイトの人工大理石をベースに、天板とボウルのシームレス仕様。 全体の幅をキャビネットの側板の厚み分だけ短くして、本棚を少しだけキッチンカウンターに重ね合わせることで、ナラ突板と白のエナメル塗装、2つの異なる素材どうしが、きれいに納まります。 この「きれいに納まる」というのが、オーダー家具やオーダーキッチンだけでなく、建築も含めて心地よい空間になるとても大切なポイントの一つで、住宅設計や家具デザインの肝でもあります。

空間を、引き継ぐ。 | いろいろ

空間を、引き継ぐ。

デザイナー皆川明さんの本を読んだ影響もあって、最近、とてもミナ ペルホネンが気になっています。 馬喰町にある、ミナ ペルホネン・エルヴァ。 ここは、もともと栃木県益子町にある「starnet」というセレクトショップの東京店だった場所で、starnetが閉店後、内装はそのままに、ミナ ヘルポネンが新たに生活雑貨のお店として「ミナ ヘルポネン・エルヴァ」をオープンしました。 数年前、starnetだった頃にも訪れたことがありますが、うまく言えないけど、お店に入った瞬間、独特の静けさと緊張感、そして微かな温もりに包まれて、ただその場所にいるだけで、とても満ち足りた気持ちになれます。 製品も。空間も。本当に良いモノは、永く使い続けたくなる力が宿っていると思います。

ディテールを大切に。 | オーダー家具

ディテールを大切に。

スキップフロアの段差を利用したブックシェルフです。 スキップフロアの下が吹き抜けになっているため、本が落ちないように少しだけ立ち上がりを設けています。 さらに、小さなお子様が本棚に潜っても大丈夫なように、立ち上がりの幅と同じ桟を2本追加。 吹き抜けの開放感をできるだけ生かしながら、安全にお使いいただけるように考えた結果、このようなカタチになりました。 また、スキップフロアにあがるために、はしごも併せて製作しました。はしごの素材は、コストパフォーマンスの高いナラの集成材を使用。 フィラーと呼ばれる、家具と天井との隙間を埋める化粧部材の幅を生かして、はしごを引っ掛ける仕様です。こうすれば、本を取り出す時に簡単に横にスライドさせることができます。 じつは、今回この部分がプランする上で一番悩んだポイント。 フィラーの幅を大きくとると、はしごが簡単に引っ掛けられる反面、見た目がパリッと締まりません。 反対に、フィラーの幅を小さくとると、ブックシェルフがきれいに見えますが、今度ははしごを引っ掛けるのがとても大変。 こういう時は、スチレンボードで部分的に原寸模型を作り、実際の大きさで検証してみると、ベストサイズがとてもよくわかります。 シンプルなデザインだからこそ、普段気づかないような、細かい部分(ディテール)をしっかりとこだわることを、これからも大切にしていきたいと思います。

オーダーキッチン、という選択肢 | オーダーキッチン

オーダーキッチン、という選択肢

まだまだハードルの高いオーダーキッチン オーダーキッチンはハードルも金額も高くて、世の中的には、まだまだ遠いイメージなんだろうなって、ときどき感じることがあります。 自分がオーダーキッチンに携わるようになる前は、まさにそんなイメージでした。 その反面、システムキッチンはとっても分かりやすい。 システムキッチンは、カタチや天板、扉、取手の種類、設備機器など、あらかじめ用意された選択肢の中から、好みと予算に合わせて組み合わせていきます。 オーダーキッチン屋のぼくがいうのもすこし変ですが、シムテムキッチンで希望が叶うのなら、システムキッチンで十分良いと思います。 なによりも、完璧にコーディネートされたカタログを眺めているだけで、とてもワクワクした気持ちになります。 車とかオーディオ製品などもそうですが、カタログを隅から隅まで何度も眺めながら、製品が届くまでの待ち遠しい時間が、とても好きです。 オーダーキッチンを検討する2つの理由 オーダーキッチンを検討するとき、主に2つの理由があると思います。 1つ目は、日頃からキッチンにとてもこだわりがあって、自分が理想とする具体的なキッチンのイメージをお持ちの場合。 まさにオーダーキッチンの得意とするところで、素材やレイアウトなどのベースとなる部分から、取手や収納パーツなどの細かいところまで、お客様の理想を叶えるために、とことんこだわることができます。 そしてもうひとつ、もともとシステムキッチンで検討していたんだけど、サイズが合わなかったり、どうしても使ってみたい海外メーカーの設備機器が選べなかったりして、システムキッチンで希望が叶えることが難しい場合。 実は、この2つ目のケースが潜在的にとても多いのではないかと思っています。 ストレスなく妥協できるのであれば、大丈夫なのですが、なんとか希望を叶えたいなぁってお悩みの方は、ぜひオーダーキッチンという選択肢があることを、みんなに知っていただきたいです。 特に国内システムキッチンメーカーの上位グレードで検討されている場合は、大幅に予算を増やすことなく、オーダーキッチンが手に入ります。 キッチンは、置き家具と異なり、一度購入したら、そう簡単に買い換えることが難しいモノです。 だからこそ、後悔しないように、オーダーキッチンをもっと身近に感じてもらえるように、これからも折に触れて、お伝えできればと思います。

異なる素材を組み合わせる。 | オーダー家具

異なる素材を組み合わせる。

キッチンとダイニングをゆるやかに間仕切るようにつくられたカップボードです。 ダイニング側の素材は、インテリアに合わせてナラの節あり突板をセレクト。笠木は当初ステンレスにする計画でしたが、何度かお客様と素材の組み合わせを検討した結果、いろいろな素材が混合するより、素材をまとめてスッキリしましょう、ということで、腰面と同じナラの無垢板を採用しています。 また、コーナーに4mm角の細い無垢材を埋め込むことで、傷つきやすいコーナーをしっかりガード。正面から側面への木目のつながりが途切れてしまうのは少しもったいないけど、長く使うことを考えるとこの方が安心です。 キッチン側は打って変わって、メンテナンス性を重視して、天板と前板ともにグレージュ色のメラミン化粧板で統一しています。 Basisでは単色仕様の場合、主にエナメル塗装かメラミン化粧板のどちらかで作りますが、それぞれ一長一短あり、そのあたりは用途や優先順位をお客様と相談しながら決めていくのが良いかなと思っています。

骨折しました。 | プライベート

骨折しました。

先日、長男がふとしたきっかけで自転車から転倒して、肘を骨折してしまいました。しかも、よりによって利き腕を。。 小学一年生で骨折経験は早すぎでしょ、、と思いながらも、当の本人はケロッとしながら公園で走り回ったり、いつもと変わらず兄弟喧嘩しているところを見ていると、なんだかこどものメンタルというか、適応力ってすごいなぁって感心してしまいます。 ちなみに、しばらく遠出ができなくなったので、長男に「肘が治ったら、どこに行きたい?」と聞いてみたら、「温泉に入ってゆっくりしたい。」とおじいちゃんみたいなことを言っているので、ギブスが取れる予定の年明け以降、久しぶりにゆっくり温泉に行こうと思います。

意味のあるディテール | オーダー家具

意味のあるディテール

Basisが得意としている、ルーバー扉を中心としたシンプルなデザインのTVボード。 中央のルーバー扉は、AV機器へのリモートアクセスや、熱逃げの役割を担うとともに、全体のシンプルなフォルムにちょうどいいアクセントになります。ルーバーは”意匠”と”機能”を兼ね備えたディテールの代表選手みたいな存在で、ぼくはとても好きですが、ほこりが入りやすいという弱点もあるため、そのあたり少し好みが分かれるところかもしれません。 もう一つ、テレビボード全体のフォルムに深みをもたせるために、天板と扉の間に設けた手がけ用の隙間を左右側面にも通しています。 シンプルなフォルムに、一つ一つ意味を持たせたディテールを慎重に足していく。 多すぎるとにぎやかになるし、少なすぎるとおとなしくなってしまう。このさじ加減がとても難しくて、毎回いつも悩みながらプランしています。 シンプルなデザインを、ただのシンプルだけで終わらせないために。 これからもBasisが目指す”深みのあるシンプルなデザイン”を追求し続けていきたいと思います。

ストリートファニチャー。 | いろいろ

ストリートファニチャー。

渋谷の宮下公園が新しく生まれ変わった"RAYARD MIYASHITA PARK"のストリートファニチャーたち。 室内用の家具と異なり、真夏の炎天下の日差しや台風の大雨にもさらされ、また小さなこどもからお年寄りまでいろいろな人がいろいろな使い方をするため、ストリートファニチャーは何よりもまず耐久性が求められます。 そのうえで、つくり手は常に新しい素材の組み合わせや斬新なカタチの追求をされていて、ストリートファニチャーを見るたびに、いつもいろいろなことを教えてもらえます。

オンライン相談はじめました。 | お知らせ

オンライン相談はじめました。

オンライン相談はじめました。 オンライン会議って、特に専業主婦のお客様など仕事でオンライン会議をする機会の無い方にとって、なんだかとても難しいイメージがあると思いますが、実際試してみると、これがとても簡単で本当に便利なんです。 ・オーダーキッチンってとても難しいイメージがあるけど、そもそも何から相談したらいいんだろう。。・オーダー家具は、どんなことまでできるの?・実際どのくらいの予算が必要? オーダーキッチンやオーダー家具について、知りたいこと、不安に思っていることなど、なんでもお気軽にご相談ください。 なお、オンライン相談をご希望の際は、トップページ下段にある"WEBからのお問い合わせ"からご連絡をお願いいたします。後日当社スタッフから相談日程などのご連絡させていただきます。 また、ショールームで他の打合せが無ければ、当日すぐのご対応も可能ですので、小さなお子様がいらっしゃるお客様で、お子様がお昼寝した隙にちょっと相談したい、なんてこともぜひぜひ。 それでは、みなさまからのご相談お待ちしております。

素材を生かす。 | オーダー家具

素材を生かす。

ウォーナット無垢材のみを使用して製作したTVボードとオーディオ用オープンシェルフ。 料理のことはあまり詳しくなく、ぼくの個人的なイメージですが、良い食材ほど、素材本来の旨味を生かすために、できるだけシンプルに調理した方が美味しい気がします。 それはきっと、家具も同じ。 天然木無垢材は、素材本来の力強さだけで、最高の表情が生まれるので、他に余計な手を加えずに、カタチはできるだけシンプルにする。 料理から学べることが、他にもたくさんありそうです。

経年劣化から、経年変化へ。 | いろいろ

経年劣化から、経年変化へ。

代官山にあるミナペルホネンのショップに置かれていたデイベッド。両サイドにあるボルスターには、ミナペルホネンのオリジナルファブリックが張られています。 いま進めている住宅プロジェクトのソファベンチに、ミナペルホネンのファブリックを使用する予定で、久しぶりの代官山散策も兼ねてショップに行ってきました。 ボルスターに張られている「Dop/tombourine」シリーズが、今回検討している生地。 両面モールスキンのダブルフェイス仕様で、使い込むことによって表面の糸がすり減ることにより、裏面の異なる色が現れるようにデザインされています。 ファブリックの宿命である「経年劣化」から、天然木のような「経年変化」へ。 本当に素晴らしいデザインです。

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