



2022.12.31
2022年。
2022年も無事終えることができました。 毎年年末の大掃除に、ショールームに展示している無垢材のダイニングテーブルのオイルメンテナンスを行っていますが、サンドペーパーで天板をサンディングしながら、今年一年間このテーブルでお客様と交わしたいろいろなお話しを思い出しました。 2022年、ご一緒させていただきましたすべてのお客様へ。 Basisを頼っていただいて本当にありがとうございます。 2022年、ご一緒させていただきましたすべての取引先様へ。 Basisを助けていただいて本当にありがとうございます。 みなさまにとって、2023年も良い年になりますように。

2022.11.13
セラミックキッチン
先日、キッチン天板でよく使用するクォーツの「サイルストーン」や、セラミックの「デクトン」を取り扱っているコンセンティーノジャパン様のショールームにお邪魔してきました。 いつもお世話になっている営業ご担当者様にご案内いただきながら各展示をじっくり見学して、最後にライブキッチンの展示がある地下フロアに入った瞬間、目に飛び込んできたのが、約4メートルのアイランドキッチン。 天板、サイドパネル、フロントパネルすべてセラミックのデクトンで覆われていて、しかもコーナーは小口の線がでない3方留め仕様。 当社でもよくお問い合わせをいただく仕様ですが、どうしてもコストがかなりかかるため、なかなか実現には至っておりませんが、今回初めて製作事例を拝見することができました。 もう、すごい迫力!まさにデクトンの塊。サイズがかなり大きいため、天板・フロントパネルそれぞれ2枚ずつ貼り合わせおりますが、しっかり柄を通しているため、つなぎ目がほとんど気になりません。ちなみに、搬入経路さえ問題なければ、3メートルまでは1枚で製作可能です。 ご興味ある方は、ぜひ表参道にあるコンセンティーノショールームで実物をご覧になってください! コンセンティーノショールームhttp://www.cosentino.jp/informations/showroom

2022.10.30
キッチン天板を選ぶ。
オーダーキッチンの天板選びについて、主に3つの目的に合わせて、オススメの天板をご紹介します。 目的その1:とにかく汚れや傷に強いもの キッチンは永く使うものなので、できる限り汚れや傷に強い素材で選びたいところです。そんな方には、現時点で一番汚れや傷に強いと言われているセラミックストーンがおすすめです。 特に黒色など、他の天板素材では汚れや傷などが目立つため敬遠されてきた濃色系も、セラミックなら安心してお選びいただけると思います。 DEKTONhttp://www.cosentino.jp/dekton 目的その2:天板とシンクをシームレスに。 キッチン天板で一番掃除が大変なところが天板とシンクのつなぎ目。天板と一体型になったシームレスシンクはとてもお手入れがしやすく、見た目もスッキリするので、メンテナンス重視の方にとても人気があります。 主な選択肢は、ステンレスか人工大理石の2種類ですが、人工大理石は熱湯にとても弱いため、個人的にはステンレスがおすすめです。 目的その3:キッチン全体を同じ素材で。 天板と扉など、キッチン全体を同じ素材で作りたい場合、先にご紹介しましたセラミックやステンレスでも可能ですが、コストパフォーマンスのことを考えると、メラミン化粧板がおすすめです。 メラミン化粧板は傷や汚れに強く、また木目調から石目調まで豊富な柄からお選びいただけるため、特にヨーロッパではメラミンキッチンがスタンダードみたいです。 AICA メラミン化粧板http://www.aica.co.jp/products/veneer/melamine/

2022.09.11
ジャン・プルーヴェ展。
ほんとうは、夏休み最後の日に行くはずだったんだけど、宿題がぜんぜんおわらなくてお預けになってしまい… このまえの水曜日、小三の長男と一緒に東京都現代美術館で開催中の「ジャン・プルーヴェ展」を観てきました。 ジャン・プルーヴェは20世紀を代表するフランスの建築家・工業デザイナーで、当時木工製品が中心だった家具の世界で、新たな素材として採用したスチール製の椅子やテーブルがとても有名です。 プルーヴェの真骨頂は、構造がそのまま意匠に繋がっているデザイン。カタチから入るのはなく、構造からカタチが生まれてくるので、どの製品も理にかなっていて無駄な要素がほとんどなく、永い年月を経ても飽きのこないフォルムが、名作たる由縁なのかなと思います。 長男は以前から写真を撮ることが好きみたいで、おばあちゃんからもらったお下がりのデジカメで、思いつくままにたくさんシャッターを押している姿を見ていると、いつのまにか闇雲にシャッターを押すことを戸惑いがちなぼく自身にハッとしたり。。自由で純粋な好奇心の塊みたいな息子が、なんだか少しうらやましかったです。 ”つくられるものはすべて、着実な「建設的構想」に基づいている。” 本当にその通りだなぁって。 さすがに今はほとんどありませんが、20代前半のまだ何もモノづくりを知らなかった頃、どうやって製作するかしっかりと考えないままにカタチを考えた結果、いざ製作する段階になってこのままだと実現不可なことが分かり...「これ、どうやって作るの?」と職人たちから問い詰められながら、その都度作り方を覚えていくような、とても荒削りでヒヤヒヤしながら仕事をしていたことを、ちょっと思い出しました。 東京都現代美術館「ジャン・プルーヴェ展」〜10月16日までhttps://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/


2022.04.17
いろいろな水栓器具に使える浄水器。
引用:東レホームページ 2021年に東レから発売されたアンダーシンクタイプの浄水器「トレビーノ・ブランチ」。 これまでもいろいろな水栓器具に使えるアンダーシンクタイプの浄水器はありましたが、お水を出すと常に浄水になってしまうという、大きな弱点がありました。 トレビーノ・ブランチが画期的な点は、水栓器具のレバー操作で水道水と浄水の切り替えが簡単にできるというところ。レバー操作タイプはもちろん、タッチレス水栓にも対応しています。 まだ実際に試してみたことがないため、切り替え操作の利便性が少し気になるところですが、お好みの水栓器具に使えるという点は、とても大きな魅力だと思います。 東レ トレビーノ・ブランチhttps://www.torayvino.com/product/undersink/branch/


2022.03.13
間接照明と、インドアグリーン。
お客様との打合せの中で、よくインテリアのアドバイスを求められることがあります。 そんな時、いつも間接照明とインドアグリーン(観葉植物)を取り入れることをオススメしています。とくに照明計画はめちゃめちゃ大切だと思います。 照明計画は、よく「空間のお化粧」に例えられることがあって、壁面や床にこだわった仕上材を活かすも殺すも照明次第なところがあります。 ポイントは、お部屋の中に明るいところと暗いところをうまくミックスすること。つまり、陰影のバランスがとても大切だと思います。 特にフロアスタンドなどの間接照明は、効果的に陰影をつくることができるので、個人的にはとてもオススメなアイテムです。 もうひとつ、インドアグリーンのポイントは、プランター選び。 焼物系やモルタル系など素材感たっぷりのプランターは、一般的な観葉植物でもすごくおしゃなな雰囲気になるので、ぜひインテリアショップなどでプランター選びを楽しむのもオススメです。


2022.02.13
新作を考えています。
ショールームに展示しているカップボードは、葉山での創業当時から使っていて、かれこれ10年以上経ちます。その後いろいろな家具金物が出てきたこともあり、そろそろ新しくしようかと、現在新作カップボードを計画中です。 去年の11月ぐらいからいろいろプランを考えているけど、なかなかピンとくるカタチにたどりつかず、むしろ、考えるほど着地点がどんどん遠のいていく気がします。 展示品の目的は、主に3つあって、 1.使い勝手(機能)の提案2.見え方(意匠)の提案3.立ち位置(ブランディング)の設定 この3つのバランスを考えながらカタチを決めていくのですが、特に3つ目の「立ち位置」の設定が肝になります。立ち位置とはつまり、その製品のグレード感だったり、価格帯だったり、ブランドに関わる大切なポイントとなる部分です。 天然石や無垢材など高価な素材や最新の家具金物をたくさん取り入れれば、グレード感があがる反面、当然ながら価格帯も跳ね上がります。また、比較的手に入りやすい素材でコストパフォーマンスを高めれば、価格面でお客様の間口が広がる反面、こなれた感がでて、新しくつくることの意味を考えると、本当にそれでいいのかなぁ、、と思うところもあります。 暮らしのイメージが湧きやすい使い勝手を備え、Basisらしいシンプルで素材感の感じられる意匠で、これからのBasisとしての立ち位置を見据えたグレード感を設定する。 うーん、どうしたものか。 今年の6月ぐらいにはお披露目できるといいな。

2022.01.27
クォーツシンク
アメリカの水栓金具メーカーKOHLER社から発売されているクォーツ製シンク。 一番の特徴は、ステンレスシンクでは表現できない、マットブラックのしっとりした質感です。 海外ではここ最近、ステンレスシンクではなく、マットブラックのクォーツシンクを採用するメーカーがとても増えてきているみたいです。 それには、傷や汚れが目立ちやすいため、以前はキッチン天板に敬遠されてきたブラックなどの濃色系が、DEKTONに代表されるセラミック天板が普及してきたおかげで、濃色系が積極的に採用されるようになってきたことが背景にあります。 ステンレスシンクは比較的どの素材とも相性が良いので、ブラック天板との組み合わせでも全く問題ないのですが、マットブラックのクォーツシンクの方がよりマッチするのは確かです。 クォーツと強力エポキシ樹脂が配合されることで、傷や衝撃、熱に強く、また経年劣化による退色にも強いため、見た目だけでなく、使い勝手も申し分なそそう。 コストさえあえば、今後とてもおすすめなシンクになりそうです。 KOHLER Cairn Neoroc Kitchen Sinkhttp://www.kohler.jp/feature-products/neoroc-cairn/