



2020.10.17
引戸の良さ。
TVボードの中心付近、主にAV機器が入る部分の扉は、リモコン操作が行えるようにルーバー仕様やガラス仕様にしたり、赤外線リピーターを組み込んだりしますが、このTVボードでは引戸を採用しています。 引戸の最大のメリットは、開けたままでも通路の邪魔にならないところ。カップボードでも同様ですが、扉のようにすぐに閉める必要がなく、開けたままにできるのは、実際すごく便利なんです。 反対に、デメリットというほどではありませんが、引戸の構造上、正面に必ず凹凸面ができるところは少し好みの別れるところ。 個人的には引戸ならではの趣きが好きなので、これからもいろいろな引戸のバランスを模索していきたいと思います。

2020.09.29
こどもたちのための家具。
お子様たちのために製作したカウンターテーブル。 両端の回転フックにランドセルが引っ掛けれて、足元の邪魔にならないように奥まった場所に教科書や好きな本をしまえて、筆記用具や宝物をしまう引出がたくさんあって。 ここで兄弟仲良く勉強している姿を想像すると、なんだかとても羨ましいです。 我が家にもこんな場所あったらいいな。

2020.07.26
素材の個性。
Basisのオーダーキッチンやオーダー家具は、とてもシンプルなデザインが特徴です。 年月と共にお客様の好みが変わっても、シンプルなデザインは見た目の飽きがこないので、永くお使いいただけるのではないか、という想いがあるからです。 そのため、製品に少しアクセントをつけたい場合は、カタチで特徴を持たせるのではなく、素材で個性を出すようにご提案しています。 例えば、このTVボードの場合、スレート貼りの壁面の印象が強いため、壁面と調和する範囲でTVボードに少し個性を持たせるために、独特の縞模様が特徴のチーク突板を採用しています。 チークは、個性的な柄の割に、比較的どんなインテリアにも調和しやすく、縞模様の濃淡がほどよいアクセントになるので、素材で個性を持たせたい場合にとてもオススメな素材です。

2020.04.06
TVボードとカップボード。
ダイニングルーム用のTVボードとカップボードを組み合わせた壁面収納です。 右側のTVボードには、見せる収納用にガラス扉とガラス棚を組み合わせています。 なんとなくですが、10年ぐらい前に比べてガラス扉のニーズが少なくなってきたイメージがありますが、オープン収納と比較して圧倒的にほこりの侵入を防ぐことができるので、なるべくお掃除の回数を減らしたい方はガラス扉がおすすめです。

2020.01.16
お仏壇。
オーダー家具というと、カップボードやTVボードというイメージが多いですが、他にもいろいろな種類の家具のご相談をいただくことがあります。 たとえば、この小さなキャビネットは「お仏壇」です。 お仏壇のような古くからある家具は、何か特別な決まりごとがあって、簡単に製作することができないイメージがあったのですが、いろいろ調べてみると、宗派によるお供えものなどに違いがあるものの、箱自体はあまり決まり事はなくて、割とお客様のお好みでいいみたいです。 ここ数年ぐらい、先入観の危うさに気をつけていたのですが、改めて「先入観を捨てて、柔らかい頭にしていかないとなぁ。」と思えた、良いきっかけになりました。

2020.01.09
TVボードとオープン棚。
プッシュオープン扉をメインに、中央にオープン棚を配置したシンプルなTVボード。 オープン棚はほこりが気になる方も多いですが、個人的にはほどよく抜け感がでてアクセントになるので、けっこう好きです。 リビングに収納スペースが少ない場合、このTVボードのように壁面造作仕様にして、しっかりと収納力を持たせるのも一つの方法です。

2019.12.10
洗濯機のスペースを生かす。
洗濯機スペースを生かしたキャビネット。 ちょっと変わっているのが、正面からだけでなく、側面からも収納できる点です。 洗面台やミラー部分に全く収納が無いため、ちょっと高い位置になるけど、歯ブラシやドライヤーなど洗面まわりの細々したモノが収納できるようになっています。 なお、扉は全て手掛けなしのプッシュオープンタイプ。 昔のプッシュラッチはよく動作不良を起こすことが多かったので、プッシュオープンタイプの扉が敬遠されがちでしたが、最近のプッシュラッチはとてもよくできていて、お客様自身でも簡単に調整ができるようになりました。 なので、見た目の美しさを優先されたい方は、安心してプッシュオープンタイプをお選びいただけると思います。

2019.11.10
フローティングタイプのTVボード。
シンプルなフローティングタイプのTVボード。 プッシュオープン扉は手掛け用の掘り込みやハンドルのような突起物がなく、表面を一枚の板のようにフラットに見せることができます。 また、一枚の板を縁取るように天板と地板の厚みを薄く見せることで、全体のバランスを整えています。 ちなみに、床から浮かした仕様にする場合、将来的に家具が垂れてきて壁との隙間が空くのを防ぐために、Basisでは今回のように厚みを絞った台輪をつける仕様か、もしくは新築であれば予め建築側にて壁に開口部を設けて家具を埋め込む仕様のどちらかを推奨しています。 また、プッシュープンは一般的に故障しやすいっていうイメージがありますが、最近のプッシュラッチ金物はとても性能が良く、お客様自身でも簡単に調整ができるため、TVボードのように扉を開閉する頻度が少ない家具の場合は、安心してお使いいただけると思います。

2019.10.10
組み合わせるシェルフ。
ご自宅で着物の着付け教室を開いているお客様から、生地や帯などを並べるためのシェルフをご依頼いただきました。 2×1のグリッドで構成することで、縦使いにしたり、横使いにしたり、高低差を生かしていろいろな組み合わせができるのがポイントです。 また、重ねたときにキレイに見えるよう、小口にテーパー処理を加えています。 ディテールに少し手を加えるだけで、シンプルな箱に深みが生まれます。

2019.10.03
カップボードの基本形。
引出しと開き扉の組み合わせは、カップボードの基本形です。 全部引出しの方が使い勝手は良いけど、コストもそれなりに上がってしまうので、予算を抑えたいときは開き扉をうまく組み合わせるのがポイントです。 天板の上でガシガシ作業ができるように、ここだけ白のメラミン化粧板を使っています。 さらに、吊り戸棚の底面も同じ白のメラミンにすることで、カップボードと吊り戸棚がちょうどよくまとまりました。

2019.09.26
シンプルな玄関収納。
白の鏡面塗装で仕上げたシンプルなキャビネットタイプの玄関収納です。 最近、キャビネットタイプの玄関収納がある戸建住宅が少なくなってきた気がしますが、個人的にはウォークインタイプよりもキャビネットタイプのほうが、なんとなく空間が豊かに感じられる気がします。