
2025.09.07
レザー扉の玄関収納
いままでいろいろなカタチのキッチンや家具を製作させていただきましたが、本革を使って収納家具を作るのは初めての経験でした。 突板とミラー扉を合わせたトール収納部と、ライムストーンの天然石とレザー扉を合わせたローボード部を交差するように組み合わせた玄関収納です。 基本的にレザー貼りは木工職人ではなく、椅子張り職人が担当します。 木工場で表面の仕上げ以外の部分を製作したあと、ソファ工場に移動してレザー貼りをします。 その後、現地にて本体部分と扉部分を組み合わせて完成です。 なお、レザーの貼り方にはいろいろな方法があって、今回みたいにレザーの小口を見せる方法もあれば、薄いベニヤなどに巻き込んで小口を隠す方法もあったり。 また、本革には大きく分けて素材本来の質感を活かしたヌメ革と、メンテナンス性を考慮したクロム革の2種類があって、それぞれ厚みのバリエーションがあるため、使うレザーによって製作方法を選ぶ、もしくは製作方法に合わせたレザーを選ぶ必要があります。 はじめての経験ということもあって、缶コーヒーと缶ビールを授業料代わりに、何度もソファ職人のもとに足を運びながら、たくさんのことを学ぶことができました。 キッチンのような水回りは難しいですが、TVボードなど比較的メンテナンスフリーな製品をとことんこだわってつくりたい時など、レザー扉とてもおすすめです。 廣田 ___ Basisは、木工家具職人による細やかな手仕事を大切にしたオーダーキッチンメーカーです。 キッチン全体の雰囲気だけではなく、家具のように細かい部分までとことんこだわって作ることがとても得意です。 オーダーキッチンをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。 Basisのキッチンづくりについて Basisの製作事例について Basisのショールームについて