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ボリュームと、ソリッド。

ボリュームと、ソリッド。

ぼくがオーダー家具やオーダーキッチンをデザインする上で、指針となるテーマの一つです。

一般的には、という言い方が正しいかは別として…
カッコよく見せたい時は、「薄く、軽やかに、そしてシャープに」デザインすることがセオリーみたいに感じることがよくあります。

たしかに、天板の厚みが薄く、細く軽快な脚と組み合わせたシャープなデザインのダイニングテーブルは洗練されていてとてもキレイなんだけど、生活の道具として見ると、どうしても気後れしてしまう。

何故なら、シャープなデザインの製品は繊細なバランスなので、心理的な影響でどうしても慎重に取り扱いたくなるんです。モデルルームやゲストハウスのように日常使いではなく、イメージ作りが目的ならそれでも全然OK。

でも、自宅に置く家具やキッチンは毎日欠かさず使うものだから、臆せずもっと気軽に使って欲しい。

そんな理由で、ある程度まとまったボリューム感があった方が心理的な影響が軽減されて、安心して永く使い続けてもらえるのではないかなって思います。

 

 

例えば、このBasisオリジナルダイニングテーブル。

デザインコンセプトは、
「ずっと、ずっと、飽きずに永く使い続けたくなるダイニングテーブル。」

少し話は逸れますが、ダイニングルームの主役は何と言っても椅子だと思います。

椅子は、家具の中で一番デザインが難しく、そして世に出ている数が圧倒的に多い製品です。
特に50年代から60年代にデザインされて、今もなお現役で製作され続けている名作椅子には、時の洗礼を受けてきたからこそ生まれる、普遍的な美しさがあります。

だからこそ、様々な名作椅子たちと組み合わせても違和感がなく、椅子の魅力を最大限引き立たせながら寄り添うダイニングテーブルを作りたかったんです。

 

デザインテーマは「シンプル、ソリッド、プロポーション」

目指したのは、安定感のある佇まい。

「38mm厚の天板」と「80mm角の脚」、2つのソリッドな要素がダイレクトに伝わるように、フォルムは天板と4本脚のシンプルな構成。
あとは幕板(天板の下にある部材)の厚みを全体のバランスを見ながら慎重に決めて、安定感のある佇まいになるよう、プロポーションを整えました。
決して派手さはないけど、使い込めば使い込むほど愛着が感じられるダイニングテーブルです。

ボリュームと、ソリッド。

Basisが得意とするシンプルなデザインに奥行きと深みが生まれるように、これからも丁寧に向き合っていきたいテーマです。

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