
2025.06.01
表情豊かな突板たち。
Basisがいつもよく使うホワイトオークやウォールナットなどの天然木突板は、基本的に協力工場のある旭川にある突板工場で製品ごとに作っております。 旭川は北海道産をはじめ、木材の流通量が多く、良質な天然木が本州に比べて比較的お手頃価格で手に入りやすいのが特徴です。 ちなみに、突板の価格は建築資材の中でも変動幅が大きく、基本的に需要と供給のバランスで価格が変動します。 例えば、10年以上前まではタモ材という家具で良く採用されていた樹種は、供給量が安定したため、比較的価格がこなれていましたが、主にロシアから輸入していたため、最近のロシア情勢以降、供給量が不安定になるにつれ価格も高騰しています。 最近だと以前から価格の高いウォールナット材が、需給バランスに合わせてさらに単価が上がってきているとのことです。 ただ、普段あまり見かけないような希少性の高い天然木や、特殊な塗装を施している突板を探す場合は、旭川ではなく、希少価値の高い突板専門のメーカーに相談して進めていきます。 大阪に拠点を構える安多化粧合板さんは、そんな特徴的な突板を扱う代表的なメーカー。 国内だけではなく、海外を飛び回りながら、様々な希少価値の高い突板を提案されています。 以前、都内にあるショールームでたくさんの樹種を見せていただきましたが、どれも見たことも聞いたこともないような樹種ばかりで、名前はほとんど覚えられませんでした。 ちなみに、樹種の名前のことでオモシロネタを一つ。 たとえば、みなさまよくご存知の樹種にブラックウォールナットというものがありますが、なんで「ブラック」なのかというと、単純に「ブラック」と付けた方が高級に見えるから、とのことです。 以前から「樹種の名前って適用なんだよ〜」って聞いてましたが、どうやら本当に適当みたいです(笑)。 安多化粧合板 https://veneer.co.jp/ ___ Basisは、木工家具職人による細やかな手仕事を大切にしたオーダーキッチンメーカーです。 キッチン全体の雰囲気だけではなく、家具のように細かい部分までとことんこだわって作ることがとても得意です。 オーダーキッチンをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。 Basisのキッチンづくりについて Basisの製作事例について Basisのショールームについて