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新作を考えています。 | いろいろ

新作を考えています。

ショールームに展示しているカップボードは、葉山での創業当時から使っていて、かれこれ10年以上経ちます。その後いろいろな家具金物が出てきたこともあり、そろそろ新しくしようかと、現在新作カップボードを計画中です。 去年の11月ぐらいからいろいろプランを考えているけど、なかなかピンとくるカタチにたどりつかず、むしろ、考えるほど着地点がどんどん遠のいていく気がします。 展示品の目的は、主に3つあって、 1.使い勝手(機能)の提案2.見え方(意匠)の提案3.立ち位置(ブランディング)の設定 この3つのバランスを考えながらカタチを決めていくのですが、特に3つ目の「立ち位置」の設定が肝になります。立ち位置とはつまり、その製品のグレード感だったり、価格帯だったり、ブランドに関わる大切なポイントとなる部分です。 天然石や無垢材など高価な素材や最新の家具金物をたくさん取り入れれば、グレード感があがる反面、当然ながら価格帯も跳ね上がります。また、比較的手に入りやすい素材でコストパフォーマンスを高めれば、価格面でお客様の間口が広がる反面、こなれた感がでて、新しくつくることの意味を考えると、本当にそれでいいのかなぁ、、と思うところもあります。 暮らしのイメージが湧きやすい使い勝手を備え、Basisらしいシンプルで素材感の感じられる意匠で、これからのBasisとしての立ち位置を見据えたグレード感を設定する。 うーん、どうしたものか。 今年の6月ぐらいにはお披露目できるといいな。

シンプルなスツール。 | オーダー家具

シンプルなスツール。

ゲストラウンジ用にミドルスツールをつくりました。 たぶんもう少しシュッと細くした感じでも作れると思いますが、このくらいほんのりボリュームがあったほうが、見た目のバランスと安定感があって、ぼくは好きです。 見た目の安定感があると、心地よく座っていただける気がします。 ちなみに、全体のバランスはEMECOのアルミスツールをモチーフにしています。 このスツーツをはじめ、EMECOの椅子はシンプルなデザインをベースに、アルミならではの深い味わいがあって、とても好きなブランドの一つです。 うちのショールームにも、開業当初からナラ材のダイニングテーブルにNavy chairを合わせていますが、10年以上経った今でも飽きることなく、ずっと使い続けています。 シンプルなデザインは、見た目を強く惹きつける要素が少ない分、細やかなディテールとプロポーションがとても大切です。 このスツールも、脚の太さや傾斜角度、面取りのバランスなど原寸図面を書きながらちょうどいいバランスを探しました。 シンプルなデザインに正解があるのか全然わからないけど、本当にシンプルな製品は、年月を経ても飽きることなく、ずっと心地よく使っていただけるのかな、と思います。

クォーツシンク | いろいろ

クォーツシンク

アメリカの水栓金具メーカーKOHLER社から発売されているクォーツ製シンク。 一番の特徴は、ステンレスシンクでは表現できない、マットブラックのしっとりした質感です。 海外ではここ最近、ステンレスシンクではなく、マットブラックのクォーツシンクを採用するメーカーがとても増えてきているみたいです。 それには、傷や汚れが目立ちやすいため、以前はキッチン天板に敬遠されてきたブラックなどの濃色系が、DEKTONに代表されるセラミック天板が普及してきたおかげで、濃色系が積極的に採用されるようになってきたことが背景にあります。 ステンレスシンクは比較的どの素材とも相性が良いので、ブラック天板との組み合わせでも全く問題ないのですが、マットブラックのクォーツシンクの方がよりマッチするのは確かです。 クォーツと強力エポキシ樹脂が配合されることで、傷や衝撃、熱に強く、また経年劣化による退色にも強いため、見た目だけでなく、使い勝手も申し分なそそう。 コストさえあえば、今後とてもおすすめなシンクになりそうです。 KOHLER Cairn Neoroc Kitchen Sinkhttp://www.kohler.jp/feature-products/neoroc-cairn/

セラミックのブラック天板。 | オーダーキッチン

セラミックのブラック天板。

最近では、すっかりキッチン天板の主流になりつつあるセラミック天板。 とにかく汚れにめっぽう強いので、人工大理石など他の素材ではなかなか選びにくいブラックなど濃色系がお好みの場合は、とてもオススメだと思います。このキッチンも、「黒系のセラミック天板でキッチンが作りたい」というのが最初のリクエストでした。 シンクカウンターはたっぷり収納が入るように、奥行きを深めな1000mmに設定。グラス類だけでなく、大皿系もしっかり収納できるため、カップボードがなくても大丈夫。 コンロ下は使いやすさを優先して、オープン仕様にワイヤーシェルフを組み合わせています。 写真では伝わりにくいですが、今回のような2型タイプをはじめ、アイランドやペニンシュラなど対面タイプの場合、奥行きを通常より深めに設定すると収納量だけでなく、キッチン全体にゆとりができて、とっても良いカンジになるので、お部屋の間取りにもよりますが可能であればキッチンの奥行きを少し深めに設定するのもオススメです。

2022年。 | いろいろ

2022年。

あけましておめでとうございます。 今年もこれまでと変わらず、ひとつひとつ丁寧に向き合い、より良い製品をお届けできるように、全力で走り抜けていきたいと思います。 それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。  

2021年。 | いろいろ

2021年。

2021年も残すところ、あとわずかになりました。 いつだったか、「先のことは何も考えずに、今日1日を全力で使い切る。」と誓った時があって、今年は去年よりも少し実行できた気がします。 仕事の時も、家事をする時も、子供たちと遊んでいる時も、できる限り他のことを考えないように、目の前のことに一生懸命向き合う。 最初のころは本当に難しくて、なかなかうまくできなかったけど、「鬼滅の刃」で、煉獄杏寿郎が炭治郎に「集中!」と声をかけているのを見て、なんかすごく納得したことがあって、それから少しずつスイッチが入るようになってきました。 大人になってからほとんど漫画を読まなくなってしまったけど、スラムダンクに出てくる安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ。」をはじめ、漫画のキャラクターたちの言葉は、ビジネス書のきれいにまとめられた言葉よりも、身近で温もりがあって、心にとても深く刺さる気がします。 ちなみに、料理するときだけは昔からすごく集中することができて、それはきっと「美味しいご飯が食べたい」という食いしん坊ならではの純粋な一心で料理するからだと思います。 今年もみなさまのおかげで、無事年末を迎えることができました。 今年一年お会いさせていただいたすべてのみなさまへ。本当にありがとうございます。 それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。 廣田 耕人

見上げる本棚。 | オーダー家具

見上げる本棚。

2層吹き抜け部分の2F通路に本棚をつくりました。 いわいる箱型の本棚ではなく、棚板を壁に埋め込むような形なので、圧迫感もなく空間にとてもよく馴染みます。ちなみに、見た目はすごくシンプルなのですが、棚板一枚ずつレーザーで水平垂直を測りながら取付しているので、とても職人泣かせな製品です。 個人的には、本棚の場合、棚板は可動式よりも固定式の方が全体的に良い雰囲気になる気がします。 本はもちろんのこと、ポイントで小物や植物などもディスプレイすれば、とてもキャッチーなインテリアになりそうです。

七(八)五三。 | プライベート

七(八)五三。

今年は、次男が5歳で長女が3歳になる七五三の年。 ちなみに長男は8歳で本来は七五三と関係のない年齢ですが、せっかくだから子供達三人で着物の写真を撮りたいねってことで、七五三ならぬ八五三をしました。 自宅の近所にある写真スタジオで撮影してから、地元の神社でご祈祷。 子供たちの成長を日々感じながら、ひとつの節目を迎えることは、なんともいえない安堵感につつまれます。 慎重で、とてもマイペースな長男。 ちょっぴりお調子者で、癒し系の次男。 勝ち気で、姉御肌の長女。 これからも、日々の子育てをみぎにひだりにあたふたしながら、子供たちの成長をやわらかく見守っていきたいと思います。

キッチンとテーブルの高さを揃える。 | オーダーキッチン

キッチンとテーブルの高さを揃える。

キッチンカウンターとダイニングテーブルの高さを揃える場合、主に3つの方法があります。 1.ダイニングテーブルの高さをあげて、ミドルカウンター仕様にする。 2.ダイニングテーブルの床を同じフロアより高くする。 3.キッチンカウンターの床を同じフロアより低くする。 このキッチンは、2(床を高くする)のパターン。 具体的には、キッチンカウンターのメイン通路側から室内奥に向かってキッチンを囲うようにL字型で床を高くしています。 キッチンカウンターとダイニングテーブルの高さを揃えると、ダイニングキッチンの一体感がすごく得られてとても楽しいキッチンになるので、個人的にもとても好きなレイアウトです。 注意点としては、床を150mmぐらい高くする分、相対的にダイニングテーブルの天井が低くなるため、最低でも天井高さは2400mm程度確保することがポイントです。 なお、今回のように一部床を高くしたい場合は設計をお願いしている建築士さまにできるだけ早い段階にご相談することをおすすめします。

壁一面のカップボード。 | オーダー家具

壁一面のカップボード。

壁一面にカップボードを作りました。 一部開口部を設けて冷蔵庫を収納しておりますが、冷蔵庫と前面を揃えようとすると、最低でも奥行きは700mmぐらい必要です。そうすると、キッチンやテーブルとの通路幅が狭くなってしまうため、今回はバランスをとって600mmに設定しました。このあたりの判断は、お部屋のサイズ感や他の家具との位置関係などによって分かれるところだと思います。 また、引出が手掛けタイプに対して扉は全て手掛けなしのプッシュオープンタイプにしています。見た目だけでいえば引出もプッシュオープンにした方がスッキリ見えますが、カップボードのように頻繁に開け閉めする場合、できるだけストレスの掛からない手掛け仕様がおすすめです。 扉も昔はプッシュラッチの性能が安定せず、不具合が多いイメージがありましたが、最近のプッシュラッチはとても良くできていて、扉の反応が鈍くなってきてもお客様自身で簡単に調整が可能なので、プッシュオープン扉については安心してお使いいただけれると思います。

ダイニングテーブルのサイズ選び〜通路幅編〜 | いろいろ

ダイニングテーブルのサイズ選び〜通路幅編〜

前回に引き続き、ダイニングテーブルのサイズ選びについてのお話です。 今回は部屋の広さからテーブルサイズを検討する方法。 目安となるのは、テーブルと壁もしくはキッチンや家具との距離。 ただし、キッチンや家具の場合、壁に比べて腰から上はフリーになるため、これからお伝えする内容より余裕があります。そのことを踏まえた上で、各通路幅ごとの特徴をご紹介します。 case1.ギリギリの60cm 椅子が設置できる最小寸法は60cm。 最小寸法なだけに、実際はかなり狭いです。イメージは飲食店のテーブル席の壁側に座るカンジ。 座ったり立つことはできますが、油断して椅子を引きすぎるとすぐに壁にぶつかります。また、座った状態では、カニ歩きでも椅子の後ろを通ることがかなり大変です。 なので、60cm幅はどうしても通路幅の確保が難しいときの最終手段として考えるといいかもしれません。なお、椅子を背なしのスツールやベンチにすると少し余裕ができるのでオススメです。 case2.よこ歩きの75cm 75cmあると、離席するときに椅子を引いても壁に当たらず、椅子に座った状態で、よこ歩きにはなりますが後ろを人が通ることもできます。 家事動線(頻繁に人が通る通路)でなければ、75cmでもそんなに不自由しないと思います。 case3.スタンダードな90cm 90cmは、椅子に座った状態で、椅子の後ろをまっすぐ歩ける最小寸法です。 個人的な感覚としては、この90cmがテーブルと壁の距離感の基準になると思います。なので、テーブルサイズに迷ったら、まずは「テーブルの周囲に90cmずつスペースを確保できそうか?」と考えると、サイズの検討が分かりやすくなる気がします。 case4.余裕の105cm 105cm、つまり1メートルを超えてくると、体感だけでなく、見た目でもだいぶ空間にゆとりが出てきます。この「空間にゆとりを感じる」は、心地よいインテリアを作る上で大切なポイントです。 特にアイランドキッチンやペニンシュラキッチンとテーブルが横に繋がっている場合は、メイン動線(キッチン作業面と反対側)は105cm以上確保することをおすすめします。 以上、少し個人的な感覚にはなりますが、テーブルサイズについてのお話でした。 ダイニングテーブルを検討されるお客様だけでなく、キッチンを検討されるお客様からもテーブルサイズの相談を受けることが多いので、きっとテーブルサイズで悩まれている方が多いのかなって気がします。 僕自身、このブログを書きながら改めて知識の整理になりました。

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