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個性。 | いろいろ

個性。

「御社ならではの強みってどんなところですか?」 2011年の創業以来、これまで何百回も聞かれた質問です。「細かいディテールにとてもこだわってつくっています。」とか、「オーダーキッチンだけではなく、オーダー家具もできます。」とか、色々考えながら思いつく限りお答えしてきました。 でも、それって本当にぼくたちならではの強みなのかなって、ずっと確信がもてないのも正直なところです。 細かいディテールにこだわっているメーカーは他にもたくさんあるし、オーダーキッチンとオーダー家具が両方とも作れても、そもそも両方同時に検討される案件なんて年に数件ほどで、両方作れること自体、お客様からあまり求められていません。 情報が簡単に手に入ることでデザインや技術が日々共有される時代、どのメーカーもみんな製品の仕上がりはとてもキレイで、よほど個性的な形でなければ、デザインもモダンですっきりまとまっています。たぶん、技術的なことやデザイン的なことは、どのメーカーもあまり大差ないのかなって思います。 では、強みってなんだろうってなるんですが、最終的にはたぶん「人」なのかなって。話をするのがとても得意な人、話を聞くのがとても上手な人、仕事がすごく丁寧な人、ぐいぐい引っ張るのが得意な人、ユーモアたっぷりな人、、、人の数だけたくさんの個性があって、みんなオリジナルでオンリーワンです。 とくにぼくたちフルオーダーメーカーは、お客様の希望に合わせてゼロからモノづくりをするため、お客様とのコミュニケーションがすごく大切で、製品の仕上がりに大きく影響します。 なんか、最近そんなことをよく考えています。

自宅をフルリノベーションします。 | プライベート

自宅をフルリノベーションします。

葉山から等々力に引越ししてからちょうど7年が経ちまして、このたび自宅マンションをリノベーションすることになりました。 もともと葉山から引越しするタイミングでリノベーションを検討しましたが、ショールームの移転が重なったり、妻も次男を妊娠中だったり、いろいろとタイミング的に難しくて。。ひとまず現状のまま住んでいたら、その後3人目の末っ子が生まれたり、あっというまに7年が経ってしまいました。 内装を完全にスケルトンにするため、工事期間中は近くに仮住まいを探すなど、いろいろと不安な部分はありますが、備忘録も兼ねてこれから少しずつリノベーションの記録を残していけたらと思います。 ちなみに、現状の間取りはこんな感じです。

家具のようなフルオーダーキッチン。 | オーダーキッチン

家具のようなフルオーダーキッチン。

いつも当社のフルオーダーキッチンを製作していただいている旭川の特注家具製作工場様から、自社のオリジナルキッチンをつくりたいとのご相談から生まれたキッチンです。 いつもはお客様のお好みやご要望に合わせてオーダーキッチンをプランしていますが、今回はショールームに展示するのが目的なので、いつもと少し趣向を変えてみました。 基本的なコンセプトは、「家具のようなフルオーダーキッチン」。 天板は、木工所ならではの無垢天板。オイル塗装は定期的なメンテナンスが必要ですが、オイルメンテナンスを重ねるたびに無垢材ならでは色味が深まり、また撥水加工も高まるため、永く使うほどとても愛着が湧いてくると思います。また、天板の厚みは見えがかり部分だけ薄く加工して12mmに設定。12mmはキッチンでよく使用される石系天板の平均的な厚みなので、ショールームでお客様にご提案する際に、お好みに合わせて天板素材を変えても全体のバランスが変わらないようにしています。 もうひとつ、木工所ならではの加工技術を生かしてプランに取り入れたのが、サイドパネルのコーナーを丸くすることです。少し手間のかかる加工ですが、逆をかえせばシステムキッチンではなかなか表現が難しい部分。天板と一緒に角を大きく丸くすることで、全体の印象がぐっと深まります。 なお、画像では分かりにくですが、手前側の上段は全て引出仕様になっています。扉収納にするプランが一般的ですが、上段を引出仕様にすることで、常備薬やちょっとした小物など、意外と収納場所に困るモノがキッチンに納まったら便利だなって思います。

ゴミ箱の置き場所から見えてくるもの。 | いろいろ

ゴミ箱の置き場所から見えてくるもの。

フルオーダーキッチンやカップボードのご相談をいただくときに、必ず確認するポイントがいくつかあって、その中でもとても大切なポイントが「ゴミ箱の置き場所」です。 主な選択肢は、シンク下やカップボードの引出内に収納する方法と、シンク下やカップボードのサイド側をオープンにして、ゴミ箱の置き場所にする方法の2つ。 ゴミ箱を「見せる」か、「隠す」か。 「見せる」タイプは、言い換えると「使い勝手」が優先。「隠す」タイプは、言い換えると「見た目」が優先。 ゴミ箱に対する考え方は、キッチンやカップボード全体に対して「使い勝手」を優先するのか、「見た目」を優先するのか、今後進めていくプランの一つの道標になる気がします。

2023年。 | いろいろ

2023年。

写真は、お正月に近所の駒沢公園で凧揚げをしている末っ子の季(みのり・4歳)です。 今年初めて上手に凧揚げができるようになりました。 2023年。 今年も変わらず、より良いオーダーキッチンやオーダー家具を目指しながら、一つ一つ丁寧に向き合っていきたいと思います。 それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。  

2022年。 | いろいろ

2022年。

2022年も無事終えることができました。 毎年年末の大掃除に、ショールームに展示している無垢材のダイニングテーブルのオイルメンテナンスを行っていますが、サンドペーパーで天板をサンディングしながら、今年一年間このテーブルでお客様と交わしたいろいろなお話しを思い出しました。 2022年、ご一緒させていただきましたすべてのお客様へ。 Basisを頼っていただいて本当にありがとうございます。 2022年、ご一緒させていただきましたすべての取引先様へ。 Basisを助けていただいて本当にありがとうございます。 みなさまにとって、2023年も良い年になりますように。

システムキッチンを、上手に活かす。 | オーダーキッチン

システムキッチンを、上手に活かす。

国内メーカーのシステムキッチンと、天然木のカウンターを組み合わせたアイランドキッチンです。 このシステムキッチンではありませんが、「パナソニック製のトリプルワイドIHやトリプルワイドガスを採用したフルオーダーキッチンをつくりたい」というご相談をいただくことが時々あります。https://sumai.panasonic.jp/kitchen/concept/detail.php?id=Triple 基本的に国内に流通している設備機器は全て取扱可能ですが、パナソニック製トリプルワイドIHやトリプルワイドガスは、例外としてパナソニックのシステムキッチンでしか使用ができません。この製品、本当によく考えられていて、他の設備機器同様に単品販売したら、めちゃめちゃ売れると思います。なので、パナソニックキッチン専用にする気持ちは、ビジネス的にとてもよく分かる気がします。 そこで、1つの解決方法としてご提案するのが、システムキッチンを囲うような形でオリジナルのカウンターをつくるという方法です。 ポイントは、できるだけカウンターの高さをキッチンに近づけるところ。天板どうしの高さが近いほど、全体の一体感が生まれて、よりフルオーダーキッチンのような雰囲気になります。 アイランドスタイルだけではなく、片面を壁に隣接したペニンシュラタイプでも実現可能ですので、パナソニック製トリプルワイドIHやトリプルワイドガスを使ってオリジナルのキッチンをつくりたい方に、とてもおすすめです。

ソファカバーの縫製について。 | オーダー家具

ソファカバーの縫製について。

リビングとダイニングの段差を生かして製作したベンチソファです。 ベンチソファを設計するときのポイントのひとつに、クッションカバーの縫製方法があります。 同じカタチのクッションでも、ステッチの種類や方向、またパイピングなど縫製方法によって、見た目の印象がとても変わります。 正面向かって縦方向のステッチは、少し柔らかい印象をもたせたい時に。 正面にステッチラインが見えないので、座るたびに少しずつ生じるカバーのずれを目立ちにくくする効果があります。(カバーのステッチラインと内部ウレタンのコーナーラインがずれてくると、カバーのずれが目立ちます。) また、横ステッチに比べて縦ステッチは少しカジュアルな雰囲気になるので、内部ウレタンの角アールも大きめにとってバランスをとることが多いです。 一方、正面向かって横方向のステッチは、水平ラインが強調されてスッキリ見えるので、主にスッキリモダンな雰囲気にしたい時によく採用します。 正面のステッチラインをキレイにみせるために、なるべく角のアールを小さくするのがポイントです。 他にも、細い芯材を生地でカバーしたものを角につけるパイピングや、生地どうしをつまんでステッチをかける縫製など、クッションカバーはいろいろな縫製方法があり、木工とはまた異なる、とても奥が深くて面白い世界があります。

フルオーダーソファを検討する3つのポイント。 | いろいろ

フルオーダーソファを検討する3つのポイント。

  フルオーダー家具の中でも比較的馴染みの少ないフルオーダーソファ。おそらくソファをフルオーダーできることを知らない方が多いのではないかと思います。 オーダーソファは大きく分類して単独で置く独立タイプと、部屋のサイズに合わせた造作タイプの2タイプがあります。前者の独立タイプは、いわいる一般的な置き型ソファで、国内外メーカーからたくさんの種類の製品が販売されておりますので、比較的お好みの製品が見つかりやすいと思います。 後者の造作タイプはお客様のお部屋のサイズに合わせて、既製品のサイズを変更するセミオーダータイプ、もしくはゼロからカタチを考えるフルオーダーソファの2種類があります。特にサイズだけでなく、収納を持たせたりサイドテーブルを組みあわせたりなど、機能を充実させたい場合に登場するのがフルオーダーソファです。 フルオーダーソファを検討するにあたり大切なポイントは次の3つです。 1.座り心地ソファの座り心地を決める座面の内部構造は、外側から見ることができないためなかなかイメージしにくいのですが、内部構造次第で座り心地だけでなく価格にも大きく反映されてきますのでとても重要です。一般的な置き型ソファの場合、座クッションを乗せるフレームの内部にSバネやウェービングテープと呼ばれる伸縮性のあるパーツが組み込まれていて、座ったときにゆっくりと沈み込むような役割をしています。ただ、Sバネなどをフレームに組み込む場合、とてもコストが上がるため、フルオーダーソファの場合、Sバネなどを使用せず、座クッションに使用するウレタンを数種類組み合わせながら、ちょうどいい座り心地を作っています。 2.カバーリング暑い時期の汗や飲みこぼしなど、ついついカバーを汚してしまうのがソファの悩みどころです。そこで、デザインを検討する際は座クッションはもちろんのこと、できれば背クッションもカバーリングタイプにすることをオススメしています。カバーリングであれば、クリーニングに出せるのでいつでもキレイな状態に整えることができ、また長期使用による磨耗で生地が擦り切れてしまった場合もカバーを外して簡単に補修することができるので、安心して永く使い続けることができます。 3.座面の高さや奥行きなどの各寸法座クッションのウレタン層とともに、座り心地に大きく影響するのが座面の奥行きや高さなどの各寸法です。ポイントは「座面の奥行きは深すぎず、シートHは低すぎず」です。特に海外メーカーのソファに多いのですが、座ってみると奥行きが深すぎて背持たれまで届かない場合が多かったり、座面が低すぎて立ち上がるときに身体に負荷がかかりやすくなることがあるので、オーダーソファに限らずソファをご検討の際はカタログだけで判断せず、必ず一度実物に座ってみて体感されることをオススメします。 他にも座面の下に収納を設けたり、コーナーやサイドにテーブルを組み合わせたりするなど、フルオーダーソファをご検討の際はぜひいろいろアイデアを膨らませてみてください。

小さな工夫の積み重ね。 | オーダー家具

小さな工夫の積み重ね。

ホワイトオーク突板の木天板と、淡いウォームグレー色のメラミン化粧板を組み合わせた、とてもシンプルなカップボードです。 天板にたっぷり厚みを持たせ、扉をできるだけ床ギリギリまで伸ばすことで、意外とありそうで無い家具の雰囲気を出せたらいいなと思って作りました。 ほんのちょっとした工夫ですが、シンプルなフォルムだからこそ、細かい部分へのこだわりを積み重ねることで、ただシンプルなだけではない、深みのある製品になれたらいいなって思います。

楕円の魅力。 | オーダー家具

楕円の魅力。

楕円のテーブルには、ふしぎな魅力があります。 横に並んで座れる長方形の良さも、人数を限定せずに囲める丸の良さも兼ね備えた、マルチな機能性。 そして、簡単には描けない、楕円そのものの曲線が、空間に心地よいリズムをつくります。 ちなみに楕円の中には、しゅっとした楕円から、ふっくらした楕円まで、弧の組み合わせ次第でいろいろなカタチがあります。 楕円テーブルの代名詞であるフリッツハンセン社のスーパー楕円テーブルは、ふっくら型の楕円。https://fritzhansen.com/ja-JP/products/Tables/b613_superelliptical_table 最近だと、HIROSHIMAチェアで有名な深澤直人さんデザインのRoundishテーブルは、長方形に近く、両端が少ししゅっとした楕円です。http://www.maruni.com/jp/list/list-detail?lp=1010-34-0000 冒頭の写真は、以前製作しました折りたたみ式の楕円ローテーブルです。こちらは、比較的しゅっとした楕円です。 長方形や丸に比べて楕円テーブルの数はまだまだ少なくて、あまり馴染みが薄いかもしれませんが、もしダイニングテーブルのカタチで悩まれていたら、楕円という選択肢もすごくオススメです。

セラミックキッチン | いろいろ

セラミックキッチン

先日、キッチン天板でよく使用するクォーツの「サイルストーン」や、セラミックの「デクトン」を取り扱っているコンセンティーノジャパン様のショールームにお邪魔してきました。 いつもお世話になっている営業ご担当者様にご案内いただきながら各展示をじっくり見学して、最後にライブキッチンの展示がある地下フロアに入った瞬間、目に飛び込んできたのが、約4メートルのアイランドキッチン。 天板、サイドパネル、フロントパネルすべてセラミックのデクトンで覆われていて、しかもコーナーは小口の線がでない3方留め仕様。 当社でもよくお問い合わせをいただく仕様ですが、どうしてもコストがかなりかかるため、なかなか実現には至っておりませんが、今回初めて製作事例を拝見することができました。 もう、すごい迫力!まさにデクトンの塊。サイズがかなり大きいため、天板・フロントパネルそれぞれ2枚ずつ貼り合わせおりますが、しっかり柄を通しているため、つなぎ目がほとんど気になりません。ちなみに、搬入経路さえ問題なければ、3メートルまでは1枚で製作可能です。 ご興味ある方は、ぜひ表参道にあるコンセンティーノショールームで実物をご覧になってください! コンセンティーノショールームhttp://www.cosentino.jp/informations/showroom

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