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2025年2月

広がってゆく。 | いろいろ

広がってゆく。

いろんなタイプの美術館が多いこと。 東京の好きなところのひとつです。 美術館は当然のことながら、展示物を引き立たせるための内装が多いかと思いますが、 美術館建築は著名な建築家の方々がデザインされていることが多く、 スケール感や存在感を感じるところ、存在感を感じさせないところ、 なんとも塩梅が素晴らしいなぁといつも感心します。   先日うかがった美術館内で、コンクリートとガラスやスチールの無機質な空間に ガラス製の腰壁の笠木部分のみが明るめな色の木製という空間がありました。 有機的な木が入ることで空間が優しくなるといいますか、 凛とした空間の中にほっと呼吸しやすい?ニュアンスがでている気がしました。   美術館とお家は別物ですが、 インテリアのバランス。 木をポイント使いにするか、木をたっぷりな空間にするか、木は使わずに無機質な空間にするか。 住まう人それぞれの空間。 やはりインテリアって無限に世界がひろがります。 インスタレーションはからだ全体で感じるから疲れるよねーと来場者のどなたかが言っていてるのを耳にして、 確かに。。と心でうなずく。   高橋  

玄関収納 オーダー

シンプルな玄関収納

  ベイシスらしい、とてもシンプルな玄関収納です。 扉の取手を無くしたプッシュオープン仕様でミニマムな雰囲気を出すのもかっこいいですが、少しだけアクセントをつけるために、扉の一部を掘り込んだ手掛仕様にしてみました。 部分的に掘り込んだ手掛けは、家具全体に心地よいリズムが生まれるので、個人的にとても好きなディテールです。 また、天板と側面の木目を繋げることも大切なポイント。 少し手間のかかる作り方ですが、木目の繋がりを意識することで、オーダー家具ならではの上質な雰囲気が出せるのではないかなと思います。 ちなみに、カタチや大きさにもよりますが、玄関収納は床から浮かした方が空間を広く見せることができるのでオススメです。 雨の日に濡れた靴をすぐに収納せず、一旦家具の下に仮置きすることもできるので、機能的な面でも効果があります。 シューズインクロークを設けることで「隠す収納」にする場合と、今回のように家具で玄関収納をつくって「見せる収納」にする場合。 どちらも良い面がたくさんあるので、そのあたりはお好みでお選びいただくのが良いと思います。 廣田  

ちょっとしたことで。 | いろいろ

ちょっとしたことで。

冷蔵庫の上、何か置かれていますか? ビルトインで最初から収納計画をしていないと、必ずといっても過言ではないほどに できてしまう天井と冷蔵庫の間の微妙な空間。 ディスプレイするにしてもなんともなぁ…なスペース。 気づけば置き場に困ったキッチンものを置かれているお家も多いかもしれません。 マンションでも戸建てでも、 冷蔵庫を区切る為に袖壁を設けてある間取りもよく目にします。 冷蔵庫の側面が見えなくなりすっきりする一方で、カップボードとの流れは壁により分断されてしまいます。 袖壁自体もカップボードと冷蔵庫上収納と一緒に揃えてあげると、空間に一体感が生まれて 冷蔵庫の大きすぎる存在感もなんだか急に薄れてくる気がします。 ちょっとしたことですが、 ちょっとしたことで雰囲気って案外変わると思います。 ショールームのカップボードに鎮座しているリュウビンタイ。 新芽がいつのまにか生まれていました。 今週は特に冷え込んでいますが、少しずつ春が近づいていて、なんだか嬉しくなります。 高橋

天然木オーダーキッチン

オーダーキッチンという嗜好。

  「つねづねその物事を好んで親しむことや、それぞれの人の好み。」 それが嗜好です。 キッチンは、住宅業界でいうと、お風呂やトイレと同じ住設機器というカテゴリーに分類されます。 生活する上でキッチンは無いと困るもの。 住まいの機能のひとつです。 最近のシステムキッチンは本当に良く考えられていて、同じキッチンメーカーという立場から見ても、よほどのこだわりがなければシステムキッチンで十分ご満足いただけるのではないかと思います。 また、お部屋の間取り的にシステムキッチンがハマらない場合は、セミオーダーシステムなどをうまく活用したり、造作カウンターを組み合わせたりすることで、コストを抑えることもできます。 それでも、シムテムキッチンではなく、手間もコストも掛かるオーダーキッチンを選ぶ理由って、やっぱりこだわりたいからなのかなぁって思います。 オーダーキッチンは機能ではなく、嗜好に近いもの。 だからこそ、予算の範囲内でとことんこだわって欲しいし、理想を実現するためにぼくたちも全力で一緒に考えていきたいと思います。 廣田

瞬間。 | いろいろ

瞬間。

緩やかな上り坂の途中にベイシスのショールームはあります。 道すがら、道と空が重なり合うようなポイントがあり なんだか空へ向かって歩いていくような、毎朝気持ちの良い瞬間があります。   お家の中でも季節の移ろいとともに、 ふと、いつもの風景が陽の差し込み方ひとつで違ってみえるような、 はっとしたり、心地のよい瞬間がそれぞれにあると思います。 先日、映画 PERFECT DAYSをようやく観たもので、なおのこと、そんなことを考えてしまいます。 自分の居場所に必要なかたちを自分なりにイメージして、それをかたちづくっていく。 ネットでどんなものでも見られる便利な世界ですが やぱり百聞は一見にしかず。 画像ではない、実際のものが醸し出す雰囲気を五感で感じるって本当に大切だなぁと感じます。 いろんな選択肢があるからこそ、まずは触れてみて、気持ちが動くものを選んでいただくことが より心地よい瞬間につながる気がします。 Basisはオーダーメイドのキッチンと家具の会社ですから、 こちらです!という商品があるわけではありませんが つくりかた、佇まいなど、きっと感じていただけるかと思います。 どうぞお気軽にショールームへお越しください。 ご予約はこちらから。 先日、美術館で須田悦弘さんの作品を観ることができました。 こちらは見れば見るほど、本物のようで自分の目を疑いたくなるような木の彫刻。 本物だけど、本物ではない。 作品の素晴らしさとともに、木の可能性を感じずにはいられない時間でした。 高橋

システムキッチンと組み合わせる。 | オーダーキッチン

システムキッチンと組み合わせる。

  Basisはオーダーキッチンメーカーなので、オーダーキッチンをつくることが一番の目的ですが、いろいろな制約がある中で、既製品のシステムキッチンを生かしてオーダーキッチンのような雰囲気にしたい、というお問い合わせをいただくことがあって、今回ご紹介するカウンターも既製品キッチンと組み合わせた事例のひとつです。 ほんと個人的な意見で恐縮ですが、既製品キッチンを生かすポイントとして、新規で製作するカウンターの高さをできるだけ低く抑えてキッチン全体のまとまり感を演出する、というのがある気がします。 よく、手元を隠すためにほぼシステムキッチンが隠れるまでカウンターを高く設定するケースが多いですが、目線近くまで造作カウンターがあると、空間が分断されてしまって、せっかくのオープンキッチンの良さを生かしきれないんです。 もちろん、現場の大工さんで製作する場合は必然的にハイカウンター仕様になるという施工上の理由もありますが、空間全体のバランスを考えると、少しもったいないのかなぁと。 おすすめは、既製品のシステムキッチンにプラス3cmから5cm程度の段差で新規カウンターを設定すること。 このちょっとした段差だけでも、不思議と心理的に手元を囲われているように感じられる気がします。 また、このカウンターのポイントは、正面右側のウォールナットの腰壁部分。 本来であれば扉をつけたりオープン棚にするなど、収納スペースとして活用できる部分だけど、あえて収納を設けずにどっしりみせることで、キッチン全体に余裕がうまれて、ゆったり落ち着いた雰囲気をつくることができます。 キッチンや家具だけではなく、お家全体の収納計画にもあてはまることで、ついついちょっとした隙間やスペースを見つけては収納にする事例を多く見ますが、ちょこっと収納はとても便利な反面、言葉を選ばずに言えば空間に余白が少なくなることで全体の雰囲気が少し貧相な印象になる気がします。 壁面収納やWIC・パントリーなど、収納スペースをできるだけまとめたうえで、空間に生まれる余白を大切に。 そのバランスが肝要なのかなって思います。 廣田

カップボード 〜開け方編〜 | オーダー家具

カップボード 〜開け方編〜

-  開け方編 - またまた・・・カップボードのお話を。 レイアウトによりますが、カップボードはキッチンの後ろ側に配置されることが多いでしょうか。 キッチンとカップボード間の幅(距離)がどのくらいあるのか、 またカップボードの奥行きによっても、ご提案する扉の開き方・サイズも変わります。   例えば、キッチンとカップボードの間にあまり距離がない場合、 スライド引出しにしてしまうと、使いづらくなったりします。 そんなときは引き戸を。 扉の開閉がないので、開けっぱなしでも邪魔にならずおすすめです。(引き戸について)   引き戸は引き戸でもフラット引き戸なるものもあります。 一般的な引き戸より金物の費用が若干高くなってしまいますが、 引き戸の枠を見せないデザインや、少し前へスイングして開く感覚は高級感や重厚さを感じられます。     スライド引出しの場合の利点はなんといっても、中が見渡しやすく食器も収納しやすいところ! キッチンに食洗機を取り入れられる場合には、 食洗機の真後ろや斜めうしろに食器収納を計画すると、 食洗機からダイレクトに食器を収納できるので便利で無駄のない家事動線になります。   引出しの場合、上段にカトラリーやランチョンマットなどを収納されることが多く、 重さのあるものは下の引出しへ〜という流れが一般的ですが、 加齢と共に重たいものを下から上へ持ち上げるのは腰に負担がかかり、危うい動作になったりもします。 そういうことから、近頃では鋳物の重たいお鍋など、かがまなくても そのまま持ち上げられる位置に収納できるように、という考え方もあります。 年齢と共に収納場所を見直しても良いのかもしれませんね。   最もオーソドックスな開き扉は 中の収納を可動棚によって、高さを自由に調整できるのがポイントです。 また、金物の費用も抑えられたりもします。   ご紹介した開け方はよく提案する開け方ですが、 その他にも金物メーカーさんのおかげで色々な扉の開け方があります。 お話しを伺いながら、組み合わせながら、ピッタリなスタイルへと、お客さまと一緒に進んでいきます。 (高橋)

オールマイティな白。 | オーダーキッチン

オールマイティな白。

  天板も扉も全てホワイトで統一されたミニマムなオーダーキッチンは、流行問わず常に人気の組み合わせです。 一番の強みは、さまざまなインテリアのマテリアルに調和するところ。 例えば、床材が今回のような暖色系のフローリングをはじめ、ウォールナットなどの濃色系フローリング、大判タイルやモルタルのような左官材など、素材の種類や色のトーンを問わず、あらゆるテイストのインテリアに溶け込むように、白いキッチンが馴染んでいきます。 また、ブラック色の水栓器具や加熱機器、レンジフードなどを組み合わせると、グッと大人っぽい雰囲気になったり。 キッチンはインテリアの中でもボリュームがあって、買い替え寿命がとても長いアイテムです。 だからこそ、トレンドに左右されず、調和上手なホワイトキッチンは、いつの時代もずっとスタンダードなのかもしれません。 なお、白は経年によって少し黄色味を帯びてくる「黄変」という特性がありますが、最近は無黄変塗料など黄変しにくい素材が増えてきているので、黄変が気になる方でも安心してお選びできると思います。 オーダーキッチンのご相談の際、インテリアマテリアルとの組み合わせでお悩みの声をよくお聞きしますが、どうしても決め手に欠ける場合は、思い切って「全て白で統一したミニマムキッチン」という選択肢もおすすめです。  

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