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オーダーテーブルは天板の仕様が重要

オーダーテーブルについて。

オーダーテーブルといってもダイニングテーブルやローテーブル、サイドテーブルなど色々種類がありますが、基本的には天板と脚の組み合わせになります。

まず天板の素材ですが大きく分類して、①無垢材②突板③ガラスの3種類あります。

①無垢材
メリットはなんといってもメンテナンス次第で何十年も使えることです。家具の世界では無垢材を基本的に生き物と捉えていて、常に呼吸することで環境に馴染みながら材種によってそれぞれ独特の経年変化をしていきます。また、細かい傷や汚れが気になる場合はホームセンターで売っているサンドペーパーを使って表面を削ることができるので、突板のようにあまり細かいことを気にせず使えるのも魅力の一つです。デメリットは乾燥に弱いため、家具用の保護オイルを定期的に塗り直す手間がかかることです。

②突板
無垢材をかつお節のように薄くスライスしたものを突板といいます。(*ちょっと余談ですが昔は突板のことを大根の桂剥きとよく例えられていたのですが、今はうすくスライスするのが一般的です。その理由はまた後日改めて。。)突板自体は0.25mmから0.6mmほどの薄さのため、4mm厚か2.5mm厚のベニヤに圧着した状態で家具として使います。メリットは無垢材に比べて天板の厚みを自由に設定できることです。無垢材の場合、市場に流通している原材料の厚みがいくつか決まっていて、厚みが増えるほど希少価値が高まるため値段が高くなります。その点突板の場合は表と裏に突板ベニヤを使ってサンドイッチする下地材である程度自由に厚みを調整できるため、デザイン的に厚みを持たせたい場合は突板を使います。参考までに個人的な感覚だと40mm以上の厚みが欲しい場合は突板を選ぶイメージです。またコストパフォーマンスが良いのもメリットといえます。デメリットは突板自体の厚みが無垢材に比べてとても薄いため、傷をつけた時のメンテナンスがかなり難しい点です。傷の程度にもよりますが、基本的には天板を工場に戻して突板を張り替える場合が多いです。特に天板は一番傷がつきやすい部分なので、突板天板を選ぶ際は特に注意が必要です。なお、天板と脚が一体型になっているデザインの場合、輸送中に脚を破損するリスクがあるため、突板天板のダイニングテーブルを検討される際は、天板と脚が分離できるタイプをおススメします。

③ガラス
とても都会的なイメージのあるガラス天板。透明感のある素材なので空間に広がりを感じられる点がメリットです。特にガラス天板のローテーブルはダイニングテーブル以上に空間の広がりを感じやすいと思います。透明なクリアタイプの他、裏面にフィルムを貼ることで透明度を調整したり色をつけたりすることも容易にできます。デメリットは、やはり傷や破損に弱い点でしょうか。特に小口(ガラスの厚みが見える面)は衝撃に弱いので、気になる場合は意匠も兼ねて無垢材で四方を囲ってガラスを落とし込む方法もあります。また、木天板に比べて食器を置いた時の音が気になるため、ダイニングテーブルの場合はマットなどを敷くことをお勧めします。

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