何かを得るには、何かを捨てることも必要。


オーダーキッチンをご検討されるお客様から多いリクエストの一つが、「洗剤やスポンジを見えにくくしたい。」というご要望です。
その場合、シンクと洗剤ボックスを一体型で作るなど、いくつか方法がありますが、このシンクでは、さらに洗剤ボックスを天板で隠しています。
これだと、シンクの手前に立たない限り、完全に洗剤もスポンジも隠すことが可能。
見た目がとてもスッキリします。
デメリットは、天板で隠れる分、隅っこの掃除がしにくくなることです。
シンクまわりはキッチンの中でも特にキレイに保ちたい場所なので、掃除のしやすさは大切なポイントですが、オープンキッチンは掃除のしやすさと同じくらい見た目も大切にしたいところです。
このあたりは考え方次第で、天板に隠れて掃除がしにくいのであればこまめに掃除すればいいし、天板で隠さず洗剤やスポンジが見えるのであれば、キッチン雑貨屋さんなどで手に入るキレイな容器に移しかえて、あえて見せるというのも一つの方法。
何かを得ようとすると、もう一つのモノが得られない場合が多々ありますが、逆に何でも得ようとすると、どんどん最大公約数的に魅力が小さくなります。
時には割り切って考えることで、良さを最大限に生かすことも必要だと思います。