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やっぱり最後はセンス。

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いま、Basisのパンフレットを全面リニューアルしています。

パンフレットに掲載する写真について、予算の関係で今までみたいにぼくがお店の中で撮影したものを使おうと思っていたんだけど、今回パンフレットのデザインをお願いしているアートディレクターから、絶対に撮影スタジオでプロのカメラマンに撮ってもらった方が良いとのアドバイスをいただき、はじめてスタジオで家具の撮影をすることになりました。

 

ちょうどレインボーブリッジのふもとあたりにあるamana湾岸スタジオ。そういえばレインボーブリッジを真下から眺めることがはじめてかも。。
倉庫を改装した撮影スタジオは、何となく自分が想像していた殺風景な雰囲気と全然違って、すごく洗練された空間。
設計者がすごく気になって調べてみると、超大御所インテリアデザイナーによる設計でした。
なんというか、若手の斬新なデザインというよりは、熟練ならではの考え抜かれたデザインという感じで、ぼくは圧倒的にこの熟練技のデザインに惹かれます。

1Fは主に機材置き場やミーティングルームになっていて、搬入用の巨大なエレベーターで2Fにあがると、カフェスペースを中心に各スタジオが囲われているレイアウト。

 

撮影ルームに入ると、さっそく機材のセッティングが始まります。

カメラマンが何度も試し撮りしながらアシスタントの方にライティング調整の指示を出して、家具のイメージにちょうどいい「光」を作っていきます。
この時点で、ちょっとした衝撃をうける。
なぜなら、自然光のイメージって、照明を使わずにまさに自然光で撮るものだと思っていたから。
「ライティングで自然光を作る」という、恐らく写真業界ではごくごく当たり前のことをこの時初めて知りました。恥ずかしかったけど、何事も経験です。

ちょうどいい光ができたら、実際に撮影する家具を置いて様々なアングルを試しながらベストな構図を探していきます。

しっとりと。
がんばりすぎない感じ。
艶っぽく。
説明的にならないように。

撮影中、アートディレクターとカメラマンの間で交わされていた、写真のイメージを伝える言葉たち。
たしかに、アングルを少し変えるだけで「しっとり」にも「かっちり」にも見えてくる。
レンズが被写体に近づくほどパースがついてがんばってる感じになり、被写体から離れるほど自然体に近づいてくる。
なるほど。だから狭いお店の中では撮影に限度があるのか。

こんな調子で、1日を通して写真に関するたくさんの技術を垣間見ることができました。
この貴重な経験だけで、撮影代の元がとれそうです。

 

みんなでランチを食べながら、優秀なカメラマンになるための条件を聞いてみました。

「もちろんライティングなど技術的なことも多少あるけど、やっぱりセンスかなぁ」

写真はシャッターを押せば誰でも撮れるので、突き詰めると最終的にはセンスが問われるとのこと。

なるほどなぁってつくづく思った。

技術はもちろん大切だけど、やっぱり最後はセンスなんだよなあ。

 

センスは、生まれ持ったものだけではなく、良いモノを見たり、聴いたり、食べたり、つまり五感を通じて経験し続けていくことで、ずっと高めていける。

そう信じて、これらかもがんばろうと思う。

 

 

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