Basis Blog

オーダー家具やオーダーキッチンのこと、日々の暮らしなど。

オーダーキッチン オーダー家具

ぼくたちが得意なこと、苦手なこと

投稿日:2018年6月23日 更新日:

よくお客様からぼくたちの職業は家具デザイナーですか?と聞かれることがあります。

たしかにとっても広い意味では家具デザイナーとも言えなくはないですが、デザイナーというよりは、翻訳家や編集者のようなイメージをもって普段仕事をしています。つまり、お客様の頭の中にあるふんわりしたイメージを、「そうそう、こんな感じ!」な形に翻訳して、「なるほど、そうきたか〜。」と、20%増しぐらいのおまけをつけて期待にお答えできるようにいつも心掛けながらご提案しています。

ぼくたちが得意なことは、お客様が求めているオーダー家具やオーダーキッチンの手がかりとなるイメージや言葉をできる限り集めた上で、これまで培ってきた専門的な知識を加えながら、見た目と使い勝手をちょうどいいバランスで形にすることです。
この「見た目と使い勝手のちょうどいいバランス」というのが、オーダー家具やオーダーキッチンを永くお使い頂くためにとても大切なポイントだと思っています。
イメージとしては、「見た目」と「使い勝手」を同時に考えるというより、「使い勝手」を中心にカタチを考えて、「見た目」を整えるような感じです。
また、流行している形や色を取り入れるあまり、時間が経つごとに見た目が飽きてしまい、まだまだ使えるのに買い換えようとなるのは、とても残念な事だと思います。
だから、ぼくたちのオーダー家具やオーダーキッチンは、見た目の飽きがこないシンプルなデザインが多いことも特徴です。なにより、ぼくが大のシンプル好きというのも多分に影響していると思います。

逆にぼくたちが苦手なことについて。
得意なことと相反しますが、仮に「今までに見たことの無い斬新なカタチ」を考えるのがデザイナーの仕事と定義した場合、ぼくたちは正直とても苦手なんです。例えば、「とにかくカッコいい感じにして欲しい」とオーダーされると、とても困ってしまうかもしれません。
ただ、「今までに見たことの無いカタチ」を考えることは苦手ですが、そのカタチを製品にするために今までの知識を総動員して考えることはとても大好きです。なので、斬新なイメージをお持ちのお客様、ぜひ一度そのアイデアを拝見させてください。
もう一つ、ぼくたちがとても苦手なことは「ざっくりした、ラフな感じ」の家具やキッチンをつくることです。
ぼくたちの家具やキッチンを製作していただいている協力工場は、ふだん0.5mmの誤差を意識しながらとても精度の高いモノづくりをしています。
そのため、彼らに「ざっくりな感じで多少誤差があるぐらいがちょうどいい」と相談しても、彼らとしては普段とは逆の感覚なので、なかなか勝手が掴めないのです。そのくらい、モノづくりの現場において「感覚」というものはとてもシビアなものだと思います。

今までぼくたちの得意なことや苦手なことについて文章にしたことがあまりなかったのですが、こうして書いてみると色々と見えてくるものがあって、ぼくたちの今後の方向性を考える上でとても参考になりそうです。

-オーダーキッチン, オーダー家具
-,

執筆者:

関連記事

引出レールいろいろ

カップボードやTVボードの収納方法として便利な引出し。奥に収納したモノが簡単に取り出せるので、特に奥行きのあるキッチンなどでは引出しが大活躍します。 そんな引出しですが、使用するレールの種類によって使 …

とても気軽な壁面収納のリニューアル

今回は既存の壁面収納を一部利用しながら、リニューアルした事例をご紹介します。 リニューアル前の壁面収納です。2枚折戸仕様で、中にハンガーパイプがついています。これから扉と棚板、ハンガーパイプを外して、 …

オーダーキッチン天板の選び方

オーダーキッチンを検討する際にとても悩むのが天板の種類。代表的な素材を例に、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。 1.人工大理石 <代表的なブランド> コーリアン http://www.dupont- …

毎日の料理が楽しくなるキッチン

先日、カメラマンと共に今年の1月に納品したオーダーキッチンの撮影をさせていただきました。 使い始めてから約8ヶ月。 キッチンがすっかり生活に溶け込んでいて、部屋全体がとても良い雰囲気。 色とりどりの小 …

Basisらしさ

  ぼくたちのようなオーダー家具やオーダーキッチンを提案するメーカーは、お客様の頭の中にあるイメージをリアルな形にすることが主な役目です。 そして、お客様のイメージを汲み取りながら、そこにB …