オーダー家具

造作TVボードの組み立て風景

投稿日:2019年5月4日 更新日:

壁面造作家具は置家具と異なり、搬入条件に合わせていくつかのパーツに分割して製作し、現場にて専門職人と共に組み立てをします。

イメージ的には、ホームセンターなどにあるシステム家具のように、単純にパーツを順番通りに並べて組み立てれば完成のような感じがしますが、実はそう単純でもありません。

なぜかというと、基本的に室内の壁や床は必ずしも水平、垂直ではなく、むしろ完全な水平・垂直はほぼ不可能で、床付近と天井付近で比較すると数ミリ壁が倒れていたり、床が太鼓みたいに水平方向に膨らんでいたりすることがよくあります。

そのため、単純にパーツを組み立てていくと、サイズが大きいほど床や壁の誤差の影響でだんだんずれてきたり、扉が傾いてきたりするのです。

そのため、造作家具の場合、設置前に必ず取付場所の水平・垂直を確認し、台輪と呼ばれる床に接地する土台でまずしっかりと水平・垂直を整えてから、順番にパーツを組み立てていきます。

今回は、造作TVボードを例に、完成するまでに様子をダイジェストでご紹介します。
*ぼくも作業を手伝っていたため、ところどころ写真が撮れなかった場面があります。ごめんなさい。。

 

まず始めにベースとなる台輪を取付します。写真に写っている緑色のレーザーが、水平の基準になります。

台輪を設置したら、次に本体を組み立てていきます。背面にコンセントがある場合、現場で同じ位置に合わせて穴を開けて、家具の上からコンセントを付け直します。

天板取付の場面がすっとんでしまいましたが、天板取付後、扉をつけて一枚ずつ隙間や傾きの調整を行います。

完成したTVボードです。ちなみに、このTVボードで天板2分割、本体2分割、台輪2分割の計6パーツを組み立てています。
ちなみに、作業時間は搬入含めてだいたい4時間ぐらいです。

扉は全てダウンステー仕様。
ダウンステーの良いところは、開き扉よりも横幅を大きくとれるところです。
また、AV機器のリモコン操作用に、一部開口してブラックガラスをはめ込んでいます。

取付職人もいろいろなタイプの方がいらっしゃって、精度よりもスピード重視が得意な方もいれば、スピードよりも精度を大切にされる方もおります。
また、けっこう性格も影響してくる気がします。

Basisも過去にいろいろな職人の方とお仕事させていただきましたが、基本的にスピードよりも精度重視で、何よりも仕事が丁寧な方にお願いするようにしています。

 

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