オーダーキッチン

アンビルドキッチン

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オーダーキッチンやオーダー家具のご提案は、うまくいく場合もあればそうでない場合もあります。

お客様からキッチンや家具のご相談をいただいたら、できる限りご要望をお伺いした上で、デザインや予算など様々なバランスを考えて、お客様にとってベストなプランをご提案するように心掛けています。

それでも、お客様の満足のいくご提案ができなかったり、どうしても希望の予算内に納めることができなかったり、残念ながら実現できなかったプランは多々あります。
そこで。。

アンビルドキッチン。

つまり、実現しなかったオーダーキッチンの中で、「これはぜひ実現したかったなぁ。」というプランを3つご紹介させていただきます。


Basisオリジナルキッチンのアイランドタイプ

Basisのオリジナルキッチンをご覧いただいたお客様から、アイランドタイプで作りたいとご相談いただいたキッチンです。

オリジナル版の手前収納面は全て開き扉ですが、このプランでは一部オープンボックスを埋め込んで、収納とディスプレイを兼ねながら全体のプロポーションを整えています。

空間デザインでもよく言われますが、お客様の意図なく「飾り棚」をつくると、だいたいうまく生かし切れず、雑然としてしまい逆効果な場合があります。

その点、このプランは、奥様が海外の調理器具収集がお好きで、しまうだけでなく、見せる収納もしたいというご依頼から考えたディスプレイなので、実現したら、きっと色とりどりの調理器具が並んでとてもいい感じになったと思います。

結果的には、コンペで負けてしまい、実現には至りませんでしたが、なんとなくとてもBasisらしいプランな気がして、このキッチンはぜひ作ってみたかったです。


インテリアの風景をつくるオーダーキッチン

去年マンションリノベーションのご相談があった時にご提案させていただいたペニンシュラタイプのオーダーキッチンです。

テーマは、「インテリアの風景をつくるオーダーキッチン」。

ペニンシュラキッチンをベースに、袖壁からあえて少しリビング側にせり出して、そのままキャビネットとして部屋の奥までひとつながりになったデザイン。

表情豊かなクォーツ天板とグレーベーシュの箱がすっと伸びている感じが、そのままインテリアの風景になるようなイメージです。

こちらも残念ながらコンペに負けてしまいましたが、ペニンシュラキッチンを応用したこのプランは、リビング+ダイニング+キッチンをすっきりまとめる一つの有効なカタチかなって思うので、これからもぜひご提案していきたいと思います。


フルフラットキッチン

約3年ほど前に設計事務所様からのご依頼で、キッチンとダイニングテーブルを同じ高さで揃えたプランです。

通常、ダイニングテーブルをキッチンにつなげる場合、椅子の高さの関係で、テーブル天板とキッチン天板の高さが異なりますが、このプランは、キッチン作業側の床を低くすることで、テーブル天板とキッチン天板の高さを揃えています。

素材はお施主様がお好きなウォールナットとステンレスの組み合わせ。
CGだと伝わりにくいんですが、ウォールナットとステンレスはとても相性がいいんです。

改めて振り返ってみると、プロポーションやディテールなど全体のデザインが少し気になりますが、それはともかく、新築物件で床レベルの調整が可能な場合は、このような床の高低差を利用したフラットキッチンは、ありだと思います。

ちなみに、このキッチンは、予算の都合上大幅にレイアウトが変わって、既製品のシステムキッチンに代わってしまいました。。


アンビルドキッチンには、まだまだ色々な可能性が眠っていそうです。

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