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フロアスタンド | オーダー家具

フロアスタンド

ショールームに展示してあるウッドフレームのフロアスタンド。 最近ショームームの前を通りがかったお客様からたまたま数件お問い合わせを頂きました。 その都度、試作品であるため、販売の目処は立っていない旨ご案内させていただいておりますが、改めてフロアスタンドの製作経緯や何故商品化できないのか、ご紹介したいと思います。 今から5年ほど前の話です。 当時、ショールームにペンダントランプしかなく、北欧のようにもっと間接照明を取り入れたいと思っていて、既製品の木製フロアスタンドをずっと探していました。 しかし、いくら探しても、どうしてもイメージ通りのフロアスタンドを見つけることができません。 イメージしていたのは、ジャン・プルーヴェのテーブルや椅子のような、直線的でラインのキレイなフォルム。 そこに配線用の真鍮パイプが一本通っていて、シェードはライトグレーの少しテクスチャー感のある生地。 そこで。 ここまで具体的なデザインイメージがあるんだったら、試しに作ってみようかなって思って、試作計画がスタートします。 ただし、いままで照明器具を製作した経験がなく、また照明器具工場も全くツテが無い、未知のことだらけ。そのため、知人から特注照明器具を専門にしている方を紹介していただき、照明器具の基本的な構造から製作工場など、照明に関する様々なことを教えていただきながら、なんとか形にすることができました。 試作品が出来上がると、これが思っていたよりとてもいい感じで、イメージにピッタリ! せっかくなので、Basisのオリジナルとして商品化するのもありかも、と少し欲を出していろいろ調べてみると、これがなかなか大変で、オーダー家具には無い、3つの大きな課題がありました。 1.ロット生産によるパーツ在庫の確保照明器具はシェードやソケット、支柱、ベースプレートのように、大小さまざまなパーツを組み合わせて製作します。これらをオーダー家具のように、毎回注文いただくごとに1つ1つ製作すると、パーツ原価における作業工賃や資材ロスの比重が大きくて、合計するととんでもない金額になります。。そのため、価格を抑えるために、パーツごとにまとまった数を先行発注して、在庫として抱える必要があるのです。パーツにもよりますが、最低でもだいたい30個ぐらいのロット製作で、ようやく既製品に近い価格で販売ができます。 ちなみに、椅子を製品化する場合も似たような感じです。 2.PSEマークの認定国内で電気用品を製作販売する際、電気安全環境研究所という認定機関からPSE適合検査という審査を経て、お墨付きの証明書を発行する必要があります。これが、なかなか大変そうでして。。 3.梱包資材の在庫確保パーツ在庫と同様、毎回一箱ずつ専用の段ボールを作るわけにいかないので、これも在庫を抱える必要あり。 特に1と3に関して、Basisの創業当初から「在庫を抱えること商売はしない」と考えていた手前、どうしても踏ん切りがつかず、最終的に製品化を見送りしたのであります。 ただし、他にも製品化する方法があります。 例えば、クラウドファンディングで先行予約数を確保してから製作するとか、照明器具メーカーにデザインを売り込んで製品化してもらう、などなど。。 今後良いご縁があったら、ぜひ製品化を進めていきたいと思います。

2019 | いろいろ

2019

写真は長男と次男がお世話になっている保育園の玄関ロビーに飾られている、子供たちが作った特大カルタたち。 ひとつひとつのカルタの内容がとても可愛くて、毎朝見ていても飽きないのです。 2019年が始まりました。 「今日1日を一生懸命に生きる。」 Basisの代表として、また3児の父として、これまで以上に、今日という1日を一生懸命に生きていきたいと思います。 それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年。 | いろいろ

2018年。

2018年も、のこりわずかとなりました。 今年もBasisのことを温かく見守ってくださいまして、本当に有り難うございました。出会いの全てに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。 ぼくにとって、2018年は2つの大きな出来事がありました。 まず1つ目は、先月誕生した第三子。 ぼくも3人兄弟なので、なんとなく三人兄弟の雰囲気がわかるんだけど、親としては、ようやく2人のお兄ちゃんたちのペースになんとなく向き合えるようになってきたかなと思った矢先の第三子。 当たり前のことなんですが、子供が3人いると、夫婦それぞれマンツーマンで子供たちに対応していると一人完全にフリーになるんです。今は、妻にその都度マークの指示を受けながら試行錯誤しているところです。サッカーやバスケみたいなゾーンディフェンスができるようになれたらいいなといつも思います。 2つ目は、9月に行った法人への組織変更。 法人化してから具体的に何か変わりましかと質問される度に、営業の電話が鬼の様にかかってくるようになったぐらい、といつもはぐらかしてしまいますが、実際は対外的に変化を感じることはまだほとんどありません。 ただ、何か決め事をするときに、できるだけぼくの好みや拘りは持ち込まないで、Basisとして一番最善の方法は何か、客観的に、俯瞰して考えるように、とても意識するようになりました。これはとても良いことだと感じています。 来年も、「兎と亀」の亀のように、一歩ずつ大切に前に進んでいきたいと思います。 それでは、みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。

七五三 | プライベート

七五三

先週の水曜日、ちょっと遅くなってしまったけど、長男の七五三のお参りをしてきました。 七五三は通常11月中に行いますが、長女が11月6日に生まれたこともあり、長女のお宮参りも兼ねて、ちょっと肌寒いけど12月にすることに。 ぼく自身、七五三の記憶が全くなく、実家にある記念写真を見て初めて実感するぐらいなので、七五三と聞いても正直あんまりピンとしないところがあったけど、前日の夜に練習がてら着せてみた長男の着物姿を見た瞬間、なんとも言えない、やさしくてうれしい気持ちになりました。 ありふれた感想だけど、あっという間に大きく成長したなあって。 いつの間にか自分で御着替えできるようになったりとか、一丁前に言い訳をしてみたりとか、日常の中でも子供の成長を感じる瞬間は多々あるけど、七五三のような節目のイベントは、子供の成長を感じるだけでなく、ぼくたち夫婦にとっても、子育ての一つの節目でもあるんだなって。 節目って、歳を重ねるごとに加速していく時間の流れに付ける、記しみたいなものだと思う。よく、大人になってからどんどん歳を重ねる時間が早く感じるっていうけど、それはたぶん、子供の頃に比べて節目がとても少ないからだと思う。 記しがあれば、映画のチャプターみたいにあとで振り返りやすい。そして、記しが多いほど、きっと濃い人生なんだろうなって気がする。 ところで、妻と記念写真どこで撮ろうかって話になり、世田谷の松陰神社前にぼくの好きな写真館があって、そこで撮ってほしいなって思いつつ、自宅の近所にある神社で祈祷してから子供3人引き連れて松陰神社前まで移動するのは、ものすごくハードルが高い。ほぼ100%全員グズりまくって、とてもにっこり笑顔の記念写真どころではなく、間違いなく修羅場になるだろう。 そこで、妻がネットで見つけた「fotowa」という出張撮影サービスを利用してみることにしました。たしかに、現地撮影なら子供たちも元気いっぱいだし、何よりカメラ目線の作られたものではない、自然な表情が撮れるのがとてもいい。 ドタバタの直前になってお願いすることになったので、あまりフォトグラファーを選ぶことはできませんでしたが、とても親切な方で、うまく連携しながら子供たちを誘導したり、機嫌とったりしながら、何とか撮影していただくことができました。 着物のデザインはあまり柄の入っていない、シンプルなモノがいいなって思ったけど、妻に歌舞伎役者みたいになるから、もっと子供らしいのがいいってことでこの柄に決まりました。たしかに妻のいう通り、適度に柄があった方が子供らしくていい。 次の節目は再来年3月の、長男の卒園式あたりかなあ。                                     写真:おおのひで

ボリュームと、ソリッド。 | Basisについて

ボリュームと、ソリッド。

ボリュームと、ソリッド。 ぼくがオーダー家具やオーダーキッチンをデザインする上で、指針となるテーマの一つです。 一般的には、という言い方が正しいかは別として… カッコよく見せたい時は、「薄く、軽やかに、そしてシャープに」デザインすることがセオリーみたいに感じることがよくあります。 たしかに、天板の厚みが薄く、細く軽快な脚と組み合わせたシャープなデザインのダイニングテーブルは洗練されていてとてもキレイなんだけど、生活の道具として見ると、どうしても気後れしてしまう。 何故なら、シャープなデザインの製品は繊細なバランスなので、心理的な影響でどうしても慎重に取り扱いたくなるんです。モデルルームやゲストハウスのように日常使いではなく、イメージ作りが目的ならそれでも全然OK。 でも、自宅に置く家具やキッチンは毎日欠かさず使うものだから、臆せずもっと気軽に使って欲しい。 そんな理由で、ある程度まとまったボリューム感があった方が心理的な影響が軽減されて、安心して永く使い続けてもらえるのではないかなって思います。     例えば、このBasisオリジナルダイニングテーブル。 デザインコンセプトは、 「ずっと、ずっと、飽きずに永く使い続けたくなるダイニングテーブル。」 少し話は逸れますが、ダイニングルームの主役は何と言っても椅子だと思います。 椅子は、家具の中で一番デザインが難しく、そして世に出ている数が圧倒的に多い製品です。 特に50年代から60年代にデザインされて、今もなお現役で製作され続けている名作椅子には、時の洗礼を受けてきたからこそ生まれる、普遍的な美しさがあります。 だからこそ、様々な名作椅子たちと組み合わせても違和感がなく、椅子の魅力を最大限引き立たせながら寄り添うダイニングテーブルを作りたかったんです。   デザインテーマは「シンプル、ソリッド、プロポーション」 目指したのは、安定感のある佇まい。 「38mm厚の天板」と「80mm角の脚」、2つのソリッドな要素がダイレクトに伝わるように、フォルムは天板と4本脚のシンプルな構成。 あとは幕板(天板の下にある部材)の厚みを全体のバランスを見ながら慎重に決めて、安定感のある佇まいになるよう、プロポーションを整えました。 決して派手さはないけど、使い込めば使い込むほど愛着が感じられるダイニングテーブルです。 ボリュームと、ソリッド。 Basisが得意とするシンプルなデザインに奥行きと深みが生まれるように、これからも丁寧に向き合っていきたいテーマです。

Basisらしさ | Basisについて

Basisらしさ

  ぼくたちのようなオーダー家具やオーダーキッチンを提案するメーカーは、お客様の頭の中にあるイメージをリアルな形にすることが主な役目です。 そして、お客様のイメージを汲み取りながら、そこにBasisらしさを付け加えていく一連の作業がデザインです。 この「〜らしさ」というのがとても大切で、製品からBasisらしさが伝わらなければ、それはつまり、どこのメーカーで製作しても同じことになります。 もちろん、それではお客様に満足いただけないし、結果的にこの仕事で生き残ることはとても困難になります。 つまり、Basisがこれから先、お客様に支持していただけるメーカーになるためには、これまで以上にセルフブランディングがとても重要になります。 中川政七商店やくまもんのブランディングで有名なアートディレクターの水野学さんによれば、「ブランドとは”らしさ”である。」 つまり、その企業や商品が本来もっている思いや志を含めた特有の魅力のようなものがブランドということです。     最近、オーダー家具やオーダーキッチンをプランしながら、同時に「Basisらしさ」を見つめ直す作業をしています。 Basisは、直訳すると「基礎」という意味で、ぼくたちのモノづくりの基本的な考え方は、家具やキッチンの「基礎」を大切にしながらシンプルに組み立てていくことです。 しっかりとした基礎をベースに、出来るだけシンプルにデザインすることが、飽きのこない、永く安心して使い続けられる家具やキッチンに繋がります。 ただ、シンプルなデザインほど「Basisらしさ」を伝えることはとても難しく、そのためぼくたちなりに考えてきたいくつかのデザインテーマによって、製品に「深み」や「奥行き」を持たせることが重要です。 今度このブログを通じて、ぼくたちのデザインテーマを一つ一つ掘り下げていきたいと思います。

アルヴァ・アアルト展 | いろいろ

アルヴァ・アアルト展

  鎌倉での打合せの帰りに、久しぶりに葉山に寄ってアルヴァ・アアルト展を見てきました。 アルヴァ・アアルトというと、スツールに代表されるアルテック社の家具が有名だけど、建築家としての建築作品も多数紹介されていた。 そういえば、新婚旅行で訪れたヘルシンキにも、まだまだ現役で活躍しているアアルト設計の本屋さんがありました。 今年の10月でちょうど結婚10周年。 当時、妻は臨月のお腹でどこか美味しいご飯を食べにいくに訳にもいかず、お祝いは少し落ち着いてからになりました。     アアルトの家具のすごいところは、ボリューム感とプロポーションが抜群で、つまり全体のバランスが最高に良い、と個人的に思っています。 何より、「使う人への優しさ」みたいなものをとても感じる。 曲げ木ならではのコーナーの曲線具合が本当に絶妙で、改めてアアルトの家具をじっくり観察すると、たくさんのヒントをもらえた気がします。 思わずカバンからスケールを取り出してアールの数値を確かめようかと思ったけど、小心者ゆえ、恥ずかしくてできなかった…     久しぶりの葉山は、変わらず素敵な街でした。  

新しい家族が増えました。 | プライベート

新しい家族が増えました。

我が家に新しい家族が増えました。 2018年11月6日生まれ。 体重3345グラム、元気な女の子です。 名前は、季(みのり)といいます。 3人兄弟の末っ子です。 お兄ちゃんたち2人は妻の実家で里帰り出産でしたが、今回は都内での出産。 つまり、出産してから退院までの6日間は、妻のいない男3人での生活です。ちなみに長男はちょっと幼い5歳、次男はイヤイヤ期全開の2歳。 1.多少のいたずらは大目に見る。 2.大人のペースに巻き込まず、子供たちのペースに合わせる。 一抹の不安をかかえる僕へ、事前に妻からもらったアドバイスです。 でも、実際は僕たちの想像を超えて子供達は成長していました。 お兄ちゃんはいつも以上に弟のことを面倒見てくれて、弟は最近増えていた夜泣きを一回もしませんでした。 二人とも、状況がイマイチ分からないなりに、頑張らなきゃって感じたのかもしれません。 ぼくは、毎日少し遅めに出勤して、保育園お迎えのため定時前には仕事を切り上げて。 これがいわいる時短勤務なのかって、友人から言われて気づきました。 残念ながらぼくのような小心者の自営業者は、普段から時短勤務という感覚をもつことがとても難しいのです。 頑張った分だけ収入が増える訳ではないのに、サボった分だけ収入が減る気がして仕方がない。もうこれはある種の職業病かもしれません。 でも、この一週間は、できるだけ仕事のことを考えないようにしました。 みんなでいつもよりゆっくりごはんを食べて、いつもよりいっぱい遊んで、いつもよりゆっくりお風呂に入って、いつもよりたくさん寝んねして。 なんというか、こういう人生もいいなって… 素直に、そう感じました。 退院日になって、お兄ちゃんが久しぶりにおねしょしたのは、ようやくお母さんが帰ってくる日が来て、ちょっと気が緩んだのかもしれません。 子供たちに教えてもらうことは、ほんとうにたくさんあります。  

新しいパンフレットが出来上がりました。 | お知らせ

新しいパンフレットが出来上がりました。

  Basisの新しいパンフレットが出来上がりました。 なるべくお持ち帰りしやすいように、A3サイズの4つ折り仕様でコンパクトになっています。 今までパンフレットやWEBなどグラフィック全般も全部自分で製作してきましたが、今回初めて外部のアートディレクターにデザインしていただきました。 お願いした理由は、たった一つ。 今までのイメージを大きく変えたかったからです。 ぼくがグラフィックをつくると、真面目な性格が災いしてどうしても堅い印象になってしまい、ただでさえ、オーダー家具やオーダーキッチンはハードルが高いイメージなのに、カチッとしたグラフィックが輪をかけてハードルを上げてしまう。 これが一番の問題でした。     堅いデザインから柔らかいデザインへ。 この問題を突破するためには、外部の方にデザインしていただくのが一番の方法で、たまたま先輩の紹介でぼくと同年代のセンス抜群なアートディレクターと知り合うことができたのも、とても運がよかった。そんなご縁もあって、このパンフレットはできました。 新しいパンフレットには、表紙をはじめ、たくさんのイラストが入っています。 イラストには、四角いモノでも柔らかく伝える力がある。 もちろん、イラストといってもアーティスティックなものからアニメ調までたくさんのトーンがあって、イラストだったらなんでもいいわけではない。 何より、Basisのオーダー家具やオーダーキッチンのトーンに合っていないと、ある意味逆効果になる。 その点、パンフレットをデザインしていただいたアートディレクターは、グラフィックデザインだけでなくイラストもすごく素敵で、ぼくが伝えたいトーンで見事にイラストを描いてくださいました。 イラストが上手に描ける人が本当に羨ましいです。     ありのままの風景。 製作事例も自前撮影から初めてフォトグラファーにお願いしました。 いわゆる商業写真のような、あらゆる化粧を施したものではなく、できるだけありのままのオーダー家具やオーダーキッチンを伝えたい。じゃないと、嘘つきになるから。 今回2組のお客様にご協力いただいて、オーダー家具とオーダーキッチンそれぞれできるだけ普段のままのカタチで撮影させていただきました。 森や海などの自然風景をテーマに、作家としても活動されている知人のフォトグラファーは、すっかりお客様の暮らしに溶け込んだオーダー家具やオーダーキッチンを、特別でない日常の風景として切り取ってくれる。 技術や経験だけでは真似できない、フォトグラファーならではのセンス。 あらためて、写真の大切さを感じることができました。 また、お客様には撮影の合間を縫ってオーダー家具やオーダーキッチンを使い始めてからの感想をいただき、ほぼそのままの文章でパンフレットに掲載しています。 ご協力いただきましたA様、T様。本当にありがとうございました!   オーダー家具やオーダーキッチンを、もっと暮らしの身近なモノに感じてもらえるように。 そんな想いを込めて、このパンフレットをつくりました。 どうか、ぜひ一度ご覧ください。

紙芝居風のコミュニケーション | いろいろ

紙芝居風のコミュニケーション

インスタグラム、また始めてみました。 また、というのは、2年ぐらい前に少しやってみたんだけど、ただ納品写真を投稿するだけの、見る方も投稿する方も退屈な気持ちになってしまう内容で、もともとSNSが苦手だったこともあり、すぐにお蔵入りとなりまして… それからあっという間に2年が経ち、改めてSNSと向き合う必要性を感じはじめたものの、どうしても「キレイな写真を投稿する」という、残念なくらい思考停止した頭のせいで全く手が進まず、夏休みの宿題のようにどんどん後回しになっていく。 そんなとき、パンフレットのデザインをお願いしているアートディレクターの方に、インスタグラムの話をしたら、 「インスタグラムは、コミュニケーションを作る場なんだよ。」 と、広告の専門家ならではの視点で素敵なアドバイスをいただきました。 ん?コミュニケーション?インスタ映えする写真じゃなくて? ぼく、インスタグラムのことを完全に誤解していました… ずっと、キレイな写真の見せ合いっこなんだと思っていた。 いくつか参考になるアカウントを教えていただいて、夜寝る前にチェックしてみる。 あれ、なんかイメージと全然違う。。 家族のなにげない一コマを面白おかしく4コマ漫画風に表現しているアカウント。 一切写真やイラストを使わず、文字だけで同じ悩みを抱えている仲間たちに向けてエールを送っているアカウント。 いわゆる”インスタ映え”とは無縁のフィールドで、みんな自由に表現を楽しんでいる、そんな感じ。 そして、みんな一方的な発信ではなく、まさに投稿を通じてコミュニケーションを作っている。   では、ぼくらならではのコミュニケーションってなんだろう。。 もちろんオーダー家具やオーダーキッチンにまつわる内容で。 いろいろ考えた結果、まずは普段お客様からよく頂く質問などを、サクッと見やすいように紙芝居風にまとめてみました。 たとえば、ダイニングテーブルと椅子のバランスについてはこんな感じ。   製作事例の紹介は写真はおまけ程度にして、お客様のリクエスト内容やオーダー家具やオーダーキッチンを検討している他のお客様も参考になるポイントなどを中心に投稿してみようと思います。 みなさま、ぜひ一度ご覧ください! Basis Instagram https://www.instagram.com/basis_orderfurniture/    

毎日の料理が楽しくなるキッチン | オーダーキッチン

毎日の料理が楽しくなるキッチン

先日、カメラマンと共に今年の1月に納品したオーダーキッチンの撮影をさせていただきました。 使い始めてから約8ヶ月。 キッチンがすっかり生活に溶け込んでいて、部屋全体がとても良い雰囲気。 色とりどりの小物や、たくさんのグリーンに囲まれて、キッチンがすごく生き生きしている。 外ではちょうど小雨が降っていたけど、しっとりした雰囲気でとても良い写真を撮ることができました。 普段シンプルなデザインのオーダー家具やオーダーキッチンが多いけど、今回は框扉で少しクラシックな感じに。取手はお客様がインターネットで見つけたアンティークをセレクト。 ウォールナットの天板とブルーグレーの框扉がとても相性抜群で、どことなく西欧の雰囲気が漂う。 扉がもっと単純な色だったら、この雰囲気は出せなかった気がする。 そう思うと、色の効果は本当に絶大です。 ぼくの場合、框扉にしても重厚なクラシックというよりライトなシンプルモダン寄りになるけど、框の幅や段差のバランス、曲線の取り入れ方など、世の中には様々な框扉のデザインがあって、知れば知るほどとても奥の深い世界です。 また、海外に比べて湿度の高い日本では、キッチンに木天板という選択はかなり難易度が高い。 理由は、ウレタン仕上げならともかく、木の質感を生かしたオイル仕上げの場合、石系やステンレスに比べて圧倒的に日常のお手入れが必要だから。 しかも、木天板は水から小口を守るためにオーバーシンクにするのがセオリーなんだけど、お客様のリクエストであえてオーバーハングしたKOHLER社のアンダーシンクをセレクト。 プラン段階から、脅すわけではないけど何度もオイルメンテナンスの重要性をご理解いただいたので、9ヶ月経過しても天板の状態がとても良く、まずは一安心。 オイルメンテナンスをはじめ、お客様のキッチンに対する深い愛着が伝わってきて、なんだかとても嬉しかった。 撮影の終わりにお客様から。 「このキッチンを使い始めてから、毎日の料理がとても楽しいものになりました。」 オーダーキッチンの作り手として、一番うれしい言葉かもしれない。 写真:森 政俊

素晴らしいデザイン | プライベート

素晴らしいデザイン

  10月3日水曜日。天気は曇り。 休みを利用して、ずっと行きたかった「デザインあ展」に家族みんなで行ってきました。 10月1日の展覧会公式ツイッターによると、1日は月曜日だというのに午後4時ぐらいには入場整理券の配布が終了しましたとのこと。午後には別の用事もあるし、これは頑張って朝一番で行かねば、とせっせと身支度をして予定通り出発するも、行きの首都高でまさかの進路ミスにより、都心をわざわざ大回りするハメに。 朝から超険悪な車内に、ただひたすら「みんなホントにごめん。。」とつぶやくのが精一杯。 こんな時、窓から見える真新しい景色たちに長男からの矢継ぎ早の質問が、ダメダメなお父さんを救ってくれます。   「デザインあ」は、言わずと知れたEテレの人気番組。 ぼくと子供たちもにとっても、「ピタゴラスイッチ」と並んで毎週欠かさず見ている大好きな番組です。 なんとなくだけど、「ピタゴラスイッチ」はとても深いテーマをとてもやさしく表現していて、「デザインあ」は、とてもシンプルなテーマをとても斬新に表現しているイメージ。 大人から見ても斬新なので、子供にとっては斬新を超えてちょっと恐怖を感じるらしく、四方をスクリーンに囲まれた真っ暗な部屋で「デザインあ」のテーマ曲や「解散!」といったおなじみの映像が流れるように映し出されると、「もう次いこうよ。。泣」と半べそかきながらせかす長男。 もしかしたら、単純に部屋が真っ暗で怖かっただけなのかもしれない。   展覧会を体験して改めて感じたことは、 「本当に素晴らしいデザインは、頭の理解を超えて心を動かされる」 ということ。   子供たちには、これからもたくさんの「素晴らしいデザイン」を見せてあげたい。   「デザインあ展」 〜10月18日(木)まで https://www.design-ah-exhibition.jp

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