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焼き鳥屋さんのカウンタースツール。 | オーダー家具

焼き鳥屋さんのカウンタースツール。

  焼き鳥屋さんのカウンター席のためのスツールです。   焼き鳥屋さんをはじめ、居酒屋さんで使うスツールは、なによりまずはタフさが一番大切。 酔うと多少使い方が荒くなる上、居酒屋さんはレストランよりも回転率が高いので、単純に一脚あたりの座る回数が多くなります。なので、モダンでシュッとした木脚のスツールを置こうものなら、ソッコーで脚がぐらつくと思います。 また、レストランより坪あたりの席数が多いので、どうしても通路幅が狭くなりがち。 立席するために椅子を引いたとたん、後ろを行き交うスタッフや他のお客様にぶつかってしまうことも。。 居酒屋さんのカウンターチェアに背なしのスツールが多いのは、そんな理由からだと思います。   このスツールは、少しだけ背もたれがあります。 そのため、なんというか、背なしスツールに比べてちょっとだけ「囲われている感」がでて、席の後ろを頻繁に行き来されてもあんまり気にならなくなります。 もう一つ、足下の荷物置き。 これもスペースが狭くて荷物の置き場に困ることの多い居酒屋カウンター席には、とても便利です。 4本の貫は、強度をしっかり確保するのはもちろんのこと、荷物置きのガイドとして、また少し高めのシートHなので、脚置きも兼ねています。 まさに、質実剛健。   今度、よく行く焼き鳥屋さんにも、このスツールを売り込んでみようと思います(笑)。  

ご提案するときに、大切にしていること。 | いろいろ

ご提案するときに、大切にしていること。

  オーダー家具やオーダーキッチンをご提案するにあたり、一つだけ大切にしているルールがあります。 それは、「必ず一度お会いして、対話しながらヒアリングすること」です。   Basisの場合、お問い合わせ方法として主にホームページと電話の2つがあります。 特にホームページからお問い合わせいただく場合、メールのやりとりのみでご提案依頼をいただくことがありますが、ぼくが不器用なせいで、どうしてもうまくご提案できないのです。ごめんさない。。 理由は、お客様のことがうまく想像できないからだと思います。   オーダー家具やオーダーキッチンは、たくさんの人に向けて作られる既製品と異なり、お客様一人一人の個性に合わせて作っていきます。 ぼくがヒアリングするとき、例えばお好みのテイストや素材、キッチンだったら設備機器やゴミ箱の位置など、ご提案するにあたって最低限必要な情報を得るのはもちろんのこと、対話しながらお客様のリアクションだったり、表情だったり、なかなか文字で表現することが難しい感覚的なニュアンスをとても大切にしています。 最初から「天板はステンレスで、扉はウォールナット、引出の数はこのくらいで、寸法はこのサイズで。設備機器も全部決めていて、あとゴミ箱はシンク下にしまって、予算はこのくらいで。」なんて今すぐ形にできそうな具体的な情報をお持ちのケースはほとんどなくて、「こだわりたいポイントが2つか3つぐらいあって、あとは正直悩んでいるんです。」という場合の方が圧倒的に多いと思います。 この悩んでいるポイントを探るのが、ヒアリングのとても大切な目的で、ぼくからの問いかけに対するお客様の表情や声のトーンなどから、「たぶんこっちの雰囲気の方が好きなのかな」とか「あ、この素材は提案しない方がいいかも。」という具合に、お客様自身が気づいていない、意識の底にあるヒントを探していきます。 こうして、できるだけ多くのキーワードを集めることで、ようやくご提案するにあたっての具体的な方向性が決まります。 感覚としては、ご提案の方向性を決める要素の半分以上は、対話でのヒアリングから得ています。 そのため、メールでのやりとりだけだと、どうしても提案の決め手となる必要な情報が得られなかったり、あとは少しだけ本音を言うと100%の提案ができない以上、思い入れというか、熱量も下がってしまうのです。 なので、例えばお子様が小さくてなかなか外での打ち合わせが難しいとか、ショールームまでの電車の乗り換えが多くて大変、などショールームにお越しいただくのが大変な場合は、一通り資料を持参してご自宅にお伺いさせていただくこともできますので、ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。   理想の暮らし、大好きな料理のこと、たくさんお話して、あなたにとって最高の家具やキッチンを一緒につくりましょう。  

洋室から、和室へ。 | いろいろ

洋室から、和室へ。

  マンションの一部屋を洋室から和室にリノベーションしました。 もともとシングルベッドが置いてあり、お子様が帰省された時に寝泊まりしていたのですが、2連の木製引戸を開ければリビングとつながるため、ベットを片付けて洋室から和室にすることで、普段は引戸を開けてリビングを広く見せるのが目的です。 和室から洋室へのリノベーションは多いけど、洋室から和室へのリノベーションはあまり無い気がします。 お客様のリクエストは、リビングと一体感のあるシンプルな雰囲気の和室にしたい点、もともと造作してあった壁掛けTV用の化粧パネルをライトアップしたい点、また木製引戸を框タイプに変えて明るくしたい点の3つ。 リフォーム屋さんとは異なる、Basisならではの提案ができたらいいなと思って、あれこれ考えてみた結果、いつも通りシンプルにプランして、細かい部分を丁寧に作り込むことにしました。 というか、それぐらいしかぼくには思いつきませんでした。。 ただ、空間だからといって、家具やキッチンと分けて考える必要は無くて、「心地よく暮らす」という共通の目的地がしっかりと見えていれば、自然とその方向に向かうのかな、と思います。   さて、今回大切にしたポイントは3つ。   ポイントその1:幅広の畳寄せ 畳を敷き込むためには部屋の周囲に畳寄せが必要で、あえて幅広にすることで和室の床全体を一枚のフレームのように見せています。 「細く薄く」より、ほどよく「太く厚く」したほうが、安心感というか、心が落ち着く気がします。   ポイントその2:家具用の間接照明 TV用化粧パネルの足元の照明は、できるだけスッキリきれいに見せたかったので、普段カップボードや吊戸棚などで使うLEDテープライトを畳寄せに埋め込んでいます。 配線処理がけっこう大変でしたが、いつも家具やキッチンの取付をしている職人の方に施工していただいたので、とてもキレイに納めていただきました。ほんとに手慣れたものです。 この間接照明の見せ方は、もしかししたら家具屋ならではの提案かもしれません。   ポイントその3:アクリルの框扉 框扉は通常ガラスを使用しますが、和室には少しアンバランスな気がします。 そこで、和室の顔である琉球畳の雰囲気を大切にするために、和紙を表面に貼ったアクリル板を採用しました。 ただし、雲龍などいわいる和紙柄だと少し和の雰囲気に寄りすぎてしまうので、壁面のクロスに近い、和と洋のあいだぐらいの表情の柄を選んでいます。 リビングからも見ても、和室からも見ても、空間にすっと馴染みやすいと思います。   一部屋だけの小さなリノベーションでしたが、Basisらしく、シンプルに、細かい部分を丁寧に作り込むことができました。 家具も、キッチンも、空間も、シンプルなデザインは飽きがこないので、きっと永くお使いいただけると思います。      

真夏の現場。 | いろいろ

真夏の現場。

  最近、街中でハンディタイプの小型扇風機を持ち歩いている人を良く見かけますが、職人の世界では扇風機付ジャケットが大流行しているみたいです。(写真奥の職人の方が着ているものです。) 昨日までキッチンとカップボードの納品作業をしていた建築現場でも4人に1人ぐらいの割合で着用していました。 これがなかなか快適みたいで、近くに寄るとジャケットから溢れ出た風にあたれて、もれなく涼をおすそ分けしてもらえます。   それにしても、真夏の現場はめちゃめちゃ過酷です。。 ぼくは特に取付作業しているわけではなく、取付の指示をしたり、重いもの運ぶときにお手伝いしたり、掃除したりしているだけですが、それでも半日経つ頃にはだんだん意識が朦朧としてきます。 特に戸建の上階は、ちょっとした蒸し風呂状態になることが多く、真夏の午後はたぶん外の方が涼しいと思います。   そんな中、職人の皆様は黙々と取付作業をします。 いつも感じるのですが、みんな本当にすごい集中力です。 ちなみに、「真夏の現場」と「真冬の現場」どちらがやりやすいですかって質問すると、ほぼ全員「真冬の現場」っていいます。 真冬の寒さは動けばすぐに体が温まるけど、真夏の暑さはどうにも防ぎようがないからとのことです。個人的には真冬の寒さの方がしんどい気がしますが。。   そんなこんなで、あまりの暑さに負けて、納品中の作業風景をほとんど撮影し忘れてしまいました。 それでも、みんな熱中症になることなく、無事取付作業を終えることができました。   職人の皆様、過酷な状況の中いつも丁寧に仕事していただいて本当にありがとうございます。        

素敵な文房具屋さん。 | いろいろ

素敵な文房具屋さん。

  先日、蔵前に用事があって、駅から目的地までぶらぶら歩いていたら、通りすがりにめちゃめちゃ素敵なお店があって、吸い寄せられるように立ち寄ってみました。 お店の名前は「カキモリ」。 どうやら文房具屋さんのようです。 それも、とびきりおしゃれでマニアックな文房具屋さんです。 まず、東急ハンズに負けず劣らずたくさんの種類のペンが並んでいます。 しかも、タワレコのCD紹介みたいに、一つ一つ手書きの文字でわかりやすく説明書きが添えられていて、読んでいると全部のペンが欲しくなってしまいます。 仕事柄、ペンへのこだわりがほんの少しだけあって、時間があればもっとゆっくり探してみたかったけど、それでも1本、好みのペンに出会うことができました。 子供のころから、自分好みの文房具に出会えると、すごくうれしい気持ちになります。 また、好きな紙や留め具を選んで、その場でオリジナルのノートが作れます。 もちろん、ノートを使い切ったら、新しい紙に交換するサービスもあります。 今回、寄り道であまり時間がなかったので作れなかったけど、次回は確実に作ると思います。 お店のデザインやスタッフの距離感など、五感で感じるもの全てがちょうど良く馴染んでいて、ここにはとても心地よい時間が流れています。 あとでホームページみたら、コンセプトが「たのしく、書く人。」とのことで、まさにお店全体が「書くことを楽しむ」ための場所でした。   蔵前界隈にお越しの方、ぜひオススメです。    

コンクリートシリーズ。 | いろいろ

コンクリートシリーズ。

         *全てコーリアン公式サイトより転用   去年発売された人工大理石・コーリアンの新色「コンクリートシリーズ」。 おはずかしながら、今日初めて知りました。。   いつも人工大理石を使う時は、ほぼ3つの理由からで、 1.真っ白いキッチンを作りたい。 2.シンクや洗面ボウルと天板をシームレスに繋げて一体型にしたい。 3.コストを少しでも抑えたい。 と、いずれも「ホワイト」がベストな選択肢のため、人工大理石を採用するときはほぼ90%「ホワイト」でした。 そう、1以外は「好み以外の理由」で選ばれているんですね。   それはさておき、今進めている洗面カウンターが、予算の都合でクォーツやセラミックではなく、人工大理石から選ぶことになったため、実物を確認するために久しぶりにコーリアンのショールームに行ってきました。 カタログやWEBだと、色味の表現に誤差が生じて、どうしても実物とのギャップが生まれるのです。 そこで出会ったのが、冒頭の「コンクリートシリーズ」。 これ、すごく木との相性がいいと思いました。 なぜかというと、コンクリートのような控えめのグラデーションにより、単色のような平坦さがなく、また個性的な柄モノのように声高な主張もないので、天然木ならではの個性をうまく引き立たせることができるからです。 ちなみに、今回洗面カウンターで使用する樹種はウォールナットなので、この4色ならどれでも合わせやすいと思います。 個人的には、上から3番目ぐらいが良さそうかな。   いままでコーリアンの柄シリーズはあまり意識していませんでしたが、「コンクリートシリーズ」含めて、いい感じの新色がたくさんあったので、これからはもっと積極的にコーリアンオススメしようと思います。    

日課の公園。 | プライベート

日課の公園。

  土日の午前中は、打合せが無い限り、基本的に子供達と近所の公園にいくのが日課です。 最近、もうすぐ3歳になる次男がだいぶ長男の遊びについていけるようになってきました。 それにつれて、ぼくの見守る立ち位置も、子供達から少しずつ離れていきます。 あと2〜3年したら、きっと子供達だけで公園いくようになるのかなと思うと、もう本当にあっという間です。 そう思うと、久しぶりに公園での遊び姿を撮影してみたくなりました。 来週からはジャブジャブ池で水遊びかな。  

グレー+ホワイト+ベージュ。 | いろいろ

グレー+ホワイト+ベージュ。

  モルタルとスタイロフォームと木。 先日打合せでお伺いしました新築現場で、床暖房の断熱用として施工されていたものです。 写真ではあまり伝わらなくて申し訳ないのですが、なんだかとてもキレイで心地良かったんです。   グレー+ホワイト+ベージュの組み合わせは、個人的に流行り廃りのない王道のカラーコーディネートだと思っています。 ポイントは、グレーとベージュは塗装ではなく、素材本来の色を用いることです。 たとえば、グレーならモルタル(コンクリート)や天然石とか。ベージュは木や土あたり。 素材本来の色は、塗装と異なり、濃淡が混じり合った深い表情を持っているので、面積が広くなるほどとても奥の深い雰囲気になります。 そして、グレーとベージュ、二つの素材をニュートラル色であるホワイトが引き立たせる。   すごく簡単な組み合わせですが、これだけでそれなりにおしゃれな空間になります。 実際、繁華街やショッピングセンターを歩くと、必ず一軒はこの組み合わせのインテリアを見かける気がします。あとはギャラリーとか。 この組み合わせに、植栽のグリーンと電球色のペンダントランプがあれば、ほぼ間違いなくおしゃれで心地よい空間になると思います。   もしかしたらぼくの好みだけかもしれませんが、、住宅のインテリアにもオススメです。  

「新しい意味」と「情緒的価値」。 | いろいろ

「新しい意味」と「情緒的価値」。

  先日、木工作家の友人と一緒にエントリーした秋の小物展示会の審査結果が出て、残念ながら書類選考で落選してしまいました。 それで、昨晩は三軒茶屋にあるお気に入りの居酒屋「マルコ」で反省会。 お互いあきらめの悪い人間なので、「ダメだったけど、良い経験になったね。」なんて一度きりの思い出として丸く収めるつもりは毛頭なく、きちんと落胆して自信を無くし、前に進むための言い訳を並べて慰め合い、次回でのリベンジを誓いました。 ただ、今回の挑戦で再確認したことがあります。 それは、"「役にたつ」だけでは、もう通用しない時代になる"ということ。 高品質で高機能といった、いままで日本のメーカーが得意としてきた「役に立つ」強みは、スマホひとつで世界中の製品が簡単に比較できて手に入るいま、決して珍しいものではなくなりました。 実際に、10年前はさんざん酷評されていた中国製品も、いまではかなり高品質になってきています。 それでいて、日本のメーカーに比べて価格がとても安い。 同じような品質と機能であれば、当然少しでも安い方を選ぶと思います。 では、これから先に求められるものは何かというと、それは「新しい意味」です。 例えば、ろうそく。 電球が生まれる前までは「明るくするための道具」でしたが、今は「暗くするための道具」として活躍しています。 電気を消してろうそくの光だけで部屋を照らすことで、落ち着いた雰囲気を楽しむことができるんですね。 電球ができて以降ろうそく産業が衰退しているかと思いきや、じつは今どんどん伸びているのです。 ただ、プレイヤーは入れ替わっていて、当初の「明るくするための道具」としてろうそくを作っていた老舗メーカーは淘汰され、新たに「暗くするための道具」という意味を持たせたベンチャーが急成長を遂げています。 ろうそくとしての性能は全く変わっていないのに、意味を変えることで、新たな価値が生まれたのです。 このことを「意味のイノベージョン」といいます。 あたかも自分が考えたかのように書いていますが、もちろんそんなことはなく、最近のデザイン界隈で注目されている、イタリア発の新しい考え方です。 むずかしい言葉でいうと、「デザイン・ドリブン・イノベーション」といいます。 この考え方の面白いところは、「新しい意味」は発明するものではなく、「いつもぼくたちの目の前にある」という点なんです。 「暗くするためのろうそく」は、「家で過ごす時間を楽しむ」という日常の中から見出された、新しい意味です。 ぼくたちの日常には新しい意味のヒントがたくさん隠れていて、いかに気付くことができるかがポイントです。   もうひとつ。 「情緒」という感覚に、ずっと興味があります。 小物も、洋服も、家具も、キッチンも、車も、みんな「役に立つ」だけでいいなら一番身近で安く手に入るモノを選ぶと思うんですね。 実際、自分も特にこだわりはないけど必要なモノは、なるべく近場で安く手に入れたいと思ってしまいます。 でも、量販品の何倍ものお金を出してブランド製品を買ったり、ほぼ同じ性能なのに国産車の倍ぐらい高価な輸入車を選んだり、既製品より高価でしかも購入するまでに時間のかかるオーダー家具やオーダーキッチンを選ぶ人って、「役に立つ」だけが価値基準ではなく、きっと「心が満たされること」を求めているでのはないかと思うのです。 では、何が「心を満たしてくれる」のかというと、それが「情緒的価値」なのかなって思います。 ちょっと例えが的外れかもしれませんが、大切な人から貰ったモノって、価格や希少性に関係なく、なんでも嬉しいし、とても大切にするじゃないですか。 これってまさに「情緒的価値」だと思うのです。 情緒的価値はとてもパーソナルなもので、それがつまりその人にとっての「新しい意味」でもあるのかなって。   「新しい意味」と「情緒的価値」。 これからもっと深く掘り下げていきたいと思います。  

動物たちのシェルター。 | プライベート

動物たちのシェルター。

  今日、家に帰ってきたら家中の動物たちがデスクの前に大集合しておりました。 おそらく、こどもたちの災難から逃れてきたのだと思います。 特に最近、末っ子が容赦ないのです。 手当たり次第掴んで、そして放り投げます。 動物たちの気持ちになると、たしかにたまったもんじゃありません。 ここなら、安全だと思います。   それにしても、、 動物たちに見つめられながら(中には睨まれながら)こうしてブログを書くのも、なんだか落ち着かないものです。   梅雨があけたら、家族で上野動物園に行こうかな。  

洗濯機を隠す。 | オーダー家具

洗濯機を隠す。

    洗濯機を隠すためのとてもシンプルな箱を作りました。 最初にご相談をいただいたとき、過去に床から天井までの高さで「収納も兼ねた洗濯機を隠すための家具」なら製作経験はあるものの、「洗濯機を隠すためだけの家具」を製作した経験はなく、また、左隣に洗面カウンター、上にはミラー、しかも背板を壁に固定できない、など取付条件も厳しい上、洗濯機の使い勝手を損なわず、メンテナンスも簡単にできるようにと、小さい割にずいぶんたくさんの宿題がありました。 はてさてどうしたものか、、といろいろ考えた結果、パーツごとに分解して現場で組み立てることをを前提に、洗濯機を使うときは天板や前板の上部分を両開きにすることでなるべく開口面積を広げ、またメンテナンス時は前板まるごと簡単に外れるようにしてみました。 ぼく自身、あまり洗濯機を隠したいと感じたことはありませんでしたが、完成してみると、思っていたよりも使い勝手がよく、洗濯機が隠れるだけで洗面所の雰囲気がとても良くなることを知りました。 たしかに、洗濯機は生活家電の中でも特に「生活感」を感じやすいのかもしれません。 特にマンションにお住まいの方は、来客も洗面所を使うことがあるのでとても効果的です。  

見た目の美しさ、機能性。 | オーダー家具

見た目の美しさ、機能性。

  BasisのオーダーTVボードは、基本的にルーバー扉を中心にデザインしています。 ルーバーとは、細長い部材を縦方向や横方向に平行に並べたもの呼び名で、家具をはじめ、建築全般で良く使われています。 住宅だと、よくバルコニーのフェンスやエアコンを隠すパネルで目にすることが多いと思います。 それで、このルーバーは見た目の美しさと機能性を兼ね備えた、とても優れものなんですね。 細長い部材が規則的に並ぶ姿は、どことなく繊細で、日本的な美意識を感じます。 また、視線をほどよく遮ながら通気性も確保できるので、熱を発するAV機器を収納するTVボードの扉にもってこいなのです。 ただ、ルーバー扉には弱点もありまして、ルーバーが苦手な方が一番気になるのは、おそらく扉の中にホコリが入ることだと思います。 たしかに、ガラスなどで閉じている扉に比べたら、ホコリは入ってきます。 とはいっても、経験上、フルオープンほどこまめな掃除が必要ってほどではありません。 週に1回、さっと乾拭きする程度で十分キレイになります。 また、TVボードだけでなく、例えば湿気のたまりやすい洗面カウンターの扉にも、ルーバー扉はとてもオススメです。 *以前製作したことがあるのですが、うっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。。 ルーバーをはじめ、「見た目の美しさ」と「機能性」を兼ね備えたデザインは、とても理に適っていて、おそらく流行り廃りの激しい世界からとても遠く離れた、とても静かで穏やかな世界にあると思います。 ぼくたちがデザインする家具やキッチンも、そんな世界の住人になれるよう、これからも努力していきます。    

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